広い宇宙の遥か遠い星では、瞳の色の違う民達が、それぞれの生活をして幸せに暮らしている様に見えた。
狩猟、農耕、漁業を営む者達。
然しそこには、武力を持った一族が存在し、その力で他の民達を支配していた。
その権力が行き先を間違えた時。
全く別
の瞳の色を持った村から二人の若者が村から旅立った。
六枚の翼を持つ神聖なる白い鳥に乗って。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 10:36:37
8817文字
会話率:13%
その世界はレムリアと呼ばれていた。
人やエルフやドワーフ、そして魔物が相争う剣と魔法の世界。
人や亜人達は魔物を構成する魔硝石を狙い、魔物は人や亜人達の文明圏が保有する食糧や人的資源を略奪しようと企む。千年も以上も変わらぬ光景。その光景はど
こか農耕民族と狩猟民族が争った歴史に似ていた。我々が知る歴史と異なるのはレムリアには魔法が存在する点くらいだろう。
人々は魔法のおかげで、個体数に勝る魔物達とどうにか勢力の均衡を保ってきた。
均衡は静かに崩れ始める。
詩音という名の少女がレムリアの大地に立ったのは、そのようなときであった。
本作は新聞連載小説のような形式を採用しており、一話を1500~3000文字程度に収めています。
次回更新予定 10月中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 08:00:00
36642文字
会話率:36%
この地球からどれほど離れた場所であろうか。
太陽に似た一つの恒星、そして地球と全く同じ環境を有している二つの惑星があった。
そこには海があり、空気があり、そして地球と同じヒトという種がそこで生を営んでいた。
一つの惑星は超文明が栄
え、進んだ科学力を持っていた。
その星の住人は自分達の星を『テス』とよび、その空に浮かぶ恒星を『シズマ』とよんだ。
もう一つの惑星はまだまだ未発達で、その文化は地球における人間の歴史軸で言えば中世程度の発展――農耕民族が多く、貧弱――の絶対君主制であった。
その二つの惑星はシズマを挟んで対極の位置に存在し、シズマの影響で、長年、お互いの星の存在を確認することができなかった。
しかし運命が導いたのか、それとも神の悪戯か。
テスの無人探索船が偶然、もう一つの惑星を発見してしまったのである。
この物語はそこから始まり、そして私達はその歴史を垣間見ることになる。
共に、その歴史を覗いてみようか――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-03 16:23:24
97922文字
会話率:54%
平成17年9月、大森啓二(37歳)は養老ランド内の骨董品市場で白銅鏡を購入する。
その日から鏡の表面に浮いた白い錆の除去に没頭する。
2年前に妻の雪江を亡くす。彼女の家は養老の滝の近く。彼女との結婚が縁で大森は度々養老に足を向けていた。
毎日白銅鏡を丹念に磨いていると、古代の集落と思える光景が夢に現れて、その中で妻と会う事が出来た。
しかし白銅鏡を完璧なまでに磨き終えた時、妻の夢を見る事がなくなった。代わりに大森の心は物の怪に憑依される。彼の形相は死人のようにすさまじいものになる。
平成18年3月、大森は家を捨てて、養老山脈の北側にある笙ヶ岳に登る。その山頂にある洞窟に入る。大森はその中で死ぬ。
死んだ大森は”あの世の世界”に入る。
その世界は白銅鏡に閉じ込められた瀬族の巫女、瀬織津姫の想念の世界であった。
大森はその世界で瀬織津姫に可愛がられる。白銅鏡をしっかりと守れと言い含められる。
当初、瀬織津姫の想念の世界は穏やかで優しい田園地帯の光景だった。大森が入りこんでしばらくして、太陽も照らさぬ荒々しい世界へと変貌していく。
そして瀬織津姫はもう1つの、雪江達のいる世界に侵入して、雪江達農耕民族の住民を破滅させようとしていた。
この時、農耕民族の長、ニギハヤヒが大森の前に現れる。
大森が手に持つ白銅鏡を砕けという。
大森の間の前には壊滅寸前の雪絵たちの姿があった。大森は意を決して白銅鏡を叩き割る。この時物質世界の笙ヶ岳の洞窟内の大森の死骸に抱かれた白銅鏡も割れる。
そして瀬織津姫の想念の世界は消滅する。雪江達の世界も復元される。
この時を境に大森は養老町で唖として生まれ、30年後に雪江の住む世界に生まれ変わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-06 08:53:10
27960文字
会話率:3%
民族の誇りを大切にしているYouTuberのお話です。
最終更新:2018-05-20 23:38:18
990文字
会話率:0%
今年はトマトと、ナスと、キュウリかな。
最終更新:2018-05-02 20:00:00
238文字
会話率:0%