どこにでもいる体育会系JKこと森川愛。昼休みの間、一人黄昏れていた彼女の前に、風紀委員長・和田村が現れる。彼はあろうことか、愛に対し「太りますよ」と言ってしまう。
それに怒った愛は、生真面目な和田村に一泡吹かせてやると心に決め、彼の弱み
を探る。
尾行してすぐ、和田村のことを見失った愛は行きつけの喫茶店へ向かうのだが……
約4500字完結短編作品、どうぞご賞味あれ。
※この作品は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 08:38:39
4530文字
会話率:44%
野間初男は水晶を買い求める為に山梨県の昇仙峡の水晶房に行く。主人和田健二から水晶のペンダントをプレゼントされる。そして故郷の和田村の和田健一に荷物を持っていってくれと頼まれる。
和田村の和田健一の家に立ち寄った野間は和田健二がくれた水晶は
この近くにある物見石山の麓ににある石山部落でしか採れない貴重な水晶だと教えられる。石山部落に行くことを和田健一から勧められる。
石山部落に入った野間は村長の石神家に立ち寄る。そこで“しの”という妙齢の女性に引き合わされる。しのと共に物見石山の麓にある湖を巡り歩く。そして石神家で一泊してしのと一夜を共にする。
常滑の自宅に帰った野間のもとにしのがやってくる。2人は1年間夫婦のような生活を送る。しのが妊娠して、出産間際に野間の家から姿を消す。
彼女は物見石山の麓の湖の地下深くにある水晶宮に帰ったと知る。それからしばらくして、東京で暮らしている野間初男の伯父が死亡。葬式の為に野間は東京に行く。
葬式後伯父の娘が婚約者と一緒に、婚約者の実家の山梨県石和町に行く。そこで婚約者の祖母が和田村の出身であること、出稼ぎで和田村を出る前に石山部落でしのに会っていることを知る。といってもそれは大正時代の事である。祖母の話から野間はしのが水晶の精であると知らされる。
翌日婚約者の家から和田村まで直行して、徒歩で石山部落まで行く。
しのに会うためには湖に飛び込んで地下深くにある水晶宮に行かねばならないと教えられる。死ぬことも予想される。野間は死を覚悟で湖に飛び込む。
必死の思いでしのの待つ水晶宮に入るが、そのとき野間の肉体は消え去り、魂の世界でしのとの永遠の至福の世界に入る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 15:32:44
49335文字
会話率:13%
「また何か面倒な帽子なんですか」
ある夜、和田村が彼の部屋を訪ねると、彼はいつものようにバランスボールの上で、見慣れない帽子を眺めていた――。
一個の帽子から始まる、日常系推理小噺。
※世界一有名な名探偵シリーズより、とある一編のパロ
ディです。
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「カクヨム」「ノベルアップ+」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 13:16:27
9945文字
会話率:67%