時代は大正末ごろ
古い友人と旧交を温めた男は昔の怖い話を思い出し、
それを妻に聞かせるのだが、その話を聞いた妻の様子がおかしい
最終更新:2023-08-20 17:46:47
3574文字
会話率:33%
*この話は、もしも江戸幕府が永久に続き、幕末の流血の争いが起こらず、平和な時代が続いたら……と想定して書かれたフィクションとなっております。
大正時代・昭和時代を省き、元号が「平成」になる前に候補とされてた元号を使用しています。
映像化
された数ある大奥関連作品を敬愛し、踏襲して書いております。
リアルな大奥を再現するため、性的描写を用いております。苦手な方はご注意ください。
時は17代将軍の治世。
公家・鷹司家の姫宮、藤子は大奥に入り御台所となった。
京の都から、慣れない江戸での生活は驚き続きだったが、夫となった徳川家正とは仲睦まじく、百鬼繚乱な大奥において幸せな生活を送る。
ところが、時が経つにつれ、藤子に様々な困難が襲い掛かる。
祖母の死
鷹司家の断絶
実父の突然の死
嫁姑争い
姉妹間の軋轢
壮絶で波乱な人生が藤子に待ち構えていたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 10:00:00
160549文字
会話率:39%
大正時代。元男爵令嬢の東明満穂は実家の没落を機に平民を身をやつし、活動弁士として働く兄と助け合いながら暮らしている。
カフェーの女給をしていた満穂は客の一人、出版社に勤める加地篤正という男から、女学校時代に培った教養の高さを生かしてタイピス
トにならないかと勧誘される。彼のお陰でタイピスト資格を得た満穂は現在、出版社で働くモダンガールとなっていた。
記者である篤正には恩があるけれど、色男の彼から口説き文句のような言葉を言われたり、ネクタイを結ぶのが苦手な彼のネクタイを結んであげる度、本気にしてはいけないと己を戒めて躱す日々。
そんな満穂の前に、かつて婚約していた元許嫁の登一が現れるようになって……。
R15は念の為。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 16:13:11
37168文字
会話率:46%
――そうだよ、私は約束を守るのがモットーだからね。
女癖が悪く強欲な社長の元で雇われ探偵をしている辰巳は、複数いる社長の恋人のひとりから新しく囲ったとされる女性の調査依頼を受けた。
それとほぼ同時に、社長からも高級料亭に関する調査を
しろと指示も受け、辰巳は相棒である化け狸の藤吾と共に軽い気持ちで捜査を始める。
全く関係がなかったふたつの調査依頼の内容は、調査を進めるうち思わぬ関わりを持っていることが分かって……
震災も戦争も体験しなかった大正時代。
人間と八百万の神々が共に暮らす日ノ本で起こるちょっと不思議な物語。
***
その国はヒトと異形の者が共に暮らす国。
姿形は似ていても、全く違うその者たちはそれでも折り合いを付けて暮らしている。
折り合いが付く事もあれば、付かない事もあり。
結果、残酷な結果となったとしても……それはこの国では当たり前の事。
老いも若きも、男も女も、ヒトも八百万も、皆同じ。
強さ、弱さ、狡さ……そして優しさ。
それら様々な気持ちを身の内に内包し、見せたり隠したりしながら、自らが消えていくまでの限りある時間を生きている。
日ノ本は、ヒトと八百万の神と呼ばれる異形の者が共に暮らす国。
どこにでもあるごく普通の生活が営まれている。
この世の中は常に……愛すべき、ろくでなし達の生きる世界なのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 11:00:00
50805文字
会話率:50%
不思議な閃光を浴びて帝都の人間が皆、木に変わった。たまたま運良く結界の貼られた中にいた三人は、人のいなくなった帝都を彷徨い出会うことになる。大正時代の実業学校学生作之助、高等女学校に通うきゑ、乙種音楽学校の女学生栞子の三人だ。三人はそれぞれ
閃光のあとで無意識に何かを与えられていた。それがそれぞれ銅剣、銅鏡、勾玉だった。やがて三人は彷徨った後に、三人に共通性のある出来事に辿り着く。そしてそれがこの世の再生のために三人が選ばれた理由だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-03 17:11:16
3233文字
会話率:44%
時は大正9年(一九二〇年)、話は日本の華族が多く寮生活をする聖アリギエーリ高等女学校より始まる。その女学校の生徒の少女――彼女は第一次世界大戦後の混沌とした世界や国内情勢を動かす力、『革命魔法少女』であった。
国家の成立時、必ず動乱を経
験するものである。その時、登場したのが『革命魔法少女』である。その不思議な力により数々の動乱において活躍した少女たち――それを『革命魔法少女』と呼んだ。
日本において近くは幕末の動乱の時期に、海外においても古くは古代メソポタミアにその記録があった。十代程度の肉体的年齢を持った彼女らは敗戦国ドイツに、革命ロシアに、そして新興国アメリカにも出現し、魑魅魍魎の国際政治の場においてもその『魔法』を発揮することとなる。
歴史は語っている。
『戦時や平時を問わず、『革命魔法少女』をうまく活用した国家はそうじて覇権国家の地位を占めることとなるのは歴史の示す事実である。一方でその利用を誤った国家は滅亡への道を歩むケースが多い。
彼女らは今後生み出されるいかなる新兵器や社会制度よりも、より副作用の大きい劇薬と言えるであろう イタリアの歴史学者アンティオコ=ティツィアーノ(1855~1901)』
彼女らは一体何なのか。そして彼女らの使う『魔法』とは。
大正時代の日本帝都東京を舞台に、華麗なる『革命魔法少女』たちの戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 20:15:54
59487文字
会話率:30%
これは、不器用な二人が、無くした記憶を追いかける中でお互いを必要としていく物語。
時は大正36年。
帝都・東京は関東大震災から立ち直り、西洋の文化と入り混じりながら華やかに復興を続けていた。
「先生、本当にしっかりしてください」
「ごめ
んねぇ、何から何まで世話してもらって」
とある帝都郊外、生まれも名前も全てを忘れて、怪我まみれで行き倒れていたところを、一回り以上年上の男・浅葉(あさば)に拾われた少女。
身の回りのことすらろくにできない浅葉だが、これでも優秀なシキガミ遣いだという。
シキガミとは自身の霊力を持って励起する使い魔のこと。
少女は潮(うしお)という名前をもらい、彼のもとで記憶を取り戻すべく、シキガミや女中達と屋敷でのんびりお仕事生活……と思いきや。
実は、潮の失われた記憶に大きな秘密があり……?
失われた記憶を取り戻すとき、少女は本当の幸せを手に入れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 08:20:34
27720文字
会話率:40%
「頭脳明晰、恋には臆病」なふたりの研究生活。舞台は日本の大正時代によく似たどこか。設定はゆるふわ。歴史小説というよりファンタジー寄り。
私立女学校の教員畑中美代子(はたなかみよこ)は、人生を捧げると決めた研究のための精進を怠らず、三十路を
迎えた。大学時代の研究仲間で華族令息の凪見小路通麿(なぎみのこうじみちまろ)に請われ、帝国考古学研究所に転職。烏池小路と共に古文書解読と検証の案件に取り組む
実は大学時代から美代子を溺愛している凪見小路。不羈独立(ふきどくりつ--つまり他人に借りを作らず頑張るひと)の志を凪見小路に尊重されていることにも、自分の恋心にも、気づいていない美代子。
連作形式にしたいと思っていますが、とりあえず第一章で完結予定。最初の案件は大航海時代にヨーロッパの楽器と西太平洋の楽器で奏でられた合奏曲の謎にまつわる物語。
他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 19:00:00
8749文字
会話率:21%
時は大正時代。とある日不思議な笛の音色に導かれた青年、宮森司は、満開の桜の下で天女のような絶世の美女に出逢う。どうやらその美女は桜の精霊らしくて……。
これは桜の精霊と優しい青年が送る、切なくて儚いラブストーリーである。散りゆく桜のよう
な一瞬の恋物語を楽しんでいただけたら幸いである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 18:29:34
4967文字
会話率:55%
神の力を持つ一族が治める帝国。
貴族は神の力を継いでおり、年々弱くなる力を維持するため、帝国の中央と呼ばれる機関で結婚を管理されていた。
貴族家の義務として、中央からの縁談は断ることができない。伯爵家の娘である日菜子も中央からの縁談を受けた
。ところが、顔合わせをする前に相手側から断りの連絡が。前代未聞の事態に、日菜子の立場は悪くなる。
生家では後妻に役立たずと罵られ、縁を切られる。その後、亡き母の兄家族に引き取られたが、一人で生きていくことを決意。カフェでの仕事をしつつ、独り立ちするために母の実家の家業である護符師となるべく学び始めた。護符師とは穢れを祓う道具を作る職業で、幸いにして母の一族は腕のいい護符師を出す一族だ。
仕事に、勉強にと忙しくしていたある日、後妻がカフェにやってきた。
中央から縁談が来ているから家に戻るように言われるが、日菜子は生家に戻るつもりはなかった。
二度目の縁談はこちらから断るつもりでいたのに、会いに来た婚約者と名乗る軍人は三か月の交流を提案してきた。
◆注意◆
舞台は大正時代風の異世界となります。なので、電気・ガス・ラジオ・自動車・電話あります。異世界で存在してほしくない方はブラバ推奨。
一日二回、10時と20時に更新。ストックがなくなり次第、一日一回に変更予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 20:00:00
99069文字
会話率:55%
「どうか私の側に――」
わたしを妻に望んでくれたのは、黒い髪の美しい青年でした。
あやかしの生贄になるために買われた少女が、助けてくれた不思議な青年と暮らす中で恋心を育て、やがて愛されるお話。
身代わり花嫁の和風ファンタジーをはじめて
書いてみました
ふわっと設定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 10:27:12
14365文字
会話率:40%
野間初男は水晶を買い求める為に山梨県の昇仙峡の水晶房に行く。主人和田健二から水晶のペンダントをプレゼントされる。そして故郷の和田村の和田健一に荷物を持っていってくれと頼まれる。
和田村の和田健一の家に立ち寄った野間は和田健二がくれた水晶は
この近くにある物見石山の麓ににある石山部落でしか採れない貴重な水晶だと教えられる。石山部落に行くことを和田健一から勧められる。
石山部落に入った野間は村長の石神家に立ち寄る。そこで“しの”という妙齢の女性に引き合わされる。しのと共に物見石山の麓にある湖を巡り歩く。そして石神家で一泊してしのと一夜を共にする。
常滑の自宅に帰った野間のもとにしのがやってくる。2人は1年間夫婦のような生活を送る。しのが妊娠して、出産間際に野間の家から姿を消す。
彼女は物見石山の麓の湖の地下深くにある水晶宮に帰ったと知る。それからしばらくして、東京で暮らしている野間初男の伯父が死亡。葬式の為に野間は東京に行く。
葬式後伯父の娘が婚約者と一緒に、婚約者の実家の山梨県石和町に行く。そこで婚約者の祖母が和田村の出身であること、出稼ぎで和田村を出る前に石山部落でしのに会っていることを知る。といってもそれは大正時代の事である。祖母の話から野間はしのが水晶の精であると知らされる。
翌日婚約者の家から和田村まで直行して、徒歩で石山部落まで行く。
しのに会うためには湖に飛び込んで地下深くにある水晶宮に行かねばならないと教えられる。死ぬことも予想される。野間は死を覚悟で湖に飛び込む。
必死の思いでしのの待つ水晶宮に入るが、そのとき野間の肉体は消え去り、魂の世界でしのとの永遠の至福の世界に入る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 15:32:44
49335文字
会話率:13%
大正時代をいきた若き文豪と職業女性の愛を描きます。
最終更新:2023-05-05 17:14:00
33777文字
会話率:51%
大正時代の民謡の東京節が好きだったので、現代版を作ってみました。
最終更新:2023-04-23 03:38:34
577文字
会話率:0%
世界を救った後に濡れ衣を着せられた聖女レティシア。彼女は火炙りの刑に処されるが、気付けば神聖大日本帝国という国に召喚されていた。
「この国でもまた、聖女として望まぬ戦いを強いられるのかな?」
不安を抱くレティシアのまえに軍服の男が現れる
。彼は魔導具らしき物でなにかを確認すると、レティシアの隣にいた黒髪の少女に向かって片膝を突いた。
「よく来てくれた、巫女殿」
……巫女?
*カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 20:00:00
271434文字
会話率:48%
婚約者の王太子に濡れ衣を着せられ、処刑を宣告された救国の聖女レティシア。彼女は火炙りの刑に処されるが、気付けば大正時代の神聖大日本帝国という国に召喚されていた。
「この国でもまた、聖女として望まぬ人生を強いられるのかな?」
不安を抱くレ
ティシアのまえに軍服の男が現れた。
彼は目の前で片膝を突き――
「よく来てくれた、巫女殿」
隣にいる女の子に語りかけた。
彼らが執り行ったのは巫女召喚の儀で、目当ては妖魔を滅ぼす力があると語り継がれる、巫女の素質を持つ女の子。召喚に巻き込まれただけのレティシアは必要とされなかった。
特務第一大隊の隊長に用無しと告げられたレティシアは、はみだし者の集まりと揶揄される特務第八大隊に拾われ、女中として働くことになるのだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 20:03:19
36686文字
会話率:46%
大正時代。女学校の一生徒が縊死。自殺か、それとも……青年教師との不倫の恋が示唆されるが、疑惑の青年教師は行方不明になってしまう。
可憐な少女らに潜む、無邪気な狂気。
この作品は「https://play.google.com/store/
apps/details?id=com.hogege.hitogatakidan」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 20:31:59
10186文字
会話率:19%
大正時代。公園にて一少年の他殺体が発見される。捜査にあたった米倉刑事が見た、「美少年」の命がけの悲恋
この作品は電子書籍「大正万華鏡」にも収録しています。
「大正万華鏡」は以下から購入できます↓
https://www.amazon.co
.jp/dp/B0BMGSWYPF
https://www.kobo.com/jp/en/ebook/gDGRlHpaqzalVhWK2Ywrdg折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 20:49:44
10010文字
会話率:54%
大正時代。孤児の女中・初は神野の屋敷に奉公することに。人里離れた鬱蒼とした森の奥、陰鬱な屋敷の主は、隠棲した美青年。屋敷の蔵には、彼の狂気の妹が幽閉されているという。閉じた蔵の中で繰り広げられる、妖美なおぞましい楽園。
この作品は「htt
p://wordwordother.web.fc2.com/」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 20:15:48
30568文字
会話率:23%
没落した華族令嬢、凛々子は明日、この街を出る。借金のために成金の桐生喜一の妾になることになったのだ。凛々子は恋い慕う慎介のところへ別れの挨拶へ向かうのだった。
※大正時代をモデルにした架空の街が舞台です。異世界転生の要素がありますが、敵を
倒したりということはありません。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 18:34:20
12031文字
会話率:24%
とある帝国の名家のお嬢様は、両親が他界してしまったことで莫大な遺産を手にする事になった。
遺産を狙う親族と、可愛い孫娘を守るために隠居した祖父が苦肉の策として用意したのは異国の青年との婚約。
という夢を見たので書き起こした短編です。
最終更新:2023-02-27 02:37:38
7564文字
会話率:66%
その幽霊は壁に立てかけてあったお掃除ワイパーの柄を掴み、こちらに近づいてきて――いきなりそれを俺の頭に打ちつけた!
「痛え!」
「この大馬鹿者!34歳にもなって嫁もいないのに貴重な休日をそんなことで潰してどうしますの!明日は朝一で結婚
相談所に入会していらっしゃい!」
何故か初対面の幽霊に婚活強制される羽目になった俺は、成り行きでその幽霊と曽曽爺ちゃんの100年前の恋の真相を探ることになったのだが……ホラーミステリコメディ 全12回完結
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-19 14:09:48
23183文字
会話率:64%
大正時代、少女はとある疑問を抱いた。
最終更新:2022-11-12 06:04:54
2154文字
会話率:36%