背がすらっと高くしなやかな体躯で目鼻立ちがくっきりとした容姿、それこそが美人の条件と言われている王国で、侯爵令嬢リリアーヌはとても華奢で小柄な愛らしい容姿だった。そのため周囲から散々馬鹿にされ、ついには幼少期から決まっていた王子との婚約も破
棄されてしまう。美しい容姿であるリリアーヌの妹と婚約をし直す形で。
王子との婚約を破棄されたなどという醜聞を背負ったリリアーヌは、もう他の縁談も見込めず、両親によって辺境へ追いやられてしまった。
しかし辺境で失意の中暮らしていたリリアーヌに、思わぬ出会いがある。大国である帝国の第二皇子で、現在は公爵位を賜り騎士団長として働くフェルナンだ。
酷い怪我をしているところを光魔法で治癒したらなぜか興味を持たれてしまい、リリアーヌはフェルナンに求婚されることになる。
しかしさすがに社交辞令だろうと信じていなかったリリアーヌだが、後に正式な書状が届いたと王都から連絡が来る。リリアーヌのことを虐げ、一方的に婚約を破棄した側はこの事態に大混乱に陥り――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 20:34:02
139693文字
会話率:56%
誇り高き勇者の国、ライアー王国。数多くの英雄たちが守り抜いてきた平穏は、王家に届いたたった一通の書状で崩れ去ることとなる。
——そろそろ寿命を迎えるため、「終活」なるものをしようと思う。人を寄こせ。
差出人は魔王。ライアー王家の祖先で
ある勇者が倒したはずの、魔王その人であった。
勇者の子孫たちと魔王が送った、長くて短い一年間の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 19:24:44
21869文字
会話率:56%
「お前のような不細工な婚約者がいるなんて恥ずかしいんだよ。今頃婚約破棄の書状がお前の家に届いているだろうさ」
年頃の男女が集められた王家主催のお茶会でそう言ったのは、幼い頃からの婚約者セザール様。
確かに私は見た目がよくない、血色は悪く、
肌も髪もかさついている上、目も落ちくぼんでみっともない。
だけどこれはあの日呪われたセザール様を助けたい一心で、身代わりになる魔導具を使った結果なのに。
当時は私に申し訳なさそうにしながらも感謝していたのに、時と共に忘れてしまわれたのですね。
結局婚約破棄されてしまった私は、抱き続けていた恋心と共に身代わりの魔導具も捨てます。
当然呪いは本来の標的に向かいますからね?
日に日に本来の美しさを取り戻す私とは対照的に、セザール様は……。
恩を忘れた愚かな婚約者には同情しません!
◇ ◇ ◇
本作はカクヨム様、アルファポリス様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 15:00:00
5293文字
会話率:45%
過労死したら、セルディア王国の第三王女に転生していた。
これは楽しむしかないよね!と王女生活を満喫することにしたレティシア・セルディアだったが
転生して17年目の冬の月、突然セルディア王国の王女4人全員王の間に呼び出される
「セルディア王
国の東側に位置する東亞国から書状が届いた
セルディア王国の王女を我が国の皇子、江流に献上されたしとな」
突然告げられた言葉に驚く王女達
困惑する一同の前に現れたのは、東亞国からやってきた関西弁の使者だった
「東亞国は、でかい国ですしこことは文化がちゃいます。
物騒な噂もたっくさんありますけど・・全部がホンマとちゃいますし、東亞国の江流皇子様と言えば優しくて美男子っちゅう噂ですよ」
妹のエレナを守るため、レティシアは東亞国に嫁ぐことを決意した。
東亞国に嫁ぐため、準備を進めながら江流皇子について聞くが怖い噂とは全く違うみたい。
それどころか、使者の中に江流皇子がいるかもしれない?!
江流皇子(推定)は、従者と二人で話していただけですねる
「ええ従者やと思いますけど、あんまり信用しすぎたらあかんと思います。
男なんてみーんなオオカミやって話聞いたことありません?
花嫁様はごっつ綺麗なんやから、もっと警戒心をもたなあきませんで」
え、私の結婚相手(想定)可愛すぎんか。
17年暮らした国を離れても、きっと楽しい結婚生活が送れると思う。
異世界転生×中華×(少し)ファンタジー要素あり
※関西弁の表記・表現がおかしい場合がありますが、あたたかく見守ってください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 20:00:00
6612文字
会話率:42%
「絶対に私は屋敷の、私にとっての家族を守ってみせる」
泣き虫で自堕落な生活をこよなく愛していた伯爵令嬢に転生したレジーナは、父の死と共に当主後継者争い、王家との婚約破棄、他国との領地問題に巻き込まれて殺されそうになる。死にそうになる中、土
地神である魔族と再契約を結んだ。
伯爵当主の証を得たレジーナは、完全無欠の悪女の仮面を被ることで困難に立ち向かう。
執事クラウスは「大切な主人のため」と面白半分で三カ国に囲まれている国に対して、「エル・ファベル王国から独立を宣言する」という書状を送り、状況を大きく動かす。
(はぁあああああああ!? 独立宣言!?)とレジーナは頭をかかえる。
最初こそレジーナは再契約を結んだ魔族であり執事のクラウスに翻弄され、頼ることが多かったが、徐々に自身の才覚を発揮して様々な問題を華麗に片付ける。彼女の手腕に守護騎士ロルフ、執事クラウスに始まり、ラインハルト第三王子や魔王の心を掴んでいき・・・・・・。
拗らせヤンデレ魔族執事クラウス×泣き虫自堕落令嬢レジーナ×わんこ系機械人形の護衛騎士ロルフのラブコメファンタジー、頭脳戦、ざまあ展開あり!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 20:14:45
81690文字
会話率:44%
短編、「子ウサギ王女は溺愛される。」の連載版です。若干内容変更可能性有りです。
https://ncode.syosetu.com/n8836ij/
その儚い美貌からいつも完璧な王女を演じてきたフローラルには前世ものぐさ農家娘の記憶が
あった。
周囲のイメージを壊さぬよう努めていたが、ストレスは溜まる一方。
そんな時帝国から届いた書状で状況は一変する。
フローラルがとった行動は…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 08:00:00
2925文字
会話率:35%
その儚い美貌からいつも完璧な王女を演じてきたフローラルには前世ものぐさ農家娘の記憶があった。
周囲のイメージを壊さぬよう努めていたが、ストレスは溜まる一方。
そんな時帝国から届いた書状で状況は一変する。
フローラルがとった行動は…
最終更新:2023-08-30 11:50:20
7490文字
会話率:27%
イラシュバテン伯爵家の長女・イゼルベは、義理の母と妹に冷遇されていた。
義妹には持ち物を取られ、気に入らないことがあればぶたれる。義母はそんな義妹を止めるどころか嗜めもしない。
唯一血の繋がっているはずの父親も、彼女のことには無関心だった。
それなのにイゼルベに仕事の一部を押し付けるなど辛くあたる。
そんな中、一通の書状がイラシュバテン家に届く。
それが自分宛ての舞踏会の招待状だと思い込んだ義妹は喜んだが、それは招待状などではなく、聖女候補の世話をする為に出仕しろという命令だった。
「嫌よ、わたし、そんなの行きたくないわ!」
「けれどこれは王命なのよ」
どれだけ宥めても嫌がる義妹。そんな義妹の様子に、父はイゼルベに言い放つ。
「仕方がない。イゼルベ、お前が代わりに行くんだ」
「……何を言っているんです!?」
伯爵の命令で、イゼルベは義妹の代わりに城へ赴くことになった。
※メリバ寄りです。閲覧注意折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 16:39:34
23298文字
会話率:43%
女子高校生にして現代日本最後の魔女。――魔のつく女。東山魔耶。
ある日、彼女のもとに一通の書状が届く。身に覚えのないそれは、なんと魔導委員会直轄の教育機関『グラズヘイム魔法学校』からの推薦入学勧誘状だった! 日本ではない別の世界、異世界か
らの奇妙な招きに、とある事情を抱えていた魔耶は魔法学校に入学することを決意する。
……この物語では、そんな彼女になりゆきで付いていくことになった普通の男子高校生が主人公です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 13:00:00
212741文字
会話率:28%
セントミリア帝国の属国にあたるガルセンティア公国。その第一王女であるサリアは『呪われた聖女』と呼ばれていた。
呪われた聖女を娶りたいと言う者はいないと言われていた。
そんなサリアの傍らにはいつも近衛騎士のアランが。二人は仲睦まじく、いずれは
二人が人生をともにすることになるだろうと思われた。
しかし、ある日突然、セントミリア帝国の第一皇子であり皇太子でもあるソルドからサリアと婚約する旨の書状が届く。
ソルドは黒い噂の絶えない恐ろしい人物。
サリアの父でありガルセンティア公国を治めるガルフォードはその婚約をなきものにしようと奮闘するが……。
神の奇跡をその身に宿すと言われるガルセンティア公国の聖女。聖女として生まれながらその奇跡を宿していないサリア。
彼女を守ると誓ったアランはソルドの魔の手からサリアを守ることができるのか。
さらに呪われた聖女の秘密とは。
短期集中連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 22:14:01
34458文字
会話率:47%
詠み人の件も落着し、皆はやっと平穏が戻って来たとまた、月見の宴には龍の宮へ集まって、正月に遊べなかった分楽しもうとしていた王達。
だが、そこへ未知の神からの書状が届き…。
相変わらず淡々と進む神世ホームドラマのようなお話ですので、苦手なかた
はバックでお願いします。
それでも読んでくださる奇特なかたがいらっしゃいましたら、できたら、大変に多いですがシリーズ最初から読んで頂いた方が、ワケが分かっていいかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 06:00:00
558806文字
会話率:31%
炎嘉は、猛を引き取りたいと碧黎に書状を遣わせる。碧黎は、猛の意思を確かめるべく、地の宮へ向かった。そこで、無事に猛は炎嘉の所へ行くことになるが、月の宮では十六夜が変調をきたしてきていて…。
続・迷ったら月に聞け4からの続編です。相変わらずだ
らだらと昼メロ状態で続く、大人な女子に好評なお話でありますが、良かったら最後までお付き合いくださいませ。ちなみに今回は、SFちっくになってしまいました。知識の無さは、多めに見てくださいませ。後半は、いつもの昼メロに戻ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-05 07:00:00
256430文字
会話率:40%
メイドのソフィアは、奥様のイヤリングを盗んだ疑いをかけられ納屋に閉じこめられてしまう。犯人は自分ではないと書状で訴えるが……
ミステリアスなメイドとおませなご令嬢の、午後のひと時。
※もとはノベルアップ+でやっていた「嘘」がテーマのショ
ートショートコンテスト参加作品でした。字数制限で泣く泣く削った部分などを加筆しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 17:25:50
2805文字
会話率:53%
サンドリーヌ・ノヴェールはある日婚約者からいわれの無い「非道な行い」を理由に婚約破棄される。
が、サンドリーヌは冷静に元婚約者に反論し、それに怒りを爆発させた元婚約者に「決闘」を申し込まれる。
サンドリーヌは、決闘で元婚約者とそそのかした女
両方に鉄槌を下す。
その後、サンドリーヌの家に狼が書状をもって現れる──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 18:49:45
5502文字
会話率:55%
世界で唯一の魔女で、伯爵令嬢のメロリーは、魔女のくせに『役に立たない薬』しか作れないことで、家族から虐げられていた。
そんな中、ロイド・カインバーク──『変態辺境伯』と『冷酷辺境伯』との噂があるその人にから、『天使のメロリー嬢』と書かれた
縁談の書状が届く。しかし、天使と呼ばれているのは妹のラリアだった。
(あら大変! 間違えていらっしゃる!)
──訂正することなく、メロリーはロイドの元へ嫁ぐことになるのだが、本人はそれほど悲観していなかった。
(ふふ、変態でも冷酷でも勘違いでも何でも良いわ! 新しい素材が取れたら、どんな薬を調合しようかしら!)
これは『眠る時間が半分でも睡眠が確保できるけど、いっとき眉毛が薄く薬』や『顔色を悪くする薬』など、少し変わった魔女の秘薬を作るメロリーが、辺境伯──ロイドの溺愛される、序章の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 19:06:21
10136文字
会話率:31%
ランガット・ドート、ストラー・ドートは元魔王領で暮らす魔石屋店主とその弟子である。
そんな2人の元に届けられたのは新しく建設された魔法学園に人材を募る書状だった。まだ見ぬ学園生活に心躍らせるストラーと、乗り気じゃないランガット。
師匠として、異性として、並々ならぬ感情(物理)をぶつけてくるストラーにその身を狙われながら、ランガットの新たな生活が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 21:53:08
4906文字
会話率:51%
西暦五百年代の中華大陸。
北朝と南朝に分かれて、抗争をしていたが、北朝は東西に分裂し、更にある人物により、諸王朝は混乱し、結果統一の動きが加速する。
その人物の謀主として仕えていた男の、様々な書状について。
※全三話。三話目のあと
がきに、主な参考資料を掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 10:00:00
19476文字
会話率:9%
明治維新の頃、福岡藩において高杉晋作や西郷隆盛に並ぶ英雄が存在していた。
だが、その人物は時代の流れと共に忘れ去られようとしている。
その人物の名は『加藤司書』。
戦時中においては国歌の次に歌われたいたとされる今様、
「皇御国の武士は いか
なる事をか 勤むべし ただ身にもてる真心を 君と親とに尽くすまで」
これを歌った人物はどの様な者であったのか。
少し紹介させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 09:00:00
12091文字
会話率:26%
聖女シーリアは無能聖女と呼ばれている。能力がない訳ではない。自分にしかその能力が適応されないのだ。だから他人の役に立つことは出来ない。だが彼女は自身が他人から何と呼ばれようが気にならなかった。家族や自分を愛してくれる人がいればそれでよかった
。
今回、帝国に嫁いできたのも姉と彼女の愛した人との婚姻を進めるため。ずっと二人の仲を応援していたシーリアだったが、当の姉はシーリアのことを心配し、なかなか結婚してくれない。だから帝国より送られた『ゴルードフ伯爵家の聖女を妻によこせ』という書状を利用することにしたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 12:01:48
20914文字
会話率:32%
学校から帰宅した伯爵令嬢スフェーンは受け取った書状に書かれていた文字に目を疑った。
そこには何と爵位剥奪の文字が!
理由は出仕拒否中の長兄と謹慎中の次兄のせいだった。自由奔放な両親と奇人変人兄弟を守るには多額の税金を納めなければいけないのだ
が、そんな大金はない。
ならば私が働きましょう!
男装したスフェーンはギルドで任務をこなすが今度は出席日数が足らずに学園追放の危機に!
そんな時に聖女の護衛をすれば特別恩賞が貰えると聞きつけた。ただ、この聖女。我儘過ぎて護衛達から不興を買うことに。立ち寄った村でも問題を起こし、そのせいで子供が行方不明になってしまった。聖女の為にと行動した事が結果的にダンジョンの主を起こし村が襲われる事態に発展。スフェーンは魔物を欺くため1人でダンジョンに向かうが過去のトラウマから危機に陥ってしまう。
これは一人の少女が家族や友人の為に奮闘し女性で初の爵位授与となり悪しき風習を変えた物語。
✳︎この作品のオリジナルはpixivにも掲載されています。
今回、応募にあたり加筆修正したものを、こちらに載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 12:49:46
77892文字
会話率:49%
※アルファポリスでも投稿中
デマントイド王国侯爵令嬢キアラのもとに、ある日突然届けられた一通の書状。
そこには、王女ベアトリーチェの侍女として王宮に勤めるべしという王命が記されていた。
戸惑いつつも王宮にあがったキアラに「相棒」として紹介
されたのは、なんとも見目麗しいジャンヌ。
ただ、彼女には秘密があって…
「…ちょっとまって……あなた…男なの?!」
「きゃっ♡バレちゃった♡」
イケオジだけど腹黒な王、素敵でミステリアスな王妃、可愛いだけじゃない王女、秘密を抱えた王太子、敵意むき出しの伯爵令嬢、癒しの神童第二王子(5歳)。
登場人物、もれなくみーんな一癖あり。
「そんなの聞いてないんだけど?!」
「うん、だから今言ったの♡」
美人な男の娘(?)を相棒に、陰謀渦巻く王宮で、秘密のミッション渋々スタート!
キアラは無事、平凡な日常に戻れるのか?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 00:16:31
99716文字
会話率:45%
魔王の復活と共に魔素が産まれ、魔物化したものが王都を襲うようになった。
希望となる勇者は最果ての村にいるというお告げを受け、連合国の騎士たちが勇者を迎えに村に向かった。そこで見つけた勇者は桁違いな魔力と身体能力を備えていた。
――ひ弱で
病気ばかりしている妖精族の父と限りなく頑丈な母の間に生まれたアンバーは唯一同じ世代の幼馴染クラウスと辺鄙な村で暮らしていた。小さいころから色々と桁違いだったクラウスはある日勇者として村を旅立っていく。しばらくして婚約者だったアンバーの元に届いた王女からの書状は、王都に来てクラウスと婚約解消の手続きをして欲しいと願う手紙だった。
「二股なんて冗談じゃない! 王都に行って、婚約破棄してくる!」
そうして辺鄙な村からクラウスとの婚約破棄を目指してアンバーの旅が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 06:00:00
26961文字
会話率:63%