「誓っただろう、永久とわの愛を。もう忘れてしまった?」
「そんなことはないわ。でも、来世のことまで私にはわからないもの。私はきっと、……あなたの事を覚えていない」
創生の神リュピテルと魂の契約を結んだ聖女は、深く愛し合い来世の約束を交
わして転生を繰り替えす。リュピテルだけが転生後も記憶と能力を持って転生した。少年レイジェルとして生まれ変わった彼は、同じく遅れて転生した聖女に足しげく会いに行き、こよなく慈しむ。今生もまた結ばれて生涯愛し合うだろうと確信を持っていた。
一方では父である国王から虐待を受ける日々だった。ある時国王の逆鱗に触れたレイジェルは殺されかける。その際に神の記憶と能力を失う。虐待はエスカレートしついには奴隷にされ、商人に身売りされてしまう。穢れた身で聖女に会うことを諦め、陰から見守るようになる。
隠していた聖女親子の所在が国王の知るところとなり、激高した国王に聖女の母親を殺害され、幼い聖女まで手にかけようとしていた。レイジェルは聖女を救うべく国王を殺す。振り返れば聖女の姿は消えていた。
数年後王都で再会した聖女は記憶を失い男装の騎士となっていた。任務に励む彼女を、レイジェルは陰ながら見守り、彼女が危機に直面する度に助ける。
狂おしいほどの切ないラブファンタジー。
※なお、この作品は数年前に投稿した『月の雫は永遠に……』のリメイク版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 07:10:04
183033文字
会話率:33%
突然、異世界転移した。国を守る花嫁として、神様から選ばれたのだと私の旦那になる白樹さんは言う。
異世界転移なんて中二病!? と思ったのだけど、なんともファンタジーな世界で、私は浄化の力を持っていた。
それなのに、白樹さんは私を家から
出したがらない。凶暴化した獣の討伐にも、討伐隊の再編成をするから待つようにと連れていってくれない。 なんなら、浄化の仕事もしなくていいという。
おい!! 呼んだんだから、仕事をさせろ!! 何もせずに優雅な生活なんか、社会人の私には馴染まないのよ。
というか、あなたのことを守らせなさいよ!!!!
超絶美形な過保護旦那と、どこにでもいるOL(27歳)だった浄化の花嫁の、和風ラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 00:38:14
103017文字
会話率:44%
この星の女神は1000年ごとに役目を終えて新しい世代と交代する。
新任の女神にとって最も重要な仕事は、自分の代わりに戦う英雄を召喚すること。
英雄はただの戦闘員ではなく、召喚者である女神と夫婦の絆で繋がれた公私にわたるパートナーだ。
他の女神たちは英雄の名に相応しい戦闘力の高いイケメンを召喚した。
しかし他の女神たちからかなり遅れて、ヒロインが最後に召喚したのは
「にゃい?」
失敗はありえないとされる英雄召喚で前代未聞のハズレを引いた落ちこぼれ女神と、不思議可愛い丸型生物のイケメンフルボッコ・ラブファンタジー(このお話は『アルファポリス』にも投稿しています)。
以下、注意。
・このお話は可愛い生物×ヒロインです。可愛い生物がイケメンやその他、神々しい存在に変身することはありません。
・R15程度の性的な話題や残酷表現を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 20:11:34
15384文字
会話率:32%
訳あり悪女レイラが転移した先は現代だった!?
そして、その悪女を拾ったのは国民的ボーイズグループのマオ。
運命の悪戯で出会ったレイラとマオ。
その歯車が噛み合った時、2人に困難が待ち受ける。
その出会いは偶然かーー。
それともーー。
訳あり悪女×国民的アイドル
激甘現代ラブファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 11:39:54
113698文字
会話率:35%
少年は死んだ
決して楽しい人生ではなかった
そんな少年の新たな人生が悪魔によって再び始まる
周りは可愛い子や美人の貴女ばかりでとまどう少年
そんな時、1人の魔女に出会う
そして少年のゆる~い異世界生活が始まりを告げた
そこは果たしてパラダイ
スなのか?
人生の楽しさや幸せを求める少年が冒険によって成長を遂げるラブファンタジー?な物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 22:30:23
2556文字
会話率:62%
大富豪メディリアス家のお嬢様であるユラシェは、心臓発作を起こして昏睡状態となった。
目覚めたのは一年後。
愛情深い家族、思いやりある友人、美しい街並み。
なにも変わらないように思えていたけれど、たった一つだけ変わったものがあった。
それは—
—頼りになる優しい婚約者。
ユラシェは知らない。
実は婚約者が別人であることに!!
婚約者であったヨルン王太子は、ユラシェが寝ている間に結婚してしまった。
穏便な婚約解消ができるよう、恋愛経験のない魔法使いリオンハールがヨルン王太子に変身しているのだ。
そのことを知らないユラシェは、偽者ヨルンに困惑しながらもときめいてしまう。
心優しいお嬢様と天然魔法使いの恋の行方は?
キュートで可笑しさ満載の、ピュアラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 09:00:00
106066文字
会話率:47%
乙女ゲームに転生したら、推しの飼い猫だった私。
推しキャラから飼い猫として甘やかされ、幸せな毎日を送っていた。
しかし、許せないことが一つ。
それはゲームの主人公が、私の推しでなく、他の男性キャラと結ばれてしまうこと。
私は推しのハッピー
エンドを実現するために、人間に姿を変えて奮闘するけど…
主人公と推し以外の恋愛フラグを叩き潰していたら、話が思わぬ方向に。
私、なんであなたといい雰囲気なの?
イル様、猫より主人公を溺愛してね!?
世のお疲れ女子に捧ぐ、スイーツ×イケメン×モフモフな、ハッピー・ラブファンタジー☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-02 17:27:48
149882文字
会話率:35%
期末考査が終わり、慌ただしく冬が到来した。美都、四季、水唯の3人は鍵について知見を深めるためそれぞれ近しい者と話をする日を設ける。所有者、守護者、それに関わる者。《光の鍵》と《闇の鍵》。過去と現在。
それらは誰もが思わぬところで線が繋がるこ
とだった。
そしてついに恐れていた事が起こる。崩壊を望む者の魔の手が、静かに美都へ躙り寄っていた──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 23:47:40
25380文字
会話率:55%
新見香織がスクールカウンセラーとして赴任して数日ーー宿り魔の襲撃が加速していた。しかし彼女の行動意図が読み切れず美都たちは疲弊する毎日を送っている。ただ一つ確かなのは目的が鍵ではないということ。警戒する日々が続く中、畳み掛けるように次々と事
件は起こる。
一方、音楽教師である高階律は謎の不眠症に陥っていた。自分ではない誰かの夢。原因不明の夢が彼を襲う。
何の為に、誰の為に戦うのか。美都はそれを再び考えるようになる。そして今、彼女の過去が明らかになる──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 21:58:13
275157文字
会話率:38%
季節は秋に向かっていた。美都が通う第一中学校も間も無く体育大会が開催される時期に近づいている。賑やかな雰囲気に包まれていく中、水唯だけはその瞳に影を落としていた。それは己の目的を為すために。そして同様に四季も、彼の動向を気にしているようで─
─。
揺れ動くシリーズ第7編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 01:25:04
124730文字
会話率:53%
王国騎士団の備品係として働くミザリーは自分の部隊の隊長、ディルクに憧れていて、日常的に「隊長!好きです!」と告白を繰り返している。ちなみに当のディルクはあきれ顔だ。
それは恋愛的な意味ではなく、ただのアイドルに憧れるファン心理だと言うが…?
また傍目には明るく見えるミザリーにも抱える暗い過去があり、それはある出会いをきっかけに再び彼女を苦しめる。
主人公が身分差と過去のトラウマを乗り越える異世界ラブファンタジーです。
※未成年者への虐待を思わせるシーンがありますのでご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 19:49:30
20393文字
会話率:40%
神社の神主の息子である僕は幽霊がめちゃくちゃ見える。怨霊とか悪霊とか大嫌いなのにとにかく見えるこの体質、憎い!憎すぎる!ホラーマスクをかぶって何とか現実逃避をしているんだけど、なんなの?なんで幽霊話をこの僕に持ってくるの?6股8股男の名田が
呪われた?女の怨念?知らんって!マジで関わりたくないって!はあ?夏休みに女の子たち連れて、瀬戸内海の小島に旅行に行ってから不幸な事故が続いてる?車に轢かれた?海に落っこちた?だからマジで知らないって!なんで僕にそんな話を持ってくるかな?
先祖の霊の怨念渦巻く孤島で繰り広げられる、私の方が好かれているだとか、私こそが名田君と付き合うべきだとか、そんな話にはもううんざり!海賊の霊とか、日本帝国軍の兵士の霊とか、夏だからっててんこ盛りで来る必要もないでしょう?幽霊なんかもううんざり、本当の本当に関わりたくない。だけど関わらなくちゃいけないって事なら助けて!天野さん!幽霊なんかもう見たくない、ホラーでサスペンスで幽霊てんこ盛りのラブファンタジー。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 18:00:00
135623文字
会話率:46%
王子の婚約者に決まったカサンドラは考えた。あら、私って悪役令嬢じゃないかしら?派手な髪色、派手な瞳、気の強そうな顔は傲慢そうにも見えるし、私、やっぱり悪役令嬢なんじゃないかしら?追放処分までは良いとしても、実家没落はいただけない。そもそも、
王子をめぐって意地悪だのイジメだのなんて面倒臭いじゃない!だけど、このキッツイ顔が冤罪を呼ぶのよ、そうよ、そうなのよ、この顔がある限り安心なんかしていられないわ。
王子妃なんか興味ない、なんなら結婚もしたくない。冤罪をかけられる前に、ありとあらゆる策に出る。悪役令嬢と呼ばれるのは良いとしても、実家に迷惑がかからないように手配する。
王子の気持ちって考えているんですかね?冤罪阻止・ヒロイン阻止のラブファンタジー。カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 17:00:00
77838文字
会話率:39%
夢の中で出会った人が現実に目の前に現れた。この人は私にとって敵なのか味方なのか
夢がどんどん現実の世界と重なるとき主人公は何を学び何を手にするのか
最終更新:2023-09-19 22:31:51
9808文字
会話率:50%
自分が悪役令嬢であるという自覚を持ってしまった侯爵令嬢・リデア。婚約破棄と社会的な死の運命を変えるべく、彼女は行動を開始する。その過程で出会った公爵子息エランとは、婚約を結び、公私を通して愛し愛される間柄となった。そして記憶の物語の舞台であ
る学園で、一人の少女と遭遇する…
リデアの愛が全員まとめてハッピーエンドまで連れて行く、つよ女子つよカップルのラブファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 21:41:14
15370文字
会話率:32%
召喚獣を当たり前に召喚できる世界で、召喚獣を召喚できない落ちこぼれの少女リリス。通っている魔法学園をまもなく卒業という段階で、召喚を成功させなければ卒業させないと宣告されてしまう。
「僕を君の召喚獣にしてよ」
そんな時、そう言っていきなりリ
リスの前に現れたのは、純白の羽根を生やした超絶美少年!?
え、人型の召喚獣なんて聞いたことないんですけど!? しかもこの美少年、他の召喚獣なんか目じゃないくらい圧倒的な力も持っていた!
美少年召喚獣ルナとの出会いは、落ちこぼれ召喚士だったリリスの世界を大きく変えていく——。
ど根性だけが取り柄の一応名家のご令嬢リリスと、そんな彼女を溺愛する召喚獣(?)ルナのちょっとシリアス、基本ラブコメな異世界ラブファンタジーです。
※謎の残る結末になるので、読む前にご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 08:14:22
254257文字
会話率:48%
破天荒な少女司令官と、それに振り回されるハイスペック副官の愛と冒険を描いたラブファンタジー第3章!
かつて、人々に神と崇められていた『魔女』たち。美貌の少女司令官ツルギ・ハインロット大佐は、その魔女の器となるべく造られたクローンであり、
そのため身体を失った魔女ルディアにその身を狙われていた──。
追手から逃れるため司令官と共にレジスタンス組織に身を寄せていた『元・副官』の殺し屋スノウは、発掘調査中の古代遺跡で魔女ルディアの封印を解いた人物を探り当てる──。その人物が現在のアルフ・アーウ国王であることを突き止めたスノウは、レジスタンス組織への協力を中断し、魔女ルディアの捜索を始めようとするのだが、少女司令官の突然の思い付きにより、またも面倒事に巻き込まれることに…。
更に殺し屋の他の仲間たちが合流したことで、司令官と余計なトラブルに発展ッ⁉
果たして少女に振り回されるスノウの運命は──⁉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 22:03:44
152664文字
会話率:34%
共和国軍基地司令官ハインロット大佐の副官エルド・ロウ少尉は、誰もが認める有能副官。しかし共和国軍にスパイとして潜入している『殺し屋スノウ』が本来の姿である──。
ハインロット大佐の誘拐を企てる別のスパイの存在に気づいたスノウは、なんとか
その企てを阻止することに成功したものの、共和国軍から追われる身となってしまう。
「あたしもあなたに付いて行く!」と言われ、司令官と共に逃亡することを決意するスノウ。しかし何やら余計な奴らも一緒に付いて来てしまい──
破天荒な少女司令官と振り回されるハイスペック副官の愛と冒険を描いたラブファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 14:24:45
160215文字
会話率:43%
アリシア・オルコットには他人には見えないナニカを〈視る〉力があった。
母はナニカを「マガイ」と呼び、共存する道を模索していたが呆気なく死んでしまう。
アリシアは母が死んだ際、自分は母の二の舞にならないことを誓った。
そう、マガイは全て祓って
みせる。——この拳で!!
この物語は異能を持った少女が、ヒロインに悪役に仕立て上げられたり、婚約者に執着されたり、女装男子の従者と進展したり、同じ異能を持つ友人ができたりする異世界学園ラブファンタジー……だったりするかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 22:07:07
49861文字
会話率:38%
・✶ 無意味な永遠の命なんて、いらない。君がいなくなるなら・・・ ✶・
吸血鬼は強い・・・だが弱点が多い。そんな吸血鬼族の変異種として産まれたラビアンは、人と同じように生きることができ、人として人間の孤児院に預けられた。そして18歳に
なった時、「信じて愛してくれる人」を無性に求める孤独な吸血鬼の美青年、レインと出会う。ヴァンパイア・ラブファンタジー。
注)まだまだ準備段階ですが、せっかくのハロウィンなので私も何か参加したくなり、試験的に少し公開します。そのため今後は休載、またはいったん戻して非公開の可能性もございます【2022.10.27】
※ 現在、大型長編作『アルタクティス~神の大陸 自覚なき英雄たちの総称 ~』の改稿作業をメインで行っているため、セリフや感情が主に占めるプロットの状態です。落ち着いたらエピソードも増やして丁寧に詰めていく予定ですが、機会があればコンテストも視野に入れてこの形での掲載になりました。ですので、それまで背景や動作などは好きに想像していただけたら幸いです。絵が見えないような唐突なセリフ回しになっていたらゴメンなさい・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 12:54:03
45080文字
会話率:39%
【書籍・コミカライズ】
社交界デビューから三年。伯爵令嬢メルフィエラは、とある趣味のせいであらぬ噂を立てられ、婚約すらままならない日々を送っていた。そんな彼女のことをよく思っていない父親の後妻から、「一年以内に婚約者を見つけなければ修道院
に行ってもらう」と言われ、大慌てで秋の遊宴会に出席することに。
本当は気乗りしないため、彼女は出会いの場でもある遊宴会で一人ぽつんと浮いていた。さらにその最中に、魔毒に侵され狂化した魔獣に急襲されてしまう。絶体絶命の大ピンチを救ってくれたのは、不敵に笑う血塗れの男。実はこの男、『狂血公爵』という二つ名を持つガルブレイス公爵その人であった。
ガルブレイス公爵は、血塗れの自分はおろか、魔物すら恐れないメルフィエラに興味を抱く。その上、あまり人に口外できない趣味――魔物や変異植物を美味しくいただくこと――に理解を示しただけではなく、そのあくなき探究心を満たしてやるとまで申し出てきて……⁉︎
いきなり婚約! 結婚? まさか私、騙されているのっ⁉︎
領民のために魔物を美味しくいただく方法を模索する悪食令嬢と、領地に沸いて出る魔獣を駆除し続ける狂血公爵。悪意ある噂に振り回され、婚約者すらまともに見つからなかった二人が、幸せになるまでのラブファンタジーです!
書籍は講談社Kラノベブックスf様(4/2発売予定)、コミカライズは漫画アプリPalcy様(3/22から)とpixiv様で配信予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 23:55:13
447363文字
会話率:57%
若くして命を落とした『聖女』の記憶を持つレティシアは、前世で秘かに想いを寄せていた騎士の生まれ変わりである教師ユリウスと運命の再会を果たす。しかし彼には前世の記憶がなかった。酷く冷たい態度ばかり取るユリウスに、それでもめげず毎日のように昔話
をして聞かせるレティシアだったが、ある日聖女の証であった痣が胸元に現れて――。
異世界の学校を舞台にした、教師(元騎士)と貴族令嬢(元聖女)のちょっぴり切ない?転生ラブファンタジー。
※自サイトでも掲載中の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 13:05:19
107450文字
会話率:46%
ある日高校の音楽室で見つけた古ぼけた楽譜。そのメロディーを口ずさんだ私は気付くと知らない街に居た。「銀のセイレーン」と呼ばれ、なぜか囚われの身となった私を助けてくれたのは青い瞳をした無愛想な男の子。彼はとある理由から私の歌を必要としていて…
…。
歌が不吉とされた異世界を舞台にした、歌の好きな女子高生と悪魔と謳われた最強術士(呪いにより時々少年化)とのじれじれ恋愛ファンタジー、最終章スタート!
※自サイトでも連載中の作品です。♪マークのある話には頂いた挿絵が入ります。
【電子書籍化のお知らせ】Cross Infinite World様より「My Favorite Song ~The Silver Siren~」というタイトルで英訳出版されました。
いつも応援有難うございます。今後ともよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 22:10:19
763302文字
会話率:41%
和国より海を渡りて陰陽師来たり─。
皇帝の招きにより、陰陽師が庸国にやってきた。
「陰陽師天御門星よ、そなたには後宮に現れる妖を退治してほしい」
庸国の若き皇帝を見た瞬間、星は驚愕する。
皇帝に鬼の気配がしたのだ。
星にとって鬼は兄の敵。
兄を殺した悪鬼の行方を追い、男装してまで庸国に来たのだから。
「ここで逃げるわけにはいかない」
男子禁制の後宮に入るため、常に皇帝と行動を共にすることになった星。
二人だけになると、雷烈は星を突如抱きしめた。
「女の匂いがする。皇帝をだますとはいい度胸だな」
「あ、あなたこそ鬼ではありませんか!」
咄嗟に言い返すと、雷烈は満足そうに微笑んだ。
「うれしいぞ。ようやくおまえに出会うことができた。その通り、俺は鬼の血を引いている」
自らに宿る鬼の力を、封印術に長けた星に抑えてもらうのが真の目的だったのだ。
互いの目的のために協力することになった二人の行く末は。
和国からやってきた男装陰陽師と、鬼の血を引く皇帝。
大きな秘密を抱えた二人の中華後宮ラブファンタジー。
和国(倭国)の男装陰陽師が、中華ファンタジーの世界に飛び込み、イケメン皇帝と出会ったら─?
という発想で書いたファンタジーです。
二万五千字程度の短編ですので気軽に楽しんでいただければ幸いです。
(文字数が多めなので、数話に分けました)
実際の歴史や史実とは関係ございませんので御理解お願い致します。
他のサイト(ノベマ、エブリスタ)にも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 12:17:49
26157文字
会話率:41%
先の戦争で戦績を残したジークムント・トギフォス辺境伯は褒美として王にエリザベス・マイヤーを望んだ。
エリザベスは戦争の突端となったマイヤー商会の娘で、恩人であるジークムント・トギフォス辺境伯に喜んで輿入れするも冷たい態度を取られてしまう。「
きっと商会と関りが欲しくて結婚したんだ」と考えたエリザベスは辺境伯の邪魔にならないよう生活しようと心掛け4年が経った。
冷めた夫婦生活はエリザベスが毒殺され幕を閉じた…と思っていたのだが。
なぜか死なず幽体離脱してしまったエリザベス。幽体離脱したことを利用して今回の事件を解決しようとするなか、嫌われているはずの夫が何度もわたしの見舞いにきていた。
「もしかして嫌われてなかった…?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 23:09:14
6020文字
会話率:17%