公立 西和泉高等学校2年の間宮 智紘は、放課後に寄った図書室である女子生徒と出会う。
その女子生徒は、3年図書委員の翠月 璃玖だった。
智紘は、璃玖に“ちーくん”と呼ばれながら行動を共にしていく。
ある時、智紘は璃玖に“私の嘘カレになって”
と頼まれて──?
“出会い”から始まる、優しい青春小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 12:32:55
6704文字
会話率:61%
河川敷の帰り道を歩いていた女子高生の木村楓は、高架下でしゃがみ込むクラスメイト兼図書委員会で一緒に図書当番のペアを組んでいる水島雫の姿を見つける。何をしているのだろうとそっと近づいてみると、彼女は捨てられていたエロ本を熱心に熟読していて…
…。
気怠げ女子高生木村さんと、木村さんのことが少し気になる水島さんによるちょっと変わった学園生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 06:23:15
93969文字
会話率:35%
高校2年生になった木戸優佑(きどゆうすけ)は睡眠不足が原因で委員会決め中に居眠りしてしまい、去年の経験からやりたくなかった図書委員をまたしてもやる事になってしまう。
委員会の集まりに向かう途中、ひょんなことから噂の美少女である氷室有栖
(ひむろありす)と関わりを持つようになる。
彼女にとって初めての友達になった俺は段々と友達以上になっていき……
「待て、これは流石に友達同士でもやらないんじゃないか」
「そんなことない、このくらい普通」
これは人と関わることが少し苦手な彼女と、人と関わるのが少し面倒な主人公との甘い恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 01:00:00
141069文字
会話率:57%
図書委員になった僕、朽葉秤を待ち受けていたのは未完ミステリの真相を探る美人先輩、桜庭奏だった。
全く違う推理術を駆使する二人の探偵による推理バトル&頭脳戦が、校舎の片隅で幕を開ける!!
図書室で繰り広げられる頭脳戦に加えて、二人の恋愛もあっ
たりなかったり。
※殺人事件をテーマにすることもありますが、人は死にません。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 22:10:45
93995文字
会話率:47%
「好き」を素直に伝えたい。別れがツラい…… 「恋」がテーマの短歌
最終更新:2023-11-25 20:46:05
8699文字
会話率:21%
高校の図書委員会の副委員長という属性しかない俺こと村井悠人は幼馴染と海で旅行中、溺れている女の子を助ける代わりに命を落とした。
しかし、目覚めると見たことのない姿で異世界に転生してしまった(?)。
異世界では副委員長以外の属性獲得の為!
そして女の子達に出会うため!異世界ライフを堪能するそんな話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 22:48:42
240867文字
会話率:27%
文学オタクの図書委員、立澤綾羽と彼女の家系をめぐる謎に巻き込まれる主人公。運命の分岐点はいつも日常の隣にある。
最終更新:2023-10-24 13:48:16
1743文字
会話率:54%
詩仙学園2年生の「竹園海(たけぞのかい)」はクラスでは変人と呼ばれ、浮いている存在だった。
そんな所謂インキャの彼は、学園内で唯一といっていいほどの関わりを持つ生徒がいる。
それは1学年下の「川上唯(かわかみゆい)」、同じ図書委員で家が隣
同士というだけの、それでいて一定の距離感はある不思議な関係性である。
ある日の図書委員の仕事を終えた後の海のアルバイトで事件は起こった。
ピザの配達を終え、帰路に着こうとしたところ、海は屋根の上を飛び移るように走り抜ける人影を見つけ追いかけるとそこにいたのはなんと「忍び装束を身に纏った川上唯」の姿だった。
事情を聞くと、唯は公安直属部隊の「現代に生きるくノ一」と海は知ってしまう。
公に出来ない事情だったため、2人は互いに秘密を守る約束をしたのはいいが………
その翌日、何故か唯が海にアプローチを仕掛けてきて………!?
これは「現代に生きるくノ一」である唯が社会の暗部に斬り込みつつ、海とも不器用ながらも少しずつ恋の一歩を踏み出して共に歩んでいく、「スパイアクション×スクールラブコメ」である。
※短編も公開していますので、プロローグの方はそちらを先読みしていただけると幸いです。
なお、視点は一人称から三人称に、文も大幅に変えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 12:42:11
11935文字
会話率:45%
詩仙学園2年生の「竹園海」(たけぞのかい)はクラスでは浮いている変人で友人もいない、所謂インキャの少年だ。
そんな彼は、学園内で唯一と言っていいほどの関わりを持つ生徒がいる。
彼女の名は「川上唯」(かわかみゆい)、1学年下の、海と同じ図書委
員で、家が隣同士でもある………というだけの関係性なのだが。
図書委員の仕事を終えた後、海がアルバイトをしているピザの配達を終え、帰路に着く途中、屋根の上を飛んで渡る人影を見つけ、そこに向かうと、そこにいたのはなんと“忍びのような装束を着た唯“だった。
事情を聞くとどうやら彼女は公安直属下の「現代に生きるくノ一」とのことで、海と唯は互いに秘密を守る約束をする。
その翌日、何故か唯が、前日まで興味もなさげだった海に対してアプローチを仕掛けるようになってきて………!?
これは「現代に生きるくノ一」である唯が社会の暗部に斬り込みつつ、海とも焦ったくも不器用に恋の一歩を歩んでいく、『スパイアクション・スクールラブコメ』のプロローグである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 12:43:09
5971文字
会話率:43%
海城彰は、かつて普通の中学生だった。たった一つの事を除いて。
そのたった一つの普通じゃない事とは、変人で知られた御門明実と幼稚園からの幼馴染だったということだ。
無事に高校合格を果たしたと思った帰り道に襲った交通事故。大型トラックに撥
ねられて、そのまま死ぬかと思われた彼を救ったのは、その明実であった。ただし女の子の海城アキラとして!
慣れない体に戸惑う事も少なくなった二学期、深まった秋のせいかまたまた事件が発生する。
図書委員会副委員長の藤原由美子が支配する図書室に大学生が乱入してきて…。
池田 和美がお送りするドタバタ活劇。『出来事シリーズ』の番外編。はじまりはじまり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 01:52:21
279453文字
会話率:45%
海城彰は、かつて普通の中学生だった。たった一つの事を除いて。
そのたった一つの普通じゃない事とは、変人で知られた御門明実と幼稚園からの幼馴染だったということだ。
無事に高校合格を果たしたと思った帰り道に襲った交通事故。大型トラックに撥
ねられて、そのまま死ぬかと思われた彼を救ったのは、その明実であった。ただし女の子の海城アキラとして!
そんなドタバタした一学期も無事(?)に過ごし、アキラたちの通う清隆学園も夏休み。
そこへ新命ヒカルのもとへ相談事が舞い込んで…。
一方その頃。図書委員会副委員長の藤原由美子は、今日も図書室でカウンター当番についていた。
池田 和美がお送りするドタバタ活劇。『出来事シリーズ』の番外編。はじまりはじまり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 11:34:15
219926文字
会話率:48%
海城彰は、かつて普通の中学生だった。たった一つの事を除いて。
そのたった一つの普通じゃない事とは、変人で知られた御門明実と幼稚園からの幼馴染だったということだ。
無事に高校合格を果たしたと思った帰り道に襲った交通事故。大型トラックに撥
ねられて、そのまま死ぬかと思われた彼を救ったのは、その明実であった。ただし女の子の海城アキラとして!
そんなドタバタした一学期も無事(?)に過ごし、アキラたちの通う清隆学園も夏休みへ突入!
海へ出かけたり、夜空を見上げたり、つかの間の休憩。
一方その頃。図書委員会副委員長の藤原由美子は、図書室の蔵書整理に大忙しのはずが…。
池田 和美がお送りするドタバタ活劇。『出来事シリーズ』の番外編。はじまりはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 11:48:15
159745文字
会話率:46%
吉岡朗希(よしおかローキ)は、VTuber『煌ダイヤ(きらめきダイヤ)』にガチ恋しているVTuberオタクの高校二年生。同じくVTuberオタクの友人ヒロトや、高橋まどか先生に囲まれて楽しいVリスナーライフを送っていた。
幼なじみの村上
なぎさや図書委員の先輩牧島さやかから注意を受けながらも、憧れのダイヤちゃんに自分を認識してもらうためにはどうしたら良いか、苦心をする日々。
……そしてそんなローキには窺い知れぬ事ではあったが、実はローキの身の回りには人気VTuberたちが何人も潜んでいたのだ。
主人公が一番なにも分かっていない!? 秘密×秘密のVTuberラブコメ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 23:56:48
55457文字
会話率:28%
教室の一角で友人たちと大半の時間を過ごす恋愛とは無縁の男子高校生──佐藤拓人(さとうたくと)。彼の学年には”白雪姫”と呼ばれる美少女がいた。頭脳明晰で容姿端麗で品行方正。まるでお伽話から出てきたのではないかと言われるほどの完璧な女の子。その
名は白雪凛花(しらゆきりんか)。
仕事中にラノベが読めそうという単純な理由で図書委員会に入った拓人。静かに本を読みながらのんびりとした時間を過ごせると思っていたが、なんということかあの白雪姫とペアで仕事をすることになってしまう。
「拓人おっそい!!」
頬を膨らませ、体を左右に揺らして不機嫌さを全面に出しながらこちらをに睨む白雪姫。
......めんどくせぇ。
あの優等生である白雪姫の本当の姿は小さな子供のようにめんどくさい女の子だったのだ。
カクヨム様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 22:18:43
82047文字
会話率:57%
俺に寝取られた元カノ?、知らない許嫁、陽キャな幼馴染が迫って来る。
俺立石達也(たていしたつや)は高校に入学して少し経った頃、同中で顔見知りだった本宮涼子(もとみやりょうこ)と仲良くなった。
俺は学校では図書委員、彼女はテニスクラ
ブに入った。最初の半年位でとても仲良くなり彼女から告白されて付き合う様になった。
最初は登下校も一緒にすることも多かったが、彼女が朝練や遅くまで部活をやり始めた事もあり、会うのは休日のみになっていた。
そんな休日も部活に出るという事で会えなくなって二ヶ月も経った休日に彼女が俺の知らない男とラブホに入って行くのを見てしまった。
俺はいつの間にか振られていたのだと思い、傷心の中、彼女と距離を置く様にしたが、俺が休日の出来事を見た事を知らない彼女は、学校ではいつもの様に話しかけてくる。
俺は涼子に証拠を見せつけ離れようとするが、私じゃないと言って俺から離れよとしない。
二年になった時、立花玲子(たちばなれいこ)という女の子が俺のいる高校に転校して来た。その子は俺の許嫁だと言って来た。でも俺はそんな事知らない。
そんな時、幼馴染の桐谷早苗が私を彼女にしなさいと割込んで来た。
何が何だか分からないまま時は過ぎて…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 14:11:08
557165文字
会話率:57%
俺、工藤祐樹(くどうゆうき)。中学の三年の時に出来た初めての彼女渡辺美月(わたなべみつき)。同じ高校に入り楽しい高校生活が待っていると思った矢先に他の男子に寝取られた。
二学期になって出来た二人目の彼女橋本心菜(はしもとここな)。積極
的で付き合って一週間目でしてしまった。前の彼から無理矢理されたきりで祐樹が本当の初めてと言ってたけど、付き合って三か月後、心菜が知らない男とラブホに入って行くのを見かけた。次の日聞いたら、そいつはセフレで俺が彼氏だと言われたけど別れた。
傷心のまま三学期が終わり、迎えた高校二年生の一学期。最悪な事に元カノ達と同じ教室になってしまった。
そして同じクラスになった新垣美優(あらがきみゆ)から図書委員を誘われ仕方なく行っている内に仲良くなった。
これで静かな高校生活を送れると思ったら何故か一年の時から一緒だったクラスメイトが迫って来た。
そんな時、親から言われた言葉、祐樹見合いをしろ。どうして?
本作は結構長い作品になります。最後までお付き合い頂ければ幸いです。
カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 12:00:00
281726文字
会話率:58%
俺は神城雫。今年この地域では有名な進学校大竹高校に入学した。入学してからは高校生活を平穏に過ごす為、目立たない様に注意をしている。もちろん陽キャではないが陰キャという程でもない。
俺には下坂若菜という幼馴染の女の子がいる。幼稚園からこ
の高校までずっと一緒だ。僕よりずっと頭がいい。
高校に入ってからは、中学時代からの友人川平良太と下坂若菜で平穏な日々を過ごし高校デビューとしては成功したかにみえたが、学年一番の美人早瀬真理香が俺に近寄って来た。
それだけでも周りから注目を集めるというのに、氷の美少女と言われると東条春香まで俺に近付いて来る。俺の平穏な時間が消えて行く…………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 12:00:00
261833文字
会話率:62%
「本」から異能の力を引き出し、戦う少女たち=「図書委員」の物語。
最終更新:2023-06-26 21:44:00
44495文字
会話率:45%
「本」から異能の力を引き出し、戦う少女たち=「図書委員」の物語。
最終更新:2023-04-25 08:59:00
49817文字
会話率:46%
「本」から異能の力を引き出し、戦う少女たち=「図書委員」の物語。
最終更新:2023-04-15 12:20:21
23303文字
会話率:28%
自称”エセ文学少年”こと赤嶺健二は人避けのため常に本を片手に持ち、孤独を楽しんでいた。
中学時代の失敗から人と関わることを拒む彼は同じ文芸部員である先輩・三重野椎菜と後輩・財津千尋以外に関わりを持たない。
そんな健二は図書委員の仕事
中に、ひょんなことから”機械仕掛けの乙女”と呼ばれる甲斐真希奈と出会う。
彼女もまた、才色兼備ながら常に無表情で他者を寄せ付けない雰囲気を醸し出しているせいで孤独だった。
「人の気持ちがわかる様になりたい」
真希奈から受けた涙ながらの訴えに、健二は真希奈の友達作りに協力することになる。
放課後に行われる秘密の特訓を通して少しずつお互いを理解していく健二と真希奈。
健二は変わっていく自分自身に動揺する。
特訓の甲斐あって真希奈はクラスで徐々に打ち解けていくが、とある事件が起きて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 20:00:00
115808文字
会話率:45%
高校2年生の橘は、密かな想いを寄せる図書委員長・篠宮花蓮に会うため、図書室に入り浸っていた。だが突然、篠宮にしりとりを仕掛けられ、背後からスナイパーに狙撃されてしまう。フランスパンのおかげで一命を取り留めた橘は、クラスの学級委員長と共に、都
市伝説『しりとり女』と化した篠宮に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 22:00:00
19477文字
会話率:56%
予期せぬ怪我によって高校生活最後のインターハイへの道を断たれたカブラヤは、陸上競技での推薦を諦め、惰性で受験勉強をこなす毎日。そんな中、図書委員の代役を何気なく務めたところで出会った下級生ミササギの本能的に逆らえない勧誘を受けた結果、何を
するのかもまったく分からない「言の葉部」というものになし崩し的に入部させられることとなったのでした。カードバトルを模したその「KOTONOHA」という競技で「世界一」を目指すこと、ミササギ部長のその揺ぎ無き信念とあと何かに惹かれ寄り切られるようにして徐々にそれにのめり込んでいくカブラヤ。カードそのものの強さ、有用性が勝利に直結すると考え、遠い記憶にあった湘南の祖父家の庭に埋めてきたカードを仲間たちと探しにいったり、夏祭りでミササギ部長との距離を縮めたり、言の葉を駆使して告白したりと忙しかった彼ですが、チームメイトのひとり無藤サユキの抱える難病のことをひとづてに知り、「KOTONOHA」世界大会の優勝賞金をその治療費の足しに充てるよう、更なる決意を込めるのでしたが……どうなるッ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 11:54:16
112383文字
会話率:32%
僕には気になっている人がいる。同じ図書委員会に所属している女子の佐藤さんだ。しかしとある日の病院の検査でΩであることを伝えられる。
書いたの昔すぎる。供養
過去にTwitterに掲載したことあります。もしかしたら他のサイトにも掲載してい
たかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 17:12:32
3602文字
会話率:73%
私にはクラスの中に気になっている人がいた。あるとき、彼を思い切って帰り道にカフェに誘ったが、門限が6時だと言って、私を置いて帰ってしまう。ショックで落ち込んでいた私だったが、翌日の帰り道、彼は門限は双子の弟との約束で、これを破ると外出禁止に
なると言った。その後、交通事故に巻き込まれた私だったが、後日、彼が付き添ってくれたばかりに門限を過ぎていたことを知る。そして、お見舞いに来た友達から、彼が急に退学するという話を聞いて、彼にメッセージを送ると、双子の弟から電話がかかってきて、、、
〈人物紹介〉
谷口瑞季 私、帰宅部
水嶋晴也 私が気になっている人
水嶋望 晴也の双子の弟
麗乃 クラスの友達、図書委員でリリアと付き合いが深い
リリア クラスの友達、物理研究会所属、大のゲーム好き折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-16 16:18:30
28198文字
会話率:73%
早見星冬がまだ幼かった頃。
一人の少女と将来結婚すると約束した。
しかしその約束を果たす前に、彼女は星冬の前から姿を消してしまう。
そうして高校二年生になった星冬の前に、彼女は昔とはまるで別人のような姿で現れる。
しかし星冬には既に他に好き
な女子がいた。
これは性格が正反対の二人の女子によって、一人の男子の恋心が乱される物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 19:00:00
9247文字
会話率:39%
図書委員で高校二年生の仁(じん)は、相棒の図書委員である智弘(ともひろ)から、とある相談を持ちかけられる。
「ちょっと、これを見てくれ」
「それ……」
「うん。手紙なんだ。ラブレター、といえばいいかな」
相談の内容とは、彼がラブレタ
ーを手に入れた、というもの。
ただ、智弘は、
「もらったのはいいけど、困ってる」
という。
なぜならそのラブレターには、出し主の名前がない。
『名前のないラブレター』は昨日、仁がいないとき、この図書室に落ちていたのを司書教諭の木澤先生が見つけて、智弘に手渡してくれたのだという。
「それでキミ、これをどうするの?」
「そう、そこが困っている。……返事をしようにも、誰がこれを書いたのかもわからない」
状況からして、可能性があるのは三人。
「三人の生徒がこの図書室にやってきていた。全員女子で、同級生だ」
そう言って智弘は三人の名前を挙げる。
二組の佐々木麻衣(ささきまい)。
四組の久住恵理那(くすみえりな)。
八組の長谷川莉紗(はせがわりさ)。
「三人とも、わからないな」
「これだから、仁は」
その三人の中から、ラブレターの出し主を探して欲しい。
そう頼む智弘の謎を解くために、仁はあれこれ話を聞くことにするのだけれど――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 07:16:23
17706文字
会話率:34%