「人のことをとやかく言う前に、自分の愚かさと不誠実さについて思うところはないのか。程度が知れるな。不愉快だ。早々に立ち去れ」。六年前、理不尽な理由から婚約破棄を突きつけられていたレナを助けてくれたのは、当時冷徹公爵と呼ばれていたシャルロア国
の第二王子クラウス・アデルバード公爵だった。
それから六年。生涯独身を決めていた二十二歳になったレナは、伯母から現実を突きつけられる。レナがいつまでも伯爵家に居座っていては十歳年下の弟アレックスの迷惑になるというのだ。しかし結婚するという選択肢が頭にないレナは、ならば職を得るべきだと、趣味だった絵を仕事にしようと美術館のコンテストに応募する。
大賞は逃したが佳作入選として美術館に展示されていた絵を年の離れた弟リシャールと見に来ていたクラウスは、リシャールがレナの絵に興味を持ったことに気づき、彼女を城に招く。六年前に助けてもらったときから憧れの人だったクラウスに呼び出されて緊張するレナに、クラウスはリシャールの絵の教師としてレナを雇いたいと言い出した。
城で働くことになったレナは、憧れがいつの間にか恋心に変化していることを自覚してドキドキするも、クラウスにはクラウスの思惑があり――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 21:00:00
74460文字
会話率:46%
絵の技術はピカ一だが、個性や感性に乏しく、絵画コンクールでいつも佳作止まりの画家志望者の主人公【アヤト】は、コンクールの帰りにトラックに気付かずトラックに跳ねられて命を落とす。
現世で満足のいく絵を描けずに死んだアヤトは、異世界転移した
先で田舎国家【プリムス】の【プリムラ王女】と劇的な出会いを果たす。
それは彼が死ぬ間際に願った【魂を揺さぶる絵のモデル】そのものであった。
絵への情熱を胸に、最高の絵のモデルであるプリムラ王女と仲良くなるため、あれこれと東奔西走するアヤト。
これは、そんなアヤトとプリムラ王女との軌跡を綴った愛の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 20:38:33
103721文字
会話率:46%
うだつの上がらない鬱屈した日々を送る少々駄目な男アリマ・ハヤトはある日突然異世界に転移した。
それから二年、彼は盗賊として生計を立てていたが所属していた盗賊団は壊滅。生き残った仲間と共に街道で野盗をしていた。
すると小奇麗な馬車とそれ
を護衛する一人の老騎士が街道を歩いていた。色つやの良い馬で馬車を引かせるその一行に狙いを定め、ハヤト達は襲撃する。
馬車の中に居たのは気品漂う美しい少女だった。少女はこの国の王女様だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-27 00:37:09
84328文字
会話率:70%
私は突然、押し入れの中へと引きずり込まれた。そこには、布団が入ってあるわけではなく、雄大な世界が広がって、人々は生きていた。
最終更新:2015-04-28 18:18:58
22447文字
会話率:30%
年老いたアイスラーは体も動かず、情けないと思う日々が続いていた。
いつも同じ悪夢を見る毎日。しかし、ある日、続きとも言える夢を見た。
最終更新:2015-04-12 18:51:30
2129文字
会話率:0%
マテウス・ホーファーは鞄を開いて驚いた。見知らぬネコが入っていたのだ。
城を出て国境に向かう旅の途中だ。引き返すこともできない。
──捨てていこう。
そう思ったマテウスだったが、ネコはどうしても離れてくれない。仕方なしに連れていくことにした
が、失意のどん底にいるマテウスにはネコのぬくもりが思いの外、心地よく感じられた。
──ネコのいる旅も案外悪くない。
そう考え始めた矢先……
◇エブリスタにも掲載しています
◇エブリスタの『新星ファンタジーコンテスト(テーマ・旅は道づれ)』で佳作をいただきました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 11:35:17
21486文字
会話率:40%
ライトノベルの新人賞で、僕は作家デビューをすることができた。
しかし、僕が取ったのは佳作で、正直、世間では、なんの話題にもなってないし、編集部との長い協議の末にようやく書籍化出来た作品は、はっきり言って、ちゃんと売れるかどうかも怪し
くて……。
そんな中、僕の作品のイラストレーターになってくれたのは、僕と同じくラノベ界の新人である『巫女さん』というペンネームの若い女性の方だった。
そこから、僕の日常はちょっとずつ動いていく。
とある事情により、僕が神職をしている神社で、『巫女さん』は住み込みの巫女さんになって、神社で働きながら、僕と一緒に朝から晩まで一日中、ラノベを創る仕事をするようになる。
ある時は、彼女のメイド姿を拝んだり、
ある時は、彼女に膝枕されちゃったり、
ある時は、悲しみを分かち合ったり、
ある時は、二人で、幸せを誓ったり。
過ぎ行く日々は、少し大変だけど、楽しくて。
そんな『巫女さん』改め、彼女は、ちょっぴり、あたふたしてて、ドジっ娘で、絵が上手くて、天然で、可愛くて、何処がとは言わないが、『たわわ』で、なによりも、世界で一番優しい人で──。
──だから、ずっと一緒に居たくて。
『甘さ』と『優しさ』がたっぷり詰まった、神職ラノベ作家と巫女イラストレーターが送る純愛ラブコメ。今ここに開幕する──。
この作品は、『カクヨム』様でも、同タイトルで投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 19:00:00
8353文字
会話率:30%
秘密基地で育まれた恋は、臆病者の『僕』のせいで終わることになる……
(エブリスタにて佳作を取った作品です、他サイトでも同じ作品を公開しています)
最終更新:2021-11-11 15:43:22
19805文字
会話率:45%
本企画は、ここまで意図的にTwitter創作界隈をお騒がせしたお詫びとして、スコッパー/レビュアーの本懐を果たすべく『シオカラ節 web小説大賞』と題しまして個人公募企画を開催させて頂いたものになります。
集まった募集作品、33作品の中か
ら大賞1作・佳作2作・入選5作を僭越ながら選出させて頂きました。
栄えある受賞作は、以下の作品です。
--------------------
・大賞
『剣士(無免許)と少女(元死体)と魔術師(魔人)と+1がクリア人数0人のダンジョンに挑む話』
tmtm 様
・佳作
『ウーアの住む駅』
竹尾 練治 様
『げらげら』
月島 真昼 様
・入選
『世界で一番美しい生き物〜サリエリの蛇とイヴ〜』
T・G・ヤンデルセン 様
『叫ぶ家と憂鬱な殺人鬼』(エブリスタ)
Tempp 様
『装甲戦士テラ〜異世界に堕ちた戦士は、誰が為に戦うのか〜』
朽縄咲良 様
『薬屋稼業(改訂版)』(カクヨム)
succeed1224 様
『わたしの世界に異世界転生してきたカモメのおじさんとロケットを作った夏休み』
平賀・仲田・香奈 様
※別段記載の無いものについては、『小説家になろう』投稿作品となります。
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もし宜しければ、次ページからの大賞・佳作受賞作品の選評と、受賞作につきましても是非ご覧くださいませ。
(尚、入選作品の選評につきましては各投稿サイトの感想欄に投稿しておりますので、ご興味がある方はそちらもご覧頂ければと存じます。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 20:14:44
8986文字
会話率:5%
「狂犬」棚架一郎(たなか・いちろう)。
「魔女」南天城麻璃亜(みなみあまぎ・まりあ)。
一郎はある日、危地を麻璃亜に救われた。
魔女から求められた代償は彼女の犬になること。
それを受け入れた一郎は、麻璃亜の日常的非日常に触れることとなる―
―
※カクヨムにも掲載しています。
本作で【カクヨムWeb小説短編賞2020 短編佳作】受賞しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 10:25:52
10063文字
会話率:52%
趣味でネット小説で妄想の限りを書いていた私。
その日も妄想全開の文字を綴り眠りについたんだけど、目が覚めてみれば、そこは見知らぬ世界!
え?え?ここどこなの!?私、だれに転生しちゃったの!?
混乱に陥った私にもたらされたのは、自分が自作小説
に登場する悪役令嬢に転生しちゃったという事実…。
なんてこと…(がっくり)
でも、まだタイムリミットまで時間はあるから、せっかく手に入れた健康体。まずは前世の知識と美味しい食べ物で、周囲の環境を変えることからはじめるとします!
R15と残酷な描写は保険です。
初のファンタジーで不慣れなところもありますが、生暖かく見守っていただければ幸いです!
また、こちらの作品はカクヨムさんでも掲載中です。
ピクシブで開催されていた「異世界転生・転移マンガ原作コンテスト」にて、当作品が佳作受賞いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-10 13:05:20
153758文字
会話率:35%
ノベルデイズより転載。
2000字文学賞「ファンタジー小説」佳作。
最終更新:2021-05-03 19:13:39
1389文字
会話率:24%
★他サイトの「神に仕えるキャラが登場するファンタジー小説」で佳作頂きましたm(_ _"m)
(2021年の目標:月1回更新して2022年内に一旦完結を目指します。)
羊飼いの少女ジェードは、13歳の誕生日に理由もわからぬまま両親
や村の牧師に国を追われ、今は滅んだ聖地へと逃れた。姉を魔女狩りで殺されたジェードは、姉の死後から【天使】の声が聞こえるようになっており、聖地で本物の【天使】と出会うことになる。そして【天使】から「もうすぐここに来る少年を殺す」と言う自らの天命を告げられる。【天使】の言ったとおり、程なく聖地に現れたのは、異国の第二皇子ハリーファだった。しかし、ジェードは天命とはいえハリーファを殺すことはできず、ハリーファを連れ戻しに来た兵士によって異国の宮廷に捕らえられてしまう。その後、ハリーファの計らいによって、ジェードはハリーファの奴隷として働くことで投獄を逃れる。天命を果たすまでは村に帰れないジェードは、奴隷として働きながら気づかれないようにハリーファを殺そうと何度も試みるがいつも失敗に終わる。宮廷生活の中で起こる小さな事件に巻き込まれたり、ハリーファと交流を持つようになるうちに、ジェードはハリーファの持つ2つの秘密に気付いていく……。
一方、ジェードが村を追い出された後。ジェードの双子の弟のホープは、姉に続いてジェードにも魔女の疑惑がかかったことを知る。ジェードが村に戻ってこれるように魔女疑惑を撤回してほしいと領主ヴィンセントのもとを訪れたところ、王太子への陳情に同行することになる。ヴィンセントと行動を共にするうちに、殺された姉とヴィンセントとの関係を知ることになり、ホープはやがて王位を巡る争いに巻き込まれていく。
『聖地を滅ぼした【王】の生まれ変わりである少年と、少年を殺すよう【神】に告げられた少女の、過去からの因縁の恋愛物語』(のろのろ不定期更新中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-03 17:45:43
372532文字
会話率:37%
第57回 阿刀田高のTO-BE小説工房 課題「深夜」佳作作品に加筆修正。
この作品は他のサイトでも公開しています。
最終更新:2021-02-23 10:38:58
1730文字
会話率:29%
第54回 阿刀田高のTO-BE小説工房課題「窓」選外佳作作品に加筆訂正したものです。
他のサイトでも公開しています。
最終更新:2020-11-02 12:38:14
1608文字
会話率:20%
公募ガイド 童話コンテスト佳作作品に加筆修正をした作品です。他のサイトでも公開しています。
最終更新:2019-05-29 10:14:23
2117文字
会話率:38%
「これが、所謂『平凡な生活』なのか?」
幼い頃に両親を失い、ある暗殺者養成組織で育った、ティオゲネス=ウェザリー。
その組織は四年前に、CUIO(国際連邦捜査局)によって崩壊した。
組織から解放されたティオは、ようやく世間で言うと
ころの『平凡な日常』を営み始めた――筈だった。
しかし、その『日常』は、しばしば『トラブル突進&吸引体質(ティオ命名)』の少女・エレンによって崩されることになる。
エレンが持ち込む面倒事の尻拭いに奔走するティオの気の毒な日常、次なる事件は――?
中編~長編・一話完結シリーズ、巻き込まれ型・サスペンスアクション。
※本館サイト、エブリスタにも同じ作品を掲載しております。
※エブリスタ開催のジャンル応援企画『アウトロー』にて、佳作入選致しました!
応援、有難うございます!
©️和倉 眞吹2014- .
禁止私自转载、加工 禁止私自轉載、加工
この小説の文章の著作権は和倉 眞吹に帰属いたします。許可なく無断転載、使用、販売する事を禁止します。
Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 17:31:47
557946文字
会話率:41%
【キネティックノベル大賞『佳作』受賞しました!】
「あなたじゃ私と釣り合わないから、もう近寄らないで」
平凡な二十歳の男子大学生の僕、“上代耕太“は、同じ大学の同級生で同じゼミで、そして、恋人の”織部アリス”にフラれた。
失意のまま
雨の中へたり込む僕に、一人の女の子が話しかけてきた。
「ニーちゃん、こんなところでどうしたんや? どっか具合でも悪いんか?」
彼女の名は“桃原こよみ”。
背も低く、見た目は中学生に見える彼女は、実は日本政府が誇る超法規的特殊治安部隊、通称“勇者戦隊ヴレイファイヴ”の一人、“ヴレイピンク”だった。
そのヴレイピンクに襲ってくる怪人達から救われた僕は、つい出来心で後をつけ、その正体に気づいてしまう。
そして、彼女の上司である“高田司令”に、今回の件を不問にする条件——それは、こよみさんが僕を監視することだった。
「早速明日からでも同居を始めてね」
「「あ、明日から!?」」
——そして、僕とこよみさんの、一緒に暮らす日々が始まった。
※カクヨムでも連載を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 22:00:00
435561文字
会話率:49%
1920年代アメリカこの世界は異能的能力があるのだ、馬鹿はそれで戦争を起こしたいくつもの生命が奪われただろうか、そして主人公の4人は様々な敵と戦い、戦争を辞めさせることを目標にして、今飛び立つ
最終更新:2020-11-30 19:00:00
426文字
会話率:0%
ぼくの家には猫がいる。名前はタマさん。
タマさんは元・野良猫で、すっごく謎に満ちているのだ。
おとうさんがくれた、「秘密のなんでもノート」
ぼくが疑問に思ったことや、考えたことを書くノートに、今日はこう書く。
『タマさんは、人間のことば
をりかいしているかもしれない』
こっそりあとをつけていくと、近くの神社に入っていった。
そこはいつもとはちがう場所になっていて、おかしな声が聞こえてきたんだ。
小学生のタケルが、猫又のタマさんをはじめとした妖怪たちと過ごす、ほのぼの日常妖怪話。
**********
エブリスタの「ほっこり/ゆるいホラー」コンテストで、佳作をいただきました。
番外編は、遥彼方様主催「イラストから物語企画」に参加作品です。
投稿先:エブリスタ・カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-06 20:06:34
73672文字
会話率:27%
びぶりお文学賞佳作受賞作
最終更新:2020-11-01 18:27:11
461文字
会話率:0%
ピンクの子豚の正体は。
最終更新:2020-08-27 13:30:09
234文字
会話率:20%
pixivの第二回百合文芸コンテストで佳作を頂いた作品です。
最終更新:2020-07-30 01:30:43
19957文字
会話率:41%
20年も経つと、故郷は何もかも変わっている。
俺も変わっていた。
だけど、こんなんじゃだめだ。
だが、旧友は囁く。
「変わりたければ、ここから飛び込め」
※エブリスタさまの「三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第74回『今も忘れな
い』で佳作入選しました。
※カクヨムさまにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-17 22:23:40
2433文字
会話率:27%