ミルトン王国の第一王女のアシュリーは義母にあらぬ罪をきせられ、身分を剥奪され平民として穏やかに暮らしていた。
そんなアシュリーにある日帝国の王子様から城で開催されるパーティーの招待状が送られてきた。
そのパーティーは花嫁を探すパーティーで
平民となったアシュリーは驚いた。
なぜ平民の私にこんな招待状が送られて来たのだろう?
帝国の王子様ジェシーは、眉目秀麗で性格は穏やかで優しく、貴賎問わず人気がある王子様だ。
そんな人がなぜ?!
興味が湧いたアシュリーはお城のパーティーに参加することにした。
しかしドレス一つ持っていないアシュリーは途方に暮れる。
一方ジェシー王子は幼い頃に出会ったアシュリーを探し出し再会を楽しみにしていたがアシュリーは現れない。
騎士を総動員し、アシュリーを探し無理矢理城に連れてくるが、アシュリーは幼い頃の事を何一つ覚えていなかった。
嫌がるアシュリーを何度も城に招待し花嫁候補に挙げていたが、本当のジェシーは愛のない結婚を望んでいる冷めた俺様王子だった。
あの穏やかで優しい天使のような王子様が?!
そんな王子の本性を知るうちにアシュリーはなぜかどんどんジェシーに惹かれてしまう。
二百人のライバルから始まったジェシー王子争奪戦は最終五名まで絞られた。
アシュリーは最終候補から外れてしまったが、ここから本気の戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 19:00:00
106618文字
会話率:31%
【第27回電撃大賞:最終候補作品】
「ついに登場! 電撃文庫編集部を震撼させた、火薬と毛皮のパスティーシュSF!」
ひょんなことから歴史の歯車が少しだけズレた世界。チャールズ・バベッジは『差分機関-ディファレンス・エンジン-』を完成
させ、南北戦争によってアメリカ合衆国は三国時代に突入した……。欧州列強に帝国主義が蔓延する19世紀末。かつてない繁栄を遂げた大英帝国の裏には、密かに暗躍する武器商人たちの姿があった。
ロンドン・シンジケート――裏社会の中核を担う武器商業組合(アームズ・ギルド)、〈銃後のお茶会(フロック・ティーパーティー)〉に所属するカネトリは、相棒の喋る白カラス・クローとともに各地を旅する武器商人。
数々の戦場を渡り歩いてきた敏腕の武器商人ながら、彼にはある弱点があった。
カネトリは真正の「ファーリー・ジェントルマン(ケモナー)」だったのだ……。
ある日、出会ってしまった二人と一羽。運命はまるで解析機関の歯車のように、やがて一行を巨大な陰謀に巻き混んでいく……。
著:上地オウエル
バーナード・ショー、ギブスン&スターリング……その他、敬愛する作家たちに捧げる。それと、歴史ファンで文学ファンでスチーム・パンクファンでミリオタでケモナーなあなたにも贈る。
歴史改変パスティーシュケモノSF小説!
:ケモノベル 注意事項
※アレルギーにご注意。本製品には毛皮成分の他に、パスティーシュ成分が多く含まれます。
※この小説は第27回電撃大賞最終候補作『ディファレンス・ワールド -ケモノと武器商人-』を改稿・改題したものです。
※元ネタであるバーナード・ショーの戯曲『バーバラ少佐(Major Barbara,1905)』については、色々と探してもしっくりくる訳が見つからなかったため、もうなんか仕方がないので自分で訳しました。原作が気になった方は、こちらをご覧ください。
→https://onl.tw/wUi43tA(バーバラ少佐:Amazonキンドル)
※この物語はフィクションです。あなたの世界の歴史、及び実在する人物・団体・名称などには少ししか・あるいは一切、関係ありません。しかしながら、実在する作品、偉大なSF作家先輩方に対する、誠に勝手なリスペクトが内在している可能性は否定しません。失敬。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 22:55:27
174711文字
会話率:61%
代わり映えしない毎日に飽き飽きしていた、夕凪(ゆうなぎ)高校二年生の朝比奈麗美(あさひなれみ)。
五月のある日、麗美は第一図書室で、望月絵美子(もちづきえみこ)という美少女と出会う。二人はすぐに打ち解けるが、この新しい友人には謎が多く、
麗美は徐々に違和感を覚えるようになる。また、学校内では次々と不可解な出来事が発生、日常に少しずつ影が差してゆく。
梅雨に差し掛かる頃、麗美は母方の叔母であり、夕凪高校の卒業生でもある星崎百合子(ほしざきゆりこ)と、数年振りに再会する。学校生活でおかしな事はないかと百合子に尋ねられた麗美は、絵美子と不可解な出来事の数々について話す。
「そんな……どうして」
百合子は明らかに動揺していた。
「叔母さん?」
「絵美子は死んだのよ。二〇年前、私の目の前でね」
百合子は語った──二〇年前、夕凪高校で起こった、やはり不可解な出来事の数々を。そしてその裏に隠された、ある衝撃的な真実を。
エブリスタ小説大賞2022 三社合同 最恐小説・コミック原作大賞 最終候補
※若干暴力的・残酷な描写がございます。
※他投稿サイトでも公開しております。
また、矛盾点や誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、予告・報告なく修正する事がございますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 18:29:41
112328文字
会話率:53%
結婚を考えていた恋人に裏切られたショックと、職場でのパワハラが原因で半引きこもり状態となった、緋山(ひやま)ケイ。
ある日、妹のアイリに連れ出され、閉店セール中のショッピングモールに足を運んだケイは、高校時代の同級生で、在学中に亡くなっ
た木宮光雅(きみやこうが)が壁鏡に映っているのを目撃する。
それ以来、ケイの周辺では奇妙で恐ろしい出来事が相次ぎ、光雅もまた度々鏡の中に姿を現すようになる。
光雅は何かを伝えたいのだろうか。一連の出来事と関係しているのだろうか。それとも……。
エブリスタ小説大賞2020 竹書房 最恐小説大賞 優秀作品(最終候補以外)
アルファポリス第4回ホラー・ミステリー小説大賞 奨励賞
HJ小説大賞2020後期 一次選考通過
※他投稿サイトでも公開しております。
また、矛盾点や誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、予告・報告なく修正する事がございますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 17:09:25
114829文字
会話率:52%
結婚直前の婚約破棄。失意の中、追い打ちをかけるように洗濯機が壊れた! やむなくコインランドリーに行ったら、乾燥機の中からアフロの悪魔が現れて、どんな願いも叶えてくれるというが……。
日本ラブストーリー大賞最終候補。
キーワード:
最終更新:2023-04-30 12:00:00
108677文字
会話率:52%
主人公「夏」は両親の離婚により転校することに。その先で待っていた新生活は苛烈ないじめの嵐だった。そんな中でも新しい友人を得て、彼女は自分の居場所を見つけ出していく。
小説すばる新人賞最終候補作品。
※この作品は「カクヨム」「forkn」
にも全文掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 21:00:00
114684文字
会話率:61%
慶長五年(西暦1600年)二月陸奥国栗原郡、平蔵は豪農の厨房で差配するなど人と人の間を行き来して暮らしていた。平蔵はある日、馬に乗った侍に目隠しをされ連れ去られた。目隠しを外されるとそこは厨房。四人分の夕餉を作れと言う。平蔵は貝汁に塩だけ
を入れた潮汁などを調理した。
それから時は流れて三十年近く経った頃、平蔵は仙台で煮売家をして暮らしていた。そこで彼は伊達政宗より思わぬ依頼を受けた……。
歴史物です。内容は史実ではなくフィクションです。この作品は仙台短編文学賞に応募したもので、最終候補に残ったらしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 11:27:16
8396文字
会話率:32%
昆虫食 × 大学生ラブコメ
読めばゴキブリが食べたくなる?
僕(渡辺)は何の取り柄もない大学1年生。同じ学科の人に話しかけることもできないし、自分からサークルに入る勇気もなく、入学早々ぼっちになっていた。だが、廊下でクモを捕まえようと
している美人だが変人の先輩と出会う。カニを食べさせてもらえると思ってホイホイ付いていくと、先輩は捕まえたクモを茹でで食べ始めた。ここは虫を捕まえて食べるサークル『虫の輪』だったのだ。このまま何のサークルも入れずに四年間をぼっちで過ごすくらいなら、と思って、僕はそのサークルに入ることにしたが……。
これは、僕と残念美人の先輩の、恋の物語。
*実在する団体や人物とは無関係です。
*吉田定理作。「第15回GA文庫大賞」最終候補作を修正した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-17 19:00:00
141478文字
会話率:55%
(上巻までのあらすじ)
下町に大富豪が住んでいるという、都市伝説のような話を聞いたことがある。もう、ずいぶん前の話だ。ある大手掃除サービスのアルバイトをしている50代の冴えないおじさん。実は、そのおじさんの正体は優良企業の創業者兼会長であり
、以前は長者番付の常連であった。
主人公の一ノ瀬光一は友人と、4畳半アパート暮らしから歴代最年少の銀座のママさんとなった若き成功者、若宮レナとともにおじさんの素性をつきとめようとする。おじさんの正体は、神主の後継者として育てられた神職の家系。ときには皇室の家庭教師を行い、若い頃はスケートオリンピックの最終候補まで選ばれたスポーツ万能。
なぜ、おじさんは神主を継がず、俗世に生きることを選び、経営の道を選んだのか。なぜ、優良企業の創業者兼会長であり、長者番付の常連でありながら、掃除のバイトをしているのか。
何の変哲もない下町に住んでいる大富豪の生き方を明かしつつ、そのおじさんから教えていただいた静かなる成功者になるための心構えを、「成功を引き寄せる7つの魔法の教え」として、光一たちに説いた。
【静かなる大富豪が語る、成功を引き寄せる7つの魔法の教え】
その1.生かされていることに感謝し、報恩の人生を歩む
その2.奪う愛から与える愛への観の転換~幸福を創造する人になる
その3.偉大なる経営者は芸術家であり、教育者であり、努力家でもある
その4.潜在意識を活用する
その5.積極的考えのすすめ
その6.異次元の力を引き寄せる
その7.知的生産物をつくり、資産とする
どこまでが本当であり、どこまでが方便であったかは今となってはもうわからない。わかるのはこういった人物が日本にいたということだ。
本書を読まれた多くの人たちが、今後の人生に奇跡を起こし、真なる幸福と成功を実現するためのテキストになりましたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-13 07:31:02
41793文字
会話率:33%
2008年作。早稲田文学新人賞最終候補作。
最終更新:2022-05-07 07:00:00
38136文字
会話率:61%
そのとき、竜に育てられた《少女》は竜殺しとなった。すべてはただ、竜にたいする愛ゆえに。
かつてひとは竜とともにあった。人類は竜を信仰し、竜の恵みを享けながら穏やかに暮らしていたが、際限ない欲望により《戦争》が勃発した。竜は争いを嘆き、壊れ
ていった。こころの壊れた竜は気候を乱し、暴れまわる。
斯くして竜とひとは、別れた。
殺せるはずのない竜を殺しながら旅をする娘《メリュ》は、謎の青年《ラグス》と出逢い、行動をともにすることになる。
何故、彼女は微笑みながら、竜を殺すのか。
美しき地獄に祈りの声はなく、ただ憐れみの賛歌が響きわたる……これは英雄にも勇者にも竜殺しの聖女にもなれない、ひとりの少女の、愛と殺意の旅路を綴った幻想譚(ダークファンタジー)である。
*連載について
毎日20時に投稿致します。
*注意書き
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・出来事とはいっさい関係がありません。ご了承ください。
最強とついていますが、対人戦では不殺を貫くので多少苦戦します。
またR-15程度の残酷描写があります。
*お知らせ
第26回電撃小説大賞最終候補作《死者殺しのメメント・モリア》
メディアワークス文庫より好評刊行中 です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 20:00:00
124228文字
会話率:33%
※※エブリスタ小説大賞 スターツ出版文庫大賞2020 最終候補選出作品※※
そう遠くない未来。
巨大な隕石が地球に落ちることが確定した世界に20歳を迎えることなく地球と運命を共にすることになった少年少女達の最後の日々。
諦観と願望と
憤怒と愛情を抱えた彼らは、最後の瞬間に何を成し、何を思うのか。
「俺は」「私は」「僕は」「あたし」は、大人になれずに死んでいく。
『20-1』それは、決して大人になることのない、子供達の叫び声。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 07:00:00
100784文字
会話率:25%
私たちは双子の姉妹、私は姉です。
王太子殿下に一目惚れした私たち、婚約者の最終候補に私たちが選ばれ、どちらが選ばれても恨みっこなしと約束したのですが。
王太子殿下が選んだのは妹で、そこから妹は私に見分けがつかないから髪を切れと命令し、傲慢な
態度をみせるようになったのですが…。
殿下が最初好きになったのは実は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 16:01:12
3909文字
会話率:53%
神楽坂の江戸留守居役屋敷門前に、生首が置かれる。
留守居役たちは騒然となる。しかし、犯人に心当たりはない。
やがて、また一人、また一人と江戸留守居役が殺されてゆく。
犯人は?
最終更新:2021-05-10 08:45:26
25524文字
会話率:46%
十五歳の藩主の暴挙と傍若無人ぶりに、家臣たちの憤懣は爆発寸前となっていた。
今や隠居の身である有賀喜久左衛門は、悩みに悩んだ結果、藩主暗殺に動き出すのだった。
最終更新:2021-05-10 08:37:06
28516文字
会話率:45%
依頼事ならなんでも請け負う「頼まれ屋」の銀次のもとにりんという女がやって来る。
りんに頼まれ、歌舞伎役者に酒を届けに行くが、役者は頑として受け取らない。
酒は、毒入りだった。
りんを捜すが、女はこの世に存在しなかった。
頼まれ屋は銀次のおも
ての商売で、実は十手を預かる岡っ引きだった。
りんという女は何者なのか? そして、どこに……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-10 08:27:02
24918文字
会話率:52%
第8回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。
ドーム都市に住む少年トウジは思い出していた。彼が崇拝したルイを。ルイは頭がよく人を統率するのに優れ、トウジはそれに従って生きていた。しかしそれは思い出に過ぎない。現在の彼は、ドームの外に出て汚染さ
れているという世界を正常化する夢を持ちつつも、息が詰まりそうな現実のために過呼吸症候群に苦しんでいた。ある日彼の前に、更なる現実がやってきた。それは決して喜ばしいものではなく――。
未来の少年少女の手記が伝える、ひとつの未来。
※この作品は、カクヨムにも掲載しています。
※以前投稿していた「COLORS―15歳、4人の日記―」を改稿した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-19 00:00:00
210329文字
会話率:45%
既作「君に、あいにいく。」のその後を書きました。
『坊っちゃん文学賞』応募作を少し改稿した作品です。最終候補作に残らず落選が確定いたしましたので、こちらにアップしました。
ようやく叶った思いを胸に、東京へと向かう昭仁。東京駅で逢瀬を果たし
た二人の未来は、果たして天国なのか、それとも…
幸せを感じる「愛の時間」を過ごした二人。しかし、翌朝二人の思いはすれ違う…
「道ならぬ恋」の理想と現実。その狭間で揺れるつかの間の恋人たちの思いは、残酷だけど真っ当な「現実」に引き裂かれます。
ちょうど24時間の時間軸で、悲しい大人の恋を描きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-19 10:31:43
4017文字
会話率:27%
現在誤字脱字などを少しずつ修正中です。
黒龍編 第五章 魔力 まで編集終了(7月28日)
彼は通いなれた道を高校へ向かって歩いていた。見慣れた景色。見慣れた高校。
歩行者信号機が青になり、左右を確認して横断歩道を渡る。だが、視界に入っ
たトラックに彼は足が止まってしまった。
スピードを落とさずに向かってくるトラックと、突然トラックの前に現れた星が描かれた魔法陣。
衝撃と激痛を感じながら、聞こえる女性の声を気にすることなく意識を闇の中へ手放した。
そして、次に目を覚ましたらそこは見知らぬ場所で、彼は『黒龍』になっていた。
※キャラクター紹介、短編は本編を読んでから読むことをお勧めします。
ネタバレや、次の話しへ関係ある内容のものもあります。
『異世界に召喚されたら黒龍になっていた』から、『転生召喚『黒龍』記』にタイトルを変更致しました。(2018年9月1日)
無断転載禁止
無断転載はご遠慮ください。
Please do not use any images on your site without permission.
アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタに掲載しています。それ以外は無断転載となります。
鷲獅子編以降は
○鏡世界編(予定)
○白龍編(予定)
を予定しております。
☆小説大賞2018 レジェンドノベルス シリアスゲームノベル大賞 最終候補作品(エブリスタ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-12 16:00:00
644940文字
会話率:35%
人の個性や特徴を定める「鍵」を操る「鍵主」を王とし、鍵主に常人を越える力を与えられた「鍵替」が支配する国。都は特権階級の住む王宮と、庶民が住む地域に二分され、南の貧民街には、突然変異による特殊な力を持つがゆえに弾圧される「闇鍵」たちが潜ん
でいた。
政争により両親を失い、王宮を追われた鍵替の少女つかねは、千里眼を持つ闇鍵の女・カカリの営む遊屋「あむち屋」にかくまわれる。そこでは、カカリの息子・咲葉や、長命ゆえに長く少女の姿を保つ闇鍵・ヤライをはじめ、社会からはじき出された者たちが肩を寄せ合って暮らしていた。
つかねの一族・禍見とは、状況分析に長け未来を予測する役割を持つが、その変異の過程で、なぜか予知能力が備わった鍵替である。鍵替は人間が本来持っている能力を向上させた存在であるのに対し、人には通常ないはずの予知能力を持つ禍見は政争の火種となり、滅ぼされた。その生き残りであるつかねを巡って、鍵替たちの間で闘争が激化するにつれ、都の南に住む民衆、そして「あむち屋」の面々も争いに巻き込まれていく……。
※この作品は、第九回日本SF新人賞(2007年)最終候補作「鍵替記」(三本木みわ名義で応募)の設定をもとに、全面改稿したものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 01:10:17
22678文字
会話率:48%
『この地には封印されし強大な存在が眠る』
そんな噂が古の時代より絶える事のない西ヘルジア王国。
死の淵に立つ現王が後継者として指名したのは、田舎に住む魔術師の少女シエルだった。
力有る者が弱き者を守り、導く、大昔から変わる事のない力量により
序列化された社会において、少女はその頂点に立つ事を宿命付けられたのだ。
思い悩むシエルが出会ったのは、不幸を一身に背負っているかのような青年。胡散臭い彼が示したのは、聖剣を抜いて見せるという、未だかつて誰も成し得えなかった事だった。
青年の潜在能力に惹かれたシエルは、自らの運命に巻き込むことにする。
エブリスタでも連載中
ジャンル応援キャンペーン 佳作
https://estar.jp/_ofcl_evt_outline?e=154961
レジェンドノベルスさんのゲームノベル大賞2018 最終候補・優秀作品に選出していただきました! が、残念ながら受賞ならずでした
https://estar.jp/_ofcl_evt_outline?e=156637折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 02:58:33
331293文字
会話率:43%
夕焼け色のファルセットに、一ノ瀬貴志は一耳惚れした。
ボーカル不在の軽音楽部の前に、歌姫の小日向綾が現れる。しかし、彼女はとある理由によりボーカルにはなってくれなかった。
さらに問題は続く。文化祭ライブの日が近づく中、ボーカル探しを
する貴志たちは様々な謎に巻き込まれることに。
密室でグローブをズタズタに裂いたのは? 密室を移動してコントラバスを破壊したのは? 密室で脅迫状を軽音部に送り付けたのは? そして軽音部に隠された謎とは?
青春×バンド×密室×謎の四重奏。多感な少年少女たちの心を描くほろ苦い青春ミステリー。
※2017年SKYHIGH文庫賞最終候補作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-07 10:35:05
100784文字
会話率:51%
平成27年度 第32回 織田作之助青春賞 最終候補作品です。
最終更新:2018-12-10 05:30:50
10397文字
会話率:0%
父はいつも仕事で家にいなかった。外国人の母は日本語を覚えようとはせず、いつまでたっても日常的な会話すらしたことがない。自分と同じ浅黒い色の肌をした母親は、遠い海の向こうの祖国ばかりを想っている。
それでも少年は、幸せだった。家を出たら、光に
満ちた世界が迎えてくれた。
その日が訪れるまでは。
いつまでも続くと想っていた明るい日々は、呆気なく暗黒に包まれた。少年を拒む夜が世界に訪れた。
2017年織田作之助青春賞において最終候補作に残った原稿を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-09 21:00:00
9846文字
会話率:31%