『宇宙巡光艦ノースポール』
光速を越えることの出来る、恒星間航行も可能な画期的な宇宙船である。偶然入手した未来の技術を使って建造された。
その乗組員となる優秀なメンバーも集められ始めた。
小杉浩之とライラ・バーンスタイン。
警備会社社員の、小杉は、冬のある日、突然、会社から北海道大雪山系への出張を命じられる。そこで、最新の警備手法に関するセミナーが開かれるというのだ。
言葉として言い表せない疑問を感じながらも、小杉は帯広の駅に降り立つ。
しかし、小杉は、セミナーからの迎えとは合流せずに、単身、そのセミナー会場を偵察することに決める。レンタカーを借りて、出発した小杉は、凍てつく雪の中、ヒッチハイクをしているアメリカ人女性と出会う。
彼女の名は、ライラ。彼女もまた大雪山系に向かおうとしていた。
途中でスノーモービルに乗り換えた小杉とライラは、陸上自衛隊の警備部隊と出会った。その制止を振り切って、先へと進む小杉とライラ。スノーモービルは全速で走っていた。
ライラが叫んだ。
「前っ! 小杉、前見てっ!」
「えっ?!」
小杉は素早く前を向いた。
「な、何?」
少し前方で地面が途切れていたのだ。
「崖?!」
小杉は、とっさに思い切り左にハンドルを切った。しかし、雪の上を走っているうえにスピードがかなり出ていたのだ。スノーモービルは左向きに姿勢を変えながらもそのまま滑っていく。
「わーーーっ!」
「きゃーーーっ!」
小杉とライラと、スノーモービルは崖の上から宙に飛び出した。そして、それぞれ緩い放物線を描きながら下へと落ちていった。高さは50メートル、いや、雪が積もってなければ、もっと高いはずである。
小杉とライラは崖の下の新雪に突っ込んで、雪の中に深く埋もれてしまった。
「くそっ!」
小杉は、微かに呟いたが、彼の意識は、波が引いていくように遠ざかっていってしまった。
■この小説について
『宇宙巡光艦ノースポール』は、本サイト『小説家になろう』の他に、以下のサイトで読むことが出来ます。
・宇宙巡光艦ノースポール (本家サイト、のつもり)
https://northpole2022.com/
・宇宙巡光艦ノースポール (ライブドアブログ)
https://northpole2022.blog.jp/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 10:58:35
1031文字
会話率:0%
前世から筋肉に夢中なアレクサンドラ(サーシャ)は、自分が乙女ゲームの中にいて、線の細い宰相の息子マーカスと婚約すると知って絶望した。気を取り直して、マッサージを餌にマーカスに筋トレと食事メニューを3年間こなしてもらったが、とうとう設定通りに
マーカスは乙女のように美しくなめらかな体のままゲーム開始を迎えてしまう。ついにさじを投げたアレクサンドラは、ゲームの展開を利用して騎士団長の息子に近づこうとするが・・・ ||||| とにかく筋肉を追求して筋肉以外があまり見えていない残念美女なアレクサンドラと、彼女の目的も手段もマッサージも勘違いして混乱する登場人物たちのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 12:11:07
12541文字
会話率:42%
私は今、この国を捨て隣国ガルドの王弟に嫁ぐために国を出ようとしている。
そう、この国の者にしてみれば私は自国の王太子を捨て、隣国の王弟に乗り換えた悪者。
でも私は、どんなにこの国の者に恨まれても、そうするしかないのだ。
………愛するラインハ
ルト様、そしてこの国の者達を守るためにはこの道しか………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 08:00:42
4586文字
会話率:12%
翠命はある日、こっそり書いている小説を夢月に読まれてしまう。
小説を書いていることを秘密にする代わりに、翠命は夢月にその小説をプレゼントする。
夢月はその小説の主人公である黒巫女にすっかり惚れ込んでいるようだった。
翠命は小説がきっ
かけで、夢月と仲良くなる。
翠命には矢千夜という恋人がいたが、段々夢月が気になってきてしまう。
夢月は資産家の令嬢だった。彼女は翠命の執筆活動を応援するために小説に支援金を出したいという。
翠命は金銭への欲と、彼女との縁を保つためにその話を受け入れる。
矢千夜は翠命と夢月の関係を知り、翠命と別れる。
翠命はそのことにショックを受けたが、夢月との関係が良好なためすぐに忘れてしまう。
夢月は翠命を温泉旅行に誘う。彼は二つ返事で承諾する。
温泉旅行先で、別れたはずの矢千夜から電話がかかってくる。
矢千夜は夢月には怪しい噂があるからすぐにわかれた方がいいと翠命に忠告する。
だが翠命はその忠告を無視してしまう。
温泉旅館で翠命は前触れなく体調を崩す。
それは夢月の仕業だった。
翠命は体調を崩している間に夢月に体を改造されて、黒巫女らしい姿にされてしまう。
夢月は黒巫女様にどうしても会いたくて、我慢できなくなった。そこで黒巫女について世界で一番詳しい作者である翠命を、彼女にしてしまおうと思いついて実行に移した。
翠命は夢月に考え直してもらおうと考えた末、ラブレターのような小説を書いた。
その小説で想いを伝えて、なんか愛で奇跡が起こせるのではという魂胆だった。
だが夢月は翠命が矢千夜から自分に乗り換えようとしていることを知っていて、フラれてしまう。
絶望した翠命の心の隙を突いて、夢月は暗示のようなものをかける。
そしてすっかり陥落した翠命は、夢月の望み通り黒巫女にされてしまったのだった。
※この作品は、ノベルアッププラスにも投稿されます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 10:40:38
98442文字
会話率:49%
全ての価値が魔法で決まる魔法都市ハインリッヒ王国。
北の辺境の地ザイン公国では、隣国との戦闘により一夜にして君主と長男、次男を失った。
国を建て直すため三男のカムイは、現実に立ち向かわざるを得なくなるが、崩壊した隣国は魔物の巣窟となり、
いつ襲ってくるかわからない。いまや公国は崩壊寸前だ。
無理だ、と諦めかけていたカムイの元にルクセンブル公国から縁談の手紙が届いた。
喜ぶもアリア王女と聞いて頭を抱えてしまう。
婚約破棄を二回もされた地雷女だ。
それでも、公国を救うためカムイは婚約することを一度は決意する。
だが、妹のカノン王女の存在を知り、その決意が大きく揺らぐことになる。
お淑やかであまりにも美しいカノン王女を見た瞬間、カムイは完全に恋に落ちた。
魔法の力がなくったって構わない。婚約破棄上等だ。
ハインリッヒ王国の王子が婚約者でなければ、そのまま告白していただろう。
相手が悪すぎると分かっていても諦めきれない。
カノン王女もなぜか好意を持ってくれている。
ふたりの気持ちが抑えられなくなり、やがて王国を巻き込む大事件へと発展していく。
というか、俺たち異世界転生してない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 11:02:17
12675文字
会話率:55%
ミスト国ケープ領の美人姉妹は、王城で途方に暮れた。姉と婚約していたカーム王子は、婚約を破棄して妹と婚約するって?!それは乗り換えっていう事ですか?そして婚約破棄する姉に無礼な行動をとった!海の辺境伯の娘、妹のリモーネの激怒はすざまじく…残酷
に仕返しさせていただきますよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 22:36:02
11374文字
会話率:36%
中年の例に漏れずスマホ・アレルギーだったのですが、3G問題で止む得ず乗り換えるハメに。
しかし、使ってみないと理解できないこともあって……
★ 宣伝! ★
連載中の――
『中世ヨーロッパそっくりな世界で銀髪ショタに転生!? 色々疑
問は尽きないけど幸運に感謝しつつ人生やり直し! でも、やっぱり昔は何かと不便だったりで……ちょっとだけ現代科学チートを使わざるを得ない!?』
も、よろしければ御一読を願います!
twitter https://twitter.com/@CurussOfficial折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 20:12:26
4355文字
会話率:3%
「――聞こえなかったのかい? 婚約破棄だ」
第一王子のエーベルハルトは婚約者のカレリア・エーレンベルクに婚約破棄を叩きつけた。
カレリアは才能はあるが、無表情でつまらない女。だからこそ、エーベルハルトは知り合ったばかりの彼女の妹に乗り換
えることにした。
が、カレリアがいなくなったことにより、様々な問題が降りかかる。後悔をし始めるエーベルハルトだったが、すでに手遅れだった。さらにカレリアは隣国の王子と結婚し、自分の手の届かないところに行ってしまう。
「なんで自分は彼女と向き合えなかったんだ……」
こうして、己の後悔に気が付いた王子がやり直したいと願うと――
※このままだと、最悪な未来が待っていることに気がついたひねくれこじらせ王子が、真面目にやり直すお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 14:11:40
19497文字
会話率:28%
伝説の女傭兵と呼ばれた『黒豹』リーザ・ブリュンヒルドは冷凍睡眠を経て百年後の未来に蘇った。だがそこは戦争もない平和な世界で、戦争しか知らない彼女には生きづらい世界となっていた。
たまたま彼女のファンであったニナに拾われて『GWG(グレートウ
ォーゲーム)』という疑似戦争ゲームの存在を知る。
最初は金稼ぎのために『GWG』に参戦しようとした時、主催者が、百年前に結婚を約束した自分の元カレの息子である大統領であると知る。
自分との約束を忘れてほかの女に乗り換えたのか。真実を知るために、大統領に会うため本物の戦争経験の差を活かして『GWG』で最強の座を狙う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 17:25:52
9425文字
会話率:53%
傲慢な王太子と王族が踏みにじった者達に復讐される話。
強引に婚約を結んだのに、婚約者の義妹に乗り換える為に彼女に冤罪に被せる王太子と、それを止めることなく後押しする王家や側近達。
彼らの傲慢さは自らの命を刈り取る怪物を誕生させ、育てて行
く。
毒杯を賜ることになった彼らに、容赦ない復讐の断罪が明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-08 01:29:24
11922文字
会話率:41%
冬の童話祭2023参加作品です。
グリム童話にありますよね、ちょっぴり怖い教訓めいた童話。
あと、みんなのうたであった異色の「メトロポリタン美術館」などをイメージして書きました。
・・・拙作ですが、ホラーになっちゃったかな。
でも
、幼い頃のおもちゃ乗り換えなんてしょちゅうですし、逆にというところですね。
お子様向きではないですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 21:28:52
1070文字
会話率:48%
魔物から助けた少女ミュウミュウのすすめで、魔術学園の生徒になった俺アーク。でも、成績不振で退学の噂が。それもこれも、巨乳の恋人イービスに貢ぐためにアルバイトをかけもちしたせいだ!
それなのに、あのくそ女! 金持ちの貴族に乗り換えやがった
!!
ボロボロになった俺で枕を涙に濡らした俺だが、目が覚めたら魔力がヤバい事になっていた。あれ? 今まではアルバイトしすぎで、睡眠不足。だから魔力が回復しなかったの?
俺は、魔術学園に連れてきてくれたミュウミュウに恩を返すため、本気で魔術に取り組みことを誓う。まずは、魔術学園を卒業して、魔術師になろうじゃないか!
ん? 卒業資格はダンジョンの地下三十階層のフロアボスを倒すこと?
おっしゃ、やったろうじゃないか!!
☆R‐18内での表現しかありません。
☆R‐18内での表現しかありません。
☆念のために、カクヨムでも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330650118347546折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 00:00:00
110619文字
会話率:43%
ヘルメス錬金騎士学園。この学園では必ず騎士と錬金術師でペアとなり活動しなければならない。
錬金術師であるクレアは一等貴族のヴィンセントのパートナーだった。だが勝手な言いがかりからクレアはパートナー契約を解消されてしまう。
1人となったクレ
アは同じく1人で活動していた騎士であるロアンと新たにパートナー契約を結ぶことになる。ロアンは平民であり、口癖は「やれやれ」のやれやれ系騎士。ぶっきらぼうで愛想はない。ただしその実力はヴィンセントより遥かに上だった。
これは武器オタク錬金術師とやれやれ系騎士の成り上がり物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 23:03:02
32757文字
会話率:49%
ヘルメス錬金騎士学園。この学園では必ず騎士と錬金術師でペアとなり活動しなければならない。
錬金術師であるクレアは一等貴族のヴィンセントのパートナーだった。だが勝手な言いがかりからクレアはパートナー契約を解消されてしまう。
1人となったクレ
アは同じく1人で活動していた騎士であるロアンと新たにパートナー契約を結ぶことになる。ロアンは平民であり、口癖は「やれやれ」のやれやれ系騎士。ぶっきらぼうで愛想はない。ただしその実力はヴィンセントより遥かに上だった。
これは武器オタク錬金術師とやれやれ系騎士の成り上がり物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 18:08:28
9575文字
会話率:52%
「ライアンとは婚約解消したい。幼馴染のミーナから声がかかっているのだ」
婚約者であるオズマとご両親は、私のお父様の稼ぎを期待するようになっていた。
幼馴染でもあるミーナの家は何をやっているのかは知らないが、相当な稼ぎがある。
どうや
ら金銭目当てで婚約を乗り換えたいようだったので、すぐに承認した。
だが、ミーナのご両親の仕事は、不正を働かせていて現在裁判中であることをオズマ一家も娘であるミーナも知らない。
一方、私はというと、婚約解消された当日、兼ねてから縁談の話をしたかったという侯爵であるサバス様の元へ向かった。
※設定はかなり緩いお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 20:00:00
115745文字
会話率:42%
エルダーはオスタシス王国の第二王子に婚約を破棄された。義妹のティナが聖女の力に目覚めてから、婚約者を乗り換えられたのだ。それから、家も追い出され、王宮での仕事も解雇された。
それでも母が残したハーブのお店がある!
ハーブの仕事さえ出来れば幸
せなエルダーは、義妹の幸せマウントも気にせず、自由気ままに生きていた。
しかしある日、父親から隣国のロズイエ王国へ嫁ぐように言われてしまう。しかも、そのお相手には想い人がいるようで?!
聖女の力に頼りきりでハーブを蔑ろにしていた自国に限界を感じていたエルダーは、ハーブを大切にしているロズイエに希望を感じた。「じゃあ、王子様には想い人と幸せになってもらって、私はロズイエで平民としてお店をやらせてもらえば良いじゃない?!」
かくして、エルダーの仮初めの妻計画が始まった。
王子様もその計画に甘えることにしたけど……?
これは、ハーブが大好きで一人でも強く生きていきたい女の子と、相手が好きすぎてポンコツになってしまったヒーローのお話。
※前半ヒーローが何やってんだよ!って感じですが、ちゃんと後半糖度高いです(笑)
※設定緩め、ご都合主義です。温かい目でお読みくださいm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 12:05:00
79533文字
会話率:40%
【姉弟】NEW――練習を兼ねての、1話完結の読み切り短編シリーズです。思いつきで書いているので、ジャンルはとくに定めていません。軽くヒューマン寄りな、今のところ現代モノとなっています。
最終更新:2022-07-27 20:35:09
9028文字
会話率:44%
「アイリーンを好きになってしまったんだ」「それ私の妹なんですけど」
婚約者に君の妹が好きだから婚約破棄をすると言われたので、潔く身を引いたオフィーリア。しかし婚約者はわかっていなかった。オフィーリアとその妹アイリーンの深い関係を。
こちら
はアルファポリす、カクヨムに掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 12:21:23
13600文字
会話率:39%
サラーリーマンである男性は帰宅のため、地下鉄に乗車。現状の自分の姿と車内で出会うもう一人のサラリーマンの姿を重ね、いつもとは違う乗り換えをする。いく末は誰も分からず、そしてどこに辿り着くのか。
最終更新:2022-07-09 19:05:41
2376文字
会話率:3%
短編です。一万字くらいで終わります。
※カクヨムにも投稿
最終更新:2022-05-22 20:09:31
9921文字
会話率:52%
エドウィン辺境伯には3人の息子がいた。
彼は高齢のために引退を考えており、3人の息子にエドウィン家の財産を分与する事となった。
長男アドルフには爵位と領地、次男ランドルには王都の土地の一部領地、そして三男ロッソには・・・
「山を与える」
寝
耳に水の不平等な内容に抗議するが、まずは気位の高い父親が頭を深々と下げてきた。代々エドウィン家は聖地である「山」の管理を任されており、先代の大叔父が高齢のため亡くなりそれを務める人間がいなかった。それがロッソに山を託された理由であった。
そしてロッソにも断りにくい理由があった。実は婚約者に二股をかけられて、より良い条件の方に乗り換えられて酷くフラれてしまったのだ。ロッソは傷心のまま仕事をクビになり、故郷に帰ってずっと引きこもっていた。何も仕事をしていない負目があり、お人好しのロッソは父の泣き落としに屈してしまったのだ。
こうしてロッソはエドウィン領にある手付かずの大自然に一人挑む事となった。ロッソに付き従う者もなく一人寂しく現地に向かう。幼い頃に一度訪れた事のある「山」は変わらず大自然なままだったが、そこで不思議な出来事が起こる。
聖地である山頂の社で「山」の所有を主張する謎の少女コノハナと出会ったのだ。
手付かずの大自然の中で出会った謎の少女と傷心の貴族の三男、なぜか二人の不思議な同居生活が始まってしまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 19:00:00
22131文字
会話率:56%