華鬼 小説家になろう　作者検索

「死を願っていたの。世界の終焉、ただそれだけを願っていたの」 　少女の前に開かれた世界は、欲望と憎悪で塗り固められていた――。 〝鬼の花嫁〟の刻印を持つ少女は、十六歳の誕生日の夜、すべての元凶となる冷酷な鬼のもとへ嫁ぐ。 小説サイト『小部屋の小窓』に2004年から連載された作品を改稿して掲載しています。 イースト・プレス（レガロシリーズ）から出た書籍版や、講談社から出た文庫版の元となる作品です。 ※当作品は、乙女ゲームや映画、舞台、ドラマCD化しています折りたたむ>>続きをよむ

元旦はコタツとミカン！　そんな最高の一日を過ごしている水羽のもとに、招かざる客が訪れた。彼らは言う。「花嫁を探さない？」と。 ※『華鬼』の書き下ろしイベント短編です。

鬼ヶ里高校執行部会長、士都麻光晴（しづま　みつあき）。財力もあって知名度も人気も高く、人当たりが柔らかくて誰からも好かれる男――けれど彼には、唯一欠点があった。そう。クリスマスを一緒に過ごす女性がいなかったのだ！　これは、彼が運命の女性に出会う少し前のお話。 ※閑話として掲載していた『華鬼』の書き下ろしイベント短編を独立させました。折りたたむ>>続きをよむ

人生を諦めた青年。 諦めざるを得ない呪いを持つものたちを様々な世界から諦めた者たちを転移して行く謎の存在の創った異世界で諦める前と後の違いは歴然。 白紙となった人生に生きたい色を染めていく。

まっすぐ純粋に育てられ、父の影響で侍の魂を愛する氷川耀。一期一会をモットーに生きる彼女との出会いが人々のココロに潤いをもたらす。雪島伯、播磨李都、英泰斗、湊リリー。海の見える全寮制学校、星苑学園を舞台に繰り広げられる男女5人の心模様の行方は──折りたたむ>>続きをよむ

　時は平安時代―――異例の若さで出世した藤原景頼。 　しかし父や弟をはじめとする一族や、その一族と敵対関係にあった藤原道長の一派の両方が牙を剥き、景頼は立場を追われることとなる。その際に就いていたはずの大納言の地位を奪われ、太宰府への左遷が決まる。さらには太宰府に向かう道中に野盗に襲われ深手を負い、付いてきた従者にさえ見捨てられる。 　そんな瀕死の彼を救ったのは―――美しい少女のような―――鬼だった。 折りたたむ>>続きをよむ