宿場町の郵便ポストの傍にぼんやりと黒い影
懐かしさはある種の幸福物質
今日もびょうびょうと風は吹き
小鬼の持っている枝の櫻は散ってしまう
泣くな小鬼
お前を待っている人もいる
地蔵菩薩のお供えの牡丹餅を
咀嚼しながら
小鬼はいつか燃えさかる
阿修羅にならんと
密かに宿場町で彼岸花を育てる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 19:15:36
3178文字
会話率:0%
懐かしさの塊が道に落ちていた
亡くなった祖母の笑顔とか
昔亡くした抽斗の鍵とか
でもあの黒い影だけは
思い出したくない
懐かしさの塊は風に吹かれて
遠い故郷へ帰ってしまった
門前橋の手前で
黒い影が背中を押して
私は鬼やらいを呼ばなくてはと
必死で耳を塞いでいた
郷愁には必ずつきものの亡霊
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 16:56:23
1862文字
会話率:0%
懐かしさの、足音は、遥か昔の記憶だ。
戻ります。あの頃に…。
遠い昔の、ノスタルジア。
最終更新:2020-12-13 22:05:53
647文字
会話率:0%
面白くないとは言えない日常。
ただそんな日々にも飽きて来た今日この頃。変わった日常を望む高校生、【結城夏飛】は小学生の時に別れた幼馴染と出会う。
懐かしさに浸りながらこれはこれでいいと思い始めた矢先、数多の不幸が彼を襲う。
「マジかよ…」そ
う思わずにはいられない。
そして俺は……。目を覚ますとそこは摩訶不思議な世界。
人々はここをユグドガルズという。
魔法?もちろんあります。エルフ?もちろんいます。
魔王?馬鹿野郎!軽々しくそんなこと言うな!
いや、そんな怒らんでも…。
なるほど、今世の勇者はもう誕生してるのか。
じゃあ俺は、冒険者になろっ!
これは変わった日常を望む高校生が異世界で冒険者になる物語。
世界は俺の知らないことで溢れてたんだな。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 23:36:11
16285文字
会話率:35%
しがないアラサーのサラリーマン天野大和にはずっと心残りがあった。
それは、今から10年前の高校生時代に片想いしていた同級生、乾千紗に告白が出来なかった事。
関係を壊すかもしれないと言う恐怖と好きと言う勇気を出せず、そのまま卒業する。
そ
の後の春休みにクラスメイトと遊びに行く事になるが、その時最近彼氏が出来たと聞かされ絶望する。
あの時一言伝える事が出来たら関係は変わったのだろうか。
あれから月日は流れ気づけば三十路になり彼女なしの仕事漬けの日々を送っていた。
高校のクラスメイトとは疎遠になりたまに連絡が来たかと思えば、結婚しましただの子供が産まれましただのといったものばかり。
そんな自分はといえば、アパートと会社の往復ばかりの生活はまるでループしているようだった。
そんなある日、かつてのクラスメイト西野光輝から呑みに誘われる。
久しぶりに会った懐かしさと楽しさで、ついつい飲み過ぎてしまい気を失ってしまう。
そして目を覚ますとそこは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 02:32:44
1685文字
会話率:37%
ある夜、僕は屋根裏部屋を覗いた。鍵がかかって、開くはずのない屋根裏部屋だ。
そこに居たのは、僕と背格好の似た少年。なぜだか懐かしさを感じつつ、少年の様子を伺う。
気が付くと、いつもの朝だった。夢だったのだろうか。なぜ僕は、涙を流しているのだ
ろう。
突然、父さんが屋根裏部屋へ行こうと言った。そこで父さんは、ある少年の話をしてくれた…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 23:28:44
995文字
会話率:44%
タウフェンベルク領の街の一角で、亡き母から継いだ、客の悩みに合わせて調合する薬草茶店(クロイターティー)をひとりで切り盛りする十七歳の少女イーリカ。
薬草茶は怪しげだと思う人たちからは避けられるため、幼い頃から友達すらいない。
イーリカ
には秘密がある。それは人々から忌み嫌われる『悪しき魔女』の末裔だということ──。
ある日イーリカは、深刻な不眠症を抱えたタウフェンベルク伯爵家の嫡男、ノアと出会う。初対面のノアにどこか懐かしさを覚えるイーリカ。それもそのはず、幼い頃にふたりは出会っていたのだ。しかし、ある事情により、お互い記憶をなくしていた。
忘れても忘れても、彼と出会ってしまえば、何度でも恋をしてしまう──。
悪しき魔女と忌み嫌われ恋心を忘れた少女と記憶を失った青年との恋のお話。
この作品は「Nolaノベル」様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 12:09:50
155134文字
会話率:26%
このお話の主人公、寺内颯。彼は平凡な日常に退屈していた。そんなある日、突如として現れた謎の転校生、花空美久。彼女と座席が隣になってしまった彼は、妙な違和感を感じ彼女のことをなんとなく不審に思っていた。そして何故だか、彼女の顔に見覚えがある
ような気がする。もしかしたら以前どこかで会ったことがあるのかもしれない。
美久に街の案内を頼まれ、引き受けることにした颯。
二人は思い出の場所に足を運んだ。
懐かしさと共に過去の記憶が蘇る。
彼はいったい何を思い出したのか。
そして彼女に隠された秘密とは。
軽快な会話と連続する急展開、期待を裏切るボーイミーツガール。彼の退屈が塗り替えられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 11:00:00
5923文字
会話率:83%
地方の食品メーカーに務めるくたびれたサラリーマン亮一は、ある日スマホの機種変更で、データ移行中に高校生の頃ハマっていたオンラインスマホゲームアプリ『竜騎士と天空都市』を発掘する。
懐かしさに思わずネット検索をしてみれば、ゲームは来月末に
サービス終了と予告されていた。
サ終とあっては名残惜しくなり、彼はゲームにログインしてみる事にしたのである。
カムバックボーナスの一つに『ティアドロップ』なる課金者限定強化アイテムがあった。該当アイテムをタップして『使う』を選択。
次の瞬間──
「は?」
亮一はなんと、自宅アパートの畳の部屋ではなく、草原に立っていた。
振り返るとそこには放置され続けて機嫌を損ねた相棒のワイバーン。
残っていたはずの5百人ほどのアクティブユーザーの姿もなく、何故かただ一人、『竜騎士と天空都市』の世界に放り込まれた亮一。
彼はログイン時の願望を思い出す。
「最後にもう一度、相棒と飛ぼう。始まりの土地から、最終章まで」
どこまでも続く青空と、緑に覆われた隆盛の跡。
ポスト・アポカリプス、心地よい破滅の世界を、亮一はのんびりと旅する。
ツンデレな相棒と共に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 00:00:00
3705文字
会話率:10%
「ルイスはまだ、お姉様のことを愛しているのよ。…だって彼、この街を離れようとしないもの。帝国最大の貿易港、ルーランチェ。ここが、お姉様の最も近くに居れる場所だから」
レラント王国第一王子の教育係を任されているベンガルは、急遽隣国のラン
ドルアディス帝国へ渡ることになった。目的は、たった一人で異国の地へ渡って行ってしまった王子を連れ戻すことである。
十年ぶりに訪れる帝国の街並みは、あの時と何も変わってはいない。懐かしさと共に帝国の地へ降り立ったベンガルを待っていたのは、親友との出会いだった。
そして、すれ違いのままに別れたかつての帝国の伯爵令嬢、レティーシアと、男爵令息、ルイス。十年間、止まったままだった二人の間の時が、今、動き始める__。
*これは、「王太子殿下に求婚されています!〜裏切られた伯爵令嬢のハッピーエンド〜」の続編になります。
https://ncode.syosetu.com/n2496hj/
↑前編の方はこちらから
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 21:00:00
22697文字
会話率:52%
春から新学期を迎える桐依は、不思議と懐かしさを感じる青年、鳳輝と出会う。桐依と同じ花札研究会に所属し、幼馴染でもある月乃は、徐々に2人の相性の良さに疑問を持つようになっていく。
最終更新:2022-10-17 05:36:09
3276文字
会話率:32%
二学期初日の朝、夢である女の子の声を聞いた高校二年生のアキト。
聞き覚えはないけど、どこか懐かしさに溢れた声。
この声の持ち主はどんな人なんだろう。
なんとなくただ無難に毎日を過ごしていた彼にに起こった奇妙な出来事。
でも、奇妙な出来事の一
つ一つに、必ず特別な意味があるわけではない。そもそもこんな僕に”特別な何か”なんて起こるわけがない。
アキトはそう思っていた。
しかし、そんなアキトのクラスに転校してきたのは、その声の持ち主である冬野未羅だった。
知れば知るほど何かを隠しているように見える彼女に惹かれていくアキト。
そんな彼は願ってしまったのだ。
その秘密を知りたいと。彼女を守ってあげたいと。
知る覚悟なんてありはしないのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 22:11:13
158880文字
会話率:21%
普通の人生を謳歌する、主人公の天草克也(あまくさかつや)。
今まで、克也の人生において、特別なことは【記憶】にあるかぎり起きていない。
そんな克也のもとに、1人の少女が現れる。
初対面の筈の少女に、何処か懐かしさを覚える克也。
当たり前
だった日常が、あっさりと崩れ去り、止まっていた時計の針が動き出す。
それが、どんな未来に向かっていようとも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 12:55:28
134471文字
会話率:33%
初夏のある日、自宅のクーラーを約1年ぶりに作動させようとするも動作不良を起こす。暑さにやられた主人公『ソラ』は冷房を求め、行きつけの喫茶店に足を向けた。
喫茶店につき、既に顔見知りになっている大学生のアルバイトに注文をすると、普段喋らないマ
スターとカウンターで話し込んでいる客がいることを聞く。
やれ、寡黙なマスターの知り合いとはどんなだと気になり横目で見てみると、その客は目をまん丸とさせこちらをじっとみつめているではないか。初対面のはずなのにどこか懐かしさを感じさせる異国風の紳士は私を見つめるなり日本語でひとつの質問をしてくる。
「ああ、ああ、やっと見つけた。随分と待たされたものだ。早速だが君は別世界の存在を信じるかい?」
ふと興味が湧いた主人公は暇つぶしに不思議な老人『ベン』の話し相手になり、異世界の存在・渡り方を教えられることとなる。
その帰り道、好奇心からその方法を試してみると―――。
処女作です。 不定期更新となりますので気長に更新をお待ちください。 稚拙な文章ではありますが何卒、お付き合い下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 16:18:25
452文字
会話率:12%
小学一年生ぼくの夏休みのお話。
こちらはアーカイブ拙作です。
最終更新:2022-07-09 10:02:56
8584文字
会話率:30%
人界のエルフ族なのに魔界の魔族にしかない魔眼を持つ女剣士ライラヴィラ(ライラ)。ある日、なぜか懐かしさを感じる金の瞳の凛々しい男レグルスと出会う。彼は探している友人が勇者に会いに来たはずだと手掛かりを求めていた。ライラは彼の助けになればと
、大魔王に対抗する勇者を育成する村へと案内する。ところが村の長老である賢者はレグルスが村に入るのを拒否したため、彼は村から立ち去った。
隣町で再会した二人は大魔王の厄災をきっかけに共に魔界へと旅立つ。世界を滅ぼさんと彼方でうごめく存在から故郷を守るために二つの世界を行き来するうち、ライラとレグルスは互いに唯一無二の存在だと意識していく。
序盤はペースを上げ、話の流れに合わせて毎日1回〜数回更新予定です。「カクヨム」にも同時投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 12:00:00
963356文字
会話率:39%
「母さんが行った旅に出てみたい」
15歳になったルーニャは魔女リチスとともに精霊使いの杖を作る旅に出た。
それは、世界各地を回って12の宝石を集める旅。
それは、過去に母とリチスが旅した旅路をなぞる旅。
懐かしさと新しさが入り混じった旅の果
てには何が待っているのだろうか―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 02:13:54
2333文字
会話率:47%
桜が咲く田舎の駅舎を舞台にした、とある少年少女の出会いと別れの物語。
曰くつきの桜にまつわる謎に触れていく、ちょっと不思議なヒューマンラブミステリー。
(※本格推理ではなく探偵もでません。人間ドラマ、いいお話、感動系、恋愛が絡んだ作品です)
人気の無い夕暮れの駅にて、場違いなお茶会を開くセーラー服の少女と男装の麗人。
偶然、近くを通りがかった主人公は少女の笑顔にどこか懐かしさを覚える。
少女はいったい何者なのか。夕暮れ時にお茶会を開く理由とは?
会話の中で謎を追っていくうちに真っ青な桜が咲き乱れて、主人公は大事な記憶を思い出す……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 00:00:00
9529文字
会話率:34%
ブラック企業に勤めるおっさんがフルダイブVRMMOをプレイする話です。
読者の皆様との約束「無双はしません絶対に!」
2021.1.14(たまにするかも)
チートはアカ消しされるよね
バグは修正されるよね
特殊な強スキルセットは弱体化修
正されるよね
ゲーム外に謎の意思や陰謀は無いし
運営を困らせる斜め上の行動も無し
効率やメリットも大事だけど、
もし、本当に自由にやりたいことをやるのなら地道で面倒な事も大事
苦労を買ってでもしろとか皆つらいのを我慢してるんだとか言わないし、
苦しいなら逃げてもいい
でも、もし自分に出来る面倒な事ならやってみるのも一つ
自分の意思が在るようで無い様な流されるままで、頼まれると断れない。
それでいてお人よしと言うわけでも無い。
何かうまく行かないな~なんて言いながらゲームする
そんな主人公の話。
誰が言ったか遠回りが一番遠くまで行けるんだよ。
そんな言葉を表現するような、
近道を行こうとする周りのプレイヤーを置いてどこまでも行っちゃうそんな話を目指してます。
また、完全に個人的な趣味で、最新ゲームであるはずのVRに妙に懐かしさを感じるレトロゲーやアーケードゲーの匂いをさせています。わざとです。そういうゲームが好きだからです。
残酷な描写は、念のためです。筆者はあまり得意ではありません。
第一部完了しました。
第二部はおっさんRPGをはじめるの予定
出来る範囲でがんばる更新です。
2021.2.17 作者の名前代わりました。旧 沼池 うろち → 雨薫 うろち 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 19:00:00
1467102文字
会話率:37%
懐かしさのなか、わたしは追い求めていた
最終更新:2022-04-25 12:32:42
371文字
会話率:0%
何気ない日常その中で起きる不思議な出会い。あなたはそんな経験をしたことはありませんか?
雨の中、外を見たら不思議な女の子が立っていた。不気味なのになぜか惹かれる。これは一人の少女と一つの「記憶」のお話。
最終更新:2022-04-21 09:37:19
1296文字
会話率:35%
懐かしさを感じて勢いで書きました。
読んでいただけたら幸いです。
最終更新:2022-04-17 21:28:30
687文字
会話率:0%