二大強国の一つ、グリパニアによる南部領地への侵攻によって、理不尽な大戦が引き起こされた。南郡に住む多くの人々は、これまでの平和な日常を奪われるという不安や恐怖により、正気を保てず、精神に異常をきたすようになる。その最中に、記憶を失ったまま
、広大な魔境の森を一人彷徨う、正体知れぬ傭兵がいた。彼は自分の元々の所属と本来の目的を見失っていた。死の森において、生き残るための残忍な殺し合いを続ける中で、ふとした出会いにより、苦境にあえぐ南軍に傭兵として参加する。やがて、彼の参戦はこの戦争に大きな歪みをもたらす。激しい戦闘の舞台と化した、南部の森において、食糧を求めながらも、何とか正気を保とうとする人々、敵軍や盗賊たちとの斬り合いの日々は、ケークという人物の怪奇な半生を少しずつ蘇らせていく。彼を取り巻く多彩な人物の動向は、この戦争のあるべき結末を少しずつ変えようとしていた。先例のないような栄華を誇りながら、やがては衰退していく大国エメリアの存亡。国政を乗っ取ろうとする悪党たちは、いったい何を根拠に未来を予言しているのか。そして、ブランニージュと呼ばれる正体不明の秘宝を奪い合う、全ての時間、全ての国家に属する人間たちの物語。
記憶と予言 戦争と平和 人生の意味 宗教と無神論 差別と復讐 などがテーマになっています。
2020年3月16日 二年ぶりにプロローグを更新 誤字脱字の多くを訂正。
2020年4月 8日 大陸の各都市の紹介、そして大戦初期の展開の部分を修正
2020年4月21日 ホーチスとケークとの出会い。宿営地でのやり取りを更新。1節その3~6まで
2020年4月30日 第一章第二節が完結。第三節は連作短編のような形式になります。
2020年5月 1日 第一節その25 最後の場面の文章を訂正して更新しました。
2020年9月 1日 第一節その7~9までを加筆修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 06:20:53
668843文字
会話率:52%
温暖化、戦争、貧困・・・・・・。
そんな現代社会に、ギリシア神話の女神たちが現れた。
万物を創造した女神ガイア、平和と繁栄の女神エイレネ、災いと希望の女神パンドラ。
三人の女神は、古代ギリシア時代との違いにビックリ!
幼いエイレ
ネは、どうしたら自分の使命を果たせるかまったくわかりません。
エイレネを助けるのはガイアとパンドラ。
ガイアは、温暖化に対して人々がどのように考えたり行動したりするのか、人々の性格から考えてみることを提案します。
主な性格は5つで、そのプラスとマイナスで10通りの性格。まさに「十人十色」です。
さらに、人々が集まると、集団や社会、国ごとの考え方や行動の仕方が違ってきます。
これも性格から説明ができます。
温暖化への対応といっても、いろいろあることがわかりました。
エイレネも、人々が温暖化をどのように考えているのか、少しだけ理解できてきました。
でも、それだけでは、未来がどうなるのか、まだよくわかりません!
そこで、ガイアは、カサンドラを呼び出しました。
カサンドラは、アポロンから未来を預言する能力をもらいました。しかし、彼との約束を破ったために「だれからも信じてもらえない!」という呪いをかけられてしまいました。
もう、だれも預言を信じてくれなくないと悲しんでいたカサンドラは、喜んで2100年までの人口と平均気温の上昇について3つの預言を伝えてくれました。
この預言にエイレネはビックリ!
みんなで仲良く助け合う世界は、人口も83億人ということで良さそうだけど、温暖化は+5.2度とひどいことになる!
逆に、温暖化で食料が不足するため、各国が奪い合う未来は、人口が38億人に激減! でも温暖化は+2.6度に抑えられる!
十人十色の多様な人々が入り乱れる未来は、人口が60億人に少し減少、温暖化も+4.0度と中間くらい!
途方に暮れるエイレネは、平和と繫栄の女神としての使命を果たせる自信がなくなります。
もう一人の女神パンドラは、災いが飛び出していった箱の底に木の棒が残っているのを見つけました。
そうです! 木の棒! 木棒! つまり希望です!
パンドラは、勢いよく木の棒を振り回しながら、エイレネを元気づけました。
はたしてエイレネは自分の使命を果たせるのか。
現代の神話が、本格的にスタートします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 16:37:02
62994文字
会話率:87%
使い古しスペースオペラを用いて、大切な愛や思いやりを伝えたい。
視点を変える為に語り手は変わります。
人間では無い擬人と呼ばれるロボットの女の子達のお話。
違う宇宙次元の銀河系、ファーム星系の惑星チーズ。
宇宙どころか時間も次元を越えてお話
が進みます。
シンプルであろうとするから、かえって新鮮に感じる事が出来ないか。色々と試します。
戦争の中で、平和の成就に至らない葛藤に苦しむ女の子達。
他ブログで連載中。自作品の転載、重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 02:34:35
187757文字
会話率:65%
処女小説。
アン・ユウリィという田舎少女のストーリー。
ベトナム戦争をモチーフとします。
貧しさと残酷さの中でひたむきに生きる人も、希望と明るさに助けられるお話が書きたい。
展開が変わってゆきます。
主人公アンの体験。戦争暴力に人生を否定
されてしまいます。
だから戦記の戦争ものではない反戦の民間人の物語。
戦争と平和の哲学や、愛と自由の為の過酷な昇華。
自作品転載、他サイトとの重複投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-09 20:57:20
68433文字
会話率:55%
本が好きな主人の為に従者は物語をつくります。「こういうのが、ざまあの種になるのですね」◇◇◇『私=私達の物語のつくりかた』より切り抜き短編。柴野いずみ様の『ざまぁ企画』参加作品です。
最終更新:2023-06-30 20:18:40
1908文字
会話率:21%
ゲラゲラコンテスト応募用コント作品。がんばって攻めてみましたよ?
最終更新:2019-09-25 22:43:09
1841文字
会話率:100%
冒険者、冬の時代。魔王は既に無く、魔族はいなくなり、魔獣も少なくなった。冒険者ギルドへの依頼も少なくなり、未探索の迷宮も土地もほとんど無い。冒険者という職業が亡くなる時代。だが、俺は冒険者として生きてきた。冒険者であることに誇りがある。ちっ
ぽけなプライドにしがみついた、不器用な俺の生き様。だが俺は遺したい、冒険者魂を未来に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-04 12:52:54
15467文字
会話率:63%
内戦に巻き込まれて家を失った主人公・メルト。首都の郊外で素敵な女性を見つけ、ともに暮らすことに。
20日たっても名前を名乗らない彼女には、いったいどんな秘密があるのか? そして彼らの運命は如何に?
「戦争と平和」をテーマとした、“peac
e2023”シリーズ第一作。
※直接的なものではありませんが、死や戦闘を想起させる文脈があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 14:30:27
2023文字
会話率:30%
「戦争と平和」のピエールの自問自答について。
キーワード:
最終更新:2023-04-06 18:50:33
3643文字
会話率:18%
プーチンがウクライナに軍事介入した経緯を年金早期受取組の視点から経過観察します
最終更新:2023-02-08 15:05:05
48111文字
会話率:0%
2030年イノベーション時代の到来で世界各国が戦争に明け暮れ、戦争は戦車ミサイルドローンの時代からアンドロイド兵士の時代に変化した。人的被害を減らし、各国で戦争領地が制定され戦争領地で各国を代表する兵士が操作するアンドロイド同士が勝敗を決め
る。世界は戦争と平和の両立に成功したのだ。
各国が用意した広大な土地、バトルフィールドで繰り広げられるアンドロイド戦争に勝利した国が莫大な富と権力を手にする。
遺伝子操作され戦うために生まれてきた傭兵リョウジが全ての戦争を終わらせることを目標に奮闘する――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-16 11:31:22
1149文字
会話率:62%
六月二十三日は、何でもない日だ。沖縄にとっては慰霊の日で、ロシアとウクライナにとっては戦争をしていて、中国にとっては爆撃機を飛ばした日だ。
俺は六月二十三日が、そんなに世界で色んなことがある日だとは思わなくて、少しだけ戦争と平和について
考えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 13:17:10
3146文字
会話率:36%
僕が考える戦争と平和について
最終更新:2022-05-28 10:50:15
523文字
会話率:0%
漫才ネタです。今の暗い世相をみて、ロシア、トルストイの戦争と平和と銭湯とチクワをもじって平和に結びつける内容。
最終更新:2022-03-20 12:53:41
1896文字
会話率:100%
魔法使いは遥か昔の御伽噺。
鉄血が戦を決める騎士時代。
ラゴラディバリウス大陸のど真ん中で戦争と平和を繰り返してきた覇国ザイアルと華国ジィン。
四年に一回ペースで国境線が燃え上がる緊張高まる戦線に、緊張感のない男が現れた。
当主が代々、戦線で名を上げる、武名の一族。
代々、戦嫌いの、なんでこんな奴が? と首を傾げられる血筋。
さりとて、一度火が点けば、最早誰にも止められぬ。
彼らこそが火の血統『ブラマンシェ』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-27 23:44:54
6051文字
会話率:12%
戦争用ロボットアサツキシリーズNo.315、通称「スィスタ」。
「美しい」と感じる心を持っているスィスタは、自分を作ったマイスター・アサツキから、戦場に出るたびに何かひとつ、美しいものを持ち帰るようプログラムされている。
ある日軍部の命令で
壊滅させた村からスィスタが持ち帰ったのは、人間ではない少女「雪椿」だった。
近未来SF(すこしふしぎ)ファンタジー。
――戦争用ロボットが平和を願うことは、許されるだろうか。
初出:2010年2月(ブログ)
この作品はエブリスタ、カクヨムにも掲載しています。
この作品は同人誌として発行されています。
この作品はボイスドラマ化しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-25 16:25:03
46112文字
会話率:44%
魔導戦士による世界大戦から十年。沖縄生まれ群馬育ちの平和な時代の士官候補生、真境名理香は沖縄の奪還を目標に士官学校に通っていた。ある日、赴任教師が理香の学科にやってくる。経歴不明で明らかな偽名、軍人とは思えない見た目と言動に理香はイライラし
ながら、なぜか先生のことを無視できなかった。
先生の言葉を聞くたびに理香は自分の中の価値観が揺らぐ。正義と悪。戦争と平和。理香は迷いながら、学校生活を送り、自分なりの答えを探し求める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 15:00:11
103217文字
会話率:47%
王都の片隅で薬屋を営むアウローラは、かつて災厄の魔女と呼ばれたアイヴィー・メイセルの生まれ変わりだ。災厄の魔女は、この世界の長い歴史の中で、最も多くの人間を一瞬で殺した大罪人。
アイヴィーはいったいなぜ、災厄の魔女となったのか。
これはこ
の王国に語り継がれる、戦争と平和の物語と、その裏側の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-10 23:03:32
7272文字
会話率:23%
魔物の帝国インダリアは、長らく人類との争いを続けていた。そんな中、今亡き先代魔王に代わって新魔王に就任した一人娘のエレナードは、退屈な日々を送っていた。
戦争って言っても、どこで何が起きているの?
箱入り娘のエレナードは、部下達の気遣
いにより外界の情報を殆ど知らされず、人類との戦争は遠い地の出来事でしかなかった。
そんなある日、魔術師のエニセイがエレナードに一冊の書物を差し出す。
「これは異世界より転移させた書物を解読したものです」
そう告げたエニセイが取り出したのは、地球(アース)と呼ばれる異世界の軍人クラウゼヴィッツが記した『戦争論』と表される書物だった。
暇を持て余すエレナードは、『戦争論』を始めとした様々な書物を読みふけり、戦争のなんたるかを理解する。同時に、魔王軍が窮地に陥っていることを始めて理解した。
地球(アース)で培われた軍事知識を得て天才軍師となった魔王エレナードは、いかなる軍略を用いて人類に対抗するのか? いかにして魔物達の生存圏を確保するのか?
戦争と平和の本質をコミカルに描いた本格軍略作品がここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 20:22:31
204790文字
会話率:26%
-ひつようじゅうぶんじょうけん【必要十分条件】
ある事柄が成り立つためには、必ずなくてはならない条件(必要条件)と、その条件が成り立つときに必ずある事が成り立つような条件(十分条件)の二つを兼ね備えた条件。◎大辞林 第三版
最終更新:2019-07-16 23:10:31
167113文字
会話率:52%
フェデリカ・フェルマ・フェット姫は十七歳の誕生日に、我が身の婚約の知らせを受け取った。
メトレンツォ・メリント・メーデリッツ王は今はまだ顔のない婚約者だった。
フェッテンツァの宝石と謳われるフェデリカ・フェルマ・フェットにとって――。
☆猫系陰キャ天然発明王&かしこいお姫様のドタバタ結婚劇(小国再興もするよ!)です♪
☆完結済み原稿を連載してまいります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-21 21:04:40
95169文字
会話率:41%
故郷の未来を一身に背負い、男は強大な大国ローマに交渉を持ちかけた。
自分(首領)の命と引き換えに故郷を攻めず見逃してほしいと・・・
しかし、ローマ軍指揮官オド二ウスは、彼との交渉を、楽しむかのようであったが、それを拒絶
交渉は決裂したかに思
われた。
その時、天啓が男の脳裏に閃光としてはしった。
大国の軍を率いる指揮官には、やはり油断があったのかもしれない。
オド二ウスは、男の剣に、あえなく倒れることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-08 22:59:20
3511文字
会話率:79%
人生は舞台である、と偉人は言った。風も空気も音響で、誰かを愛するその感情は作り物。人間は舞台で生きる役者なのだ。地球という舞台で生かされる・・・
そう、全ては作り物。人間を創った神々が書いた脚本が人類史。演出づけられた戦争と平和。
しかし
てアドリブは存在した。
神の意思に反して、脚本に沿わぬ者たち。
ある者は、神々の国をも貫く塔を建て。
ある者は、舞台を離れてその先の闇へと飛び去り。
そして、ある者は自分達は神の創造物ではなく哺乳類の進化によるものだと説いた。
神は怒り、その度に人間たちを戒めた。
人間は諦めない、脚本の外の世界。演出の鳥籠の外に出たいと何千年も願い続ける。
望みは叶う、その為に今、一人の女が産まれた。
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怪異に憑かれやすい男の子、幌萌創(ほろもえつくる)と一人のエクソシスト。
幌萌創(ほろもえつくる)と魑魅魍魎に憑かれた五人の女の子。
彼と、彼女らが語り出す物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-12 23:25:29
119054文字
会話率:40%