この世界には、神が存在する。
御伽噺のように空想の存在ではなく。
ハッキリと存在して、この地上に住む命を管理していた。
神は己の世界で生きる命全てを正しき道へと導く――が、例外はある。
突如、世界中で発生した異常現象。
目に見えないウィ
ルスのようなそれは、この世界に住む人間にだけ感染する。
それは、人間たちに強い影響を与えてその体を”変異”させるものだった。
身体に対して目に見える変化はない。が、一度感染すればこの世界を蝕む”毒”となる。
温厚な動物を狂暴化させて、植物を腐らせてしまう。
そうして、土地を汚染し、美しい世界の秩序を崩壊させていくのだ。
時間が経てば経つほどに、周りに与える影響は強まっていく。
神はその存在たちを危惧し、人間たちに任務を与えた。
それはこの世から、感染者を――抹消する事だ。
感染者たちを人々は――異分子《キャンサー》と呼ぶ。
異分子に人権は存在しない。
異分子が他の人間のように自由に生きる権利はない。
”俺たち”は死ぬまで管理されて、死ぬまで苦痛を強いられる。
これは、死ぬ事が出来なかった猟犬の物語。
俺という世界にとっての癌が――死に場所を探すだけの話だ。
※カクヨム様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 18:35:56
531505文字
会話率:13%
ミステリ(犯人さがし)&バイオハザード。脱出不可能の研究所。襲いかかる感染者。生き残った者を狙う殺人鬼。事件の真相をあばき仲間と共に生き残れ!
ブックマーク&評価つけていただくと明日の運勢アップの予感!
最終更新:2024-04-25 23:35:19
38762文字
会話率:38%
今や大昔、大厄災により世界はその形を大きく変え、後に現れた新種のウイルスによって生物も乱された。
国と同等の権力を有するACD財団は、猛威を振るうウイルスであるゲノビリタの感染者達を管理し、治安維持やその管轄を行っている。
この春、旧部朱
璃はACD財団へ新しく迎え入れられる新入団員である。
だが、急な二日遅れの受け入れ。ニュースで流れる不穏な事件。
いやに結びつく疑念の糸は、子月護留という不可思議な少女を介して様々な事件や問題を引き起こしてゆく。
子月が所属するAMFを中心に、旧部は極東地域全域を巻き込む大きな事件へと巻き込まれてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 22:19:10
54557文字
会話率:43%
致死率100%の病「光輪病」それに罹ったものには大きく分けて二つの特徴がある。
まず一つ目は、背中に感染者にしか見えない光の翼が現れること、
そして二つ目は現れた翼を見てしまったものは誰でも、感染者となること。
防ぐ術はない、止める術もない
。加えてこの病気はしばらくすれば、感染者の死と共にその屍を苗床に更に多くの病原体、光体をあたりにまき散らす。
これは、そんな病気にかかりながらも適応してしまった少女が、英雄と呼ばれる偉業をある非感染者と成した後のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 11:16:07
8060文字
会話率:17%
世界が終末を迎えてから四ヶ月。変異型狂犬病の感染者たちは、狂暴な屍である「保有者」に転化し、辺りを彷徨っていた。転がる死体、放置された自動車、廃墟になった街。そんな中、「少年」はたった独りで日々を過ごしていた。保有者を殺し、本を読み、野菜
を栽培。「もう遅い」と諦めを抱きつつ、かつての仲間が遺した「ルール」通りに平淡な生活を送る。時を同じくして、ある悩みを抱えた「少女」が街を放浪していた。失った仲間を想いながら保有者を殺し続ける少年と、葛藤を抱えながら生存者を探し求める少女。終末の街で二人が織り成す日常とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 20:16:51
268656文字
会話率:8%
地味な少年と自称ギャルの少女。
二人は誰もいない世界を旅している。
放置された車両。
道に転がる死体。
そして、彷徨う屍。
そんな『非日常』の中にある不器用な二人の『日常』とは――。
最終更新:2019-03-12 23:23:23
2762文字
会話率:24%
新種の感染症によって終末を迎えた世界。
歩く死体が彷徨う中、ある街に二人の生き残りがいた。
地味な少年とその後輩の少し変わった少女。
そんな二人の朝の話。
最終更新:2018-05-04 21:11:32
2395文字
会話率:12%
理想の自分になりたい。
誰もが皆、心の中で思い描いている欲望。
だが欲望というものは、簡単には叶わないから欲望なのだろう。
……しかし、ある日突然……叶ったとしたら?
そんな夢のような話があるとしたら……人間はどうするのだろ
うか。
答えは簡単。理性という硬い枷をいとも容易く壊し、欲望のまま暴れる化物と化す。
そんな奴等を止めることが出来る人間はごく僅か。
この話は、欲の化物に立ち向かう……人間達の物語。
━━最も、ただの人間とは言い難いが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 17:00:00
270546文字
会話率:52%
人間を凶暴化させるウイルスが全世界に蔓延して三ヶ月、地上の覇者は人間から感染者へと移り変わった。警察、自衛隊は壊滅し政府機関は機能停止。文明は崩壊しわずかな生存者が息を潜めて暮らす中、少年は廃虚と化した街で一人生き延びていた。感染者の目を盗
み、部屋の一室に引きこもる生活。しかしある日出会った少女によって、少年の生活は一変することになる。(注:第二部からご覧になっても楽しめると思います)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 01:39:42
1137193文字
会話率:33%
最近、「はしか」の報道が目につきます。
しかし現状のデータを見ると「感染者数が大したことが無い」上に「麻疹ワクチンが足りていない」という事実があります。
どうしてこういった報道をしているのか? 個人的な分析を行いましたのでどうぞご
覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 17:02:57
4094文字
会話率:6%
この小説ではゾンビは走りません。歩きます。でも休みません。
最終更新:2024-03-09 10:20:40
23786文字
会話率:16%
人を化け物にするウイルス、イロードにより、世界が滅んだ。感染者の末路イロディアンと戦える
少女と国が出会うとき、運命が交錯する。
最終更新:2024-02-21 19:23:23
239411文字
会話率:36%
地球のあらゆる場所で小さな機械虫によって未知のウィルスが撒かれ、世界は豹変した。感染した者は暴徒と化し次々と人を襲い喰らう。人々の抵抗もむなしく殺戮の連鎖はひろがっていく一方だった。釜ヶ崎というところもまた凄惨劣悪な状況と化し、宇宙人を狩
るゲームの中毒プレイヤーだった天芭実影も巻き込まれる。彼自身は命からがら市民ホールに避難することができたが、人口の関係で都会はより被害が大きく、実影は横浜に行った双子の妹を救出するために無謀な旅に繰り出す。自衛隊、警察組織さえ機能を失い、もぬけの空になっていた装甲車の荷台から取った銃で感染者たちとの血なまぐさい戦闘を余儀なくされる。法機能がないためにすでに生きるか死ぬかだけが唯一のルールとなっている。パンデミックを生き残るも、人類の文明は崩壊しその数はわずかとなった。実影は崩壊時代を生き延び、やがてウィルスの真相へと近づいていく。
ジャンル:【ゾンビサバイバル】【スリラー】一部暴力的(銃乱射など)な表現を含むためR15
https://bookbase.jp/books/194にて全編発売中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 07:25:06
14061文字
会話率:24%
舞台は感染者がはびこるディストピア——。
その世界で、人はゾンビとの距離を保ち、独自の営みを確立させ、長く平和な時を過ごすことに成功していた。
しかし、完成された管理社会が、時と共に感染者に対する危機意識を薄れさせていく。
『第0
056コロニー』に生まれたココロは、幼馴染のエルマーやテム、エミリと共に、ゾンビの習性を研究する遊びに熱中し、ひょんなことから、コミュニケーションが取れる感染者の少女と出会う。守るべき者、信じるべき者はなんなのか、この世界において、心はどこにあるのか。これは、感染者に触れる若者が、小さな冒険をする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 18:46:33
300582文字
会話率:47%
20XX年
人類は選択を迫られていた
地球上に人類が誕生して500万年、文明が誕生してから5000年以上が経った現代。
世界人口は既に100億人を超え、環境を守りながら全人類の口に糊することは、既存の陸地のみでは不可能となった
。
そこで国連は、海上に大規模な人工島を多数建造し、そこに人類を移住させる計画、『移民島計画』を提出した。
幸いなことに各国からの出資金を集めることが出来た国連は、経済的に有力且つ海洋に面する国家の沿岸に移民島を建造し、国連事務局長直轄の『統制機関』を設立して各移民島の政務を担わせた。
しかしある年。移民島の一つが一夜にして壊滅する事件が発生した。
日本沿岸に位置する第二移民島内部で突如、正体不明の感染症が発生。感染者は次々に異形の怪物、〈異質体〉へと変化し、瞬く間に第二移民島を飲み込んだ。
この事態を受けた統制機関はすぐさま国連事務局長に事態を上申し、移民島に対する政治的権力を強化。第二移民島の住民の避難完了後に周辺海域を封鎖し、移民島の移動も厳格な水際対策で制限した。
更には設立当時から存在した各局で各国の技術者を招き、独自の兵器によって移民島の奪還のために作戦を行ってきた。
しかし、異質体は隙間風の如くどこからか移民島に侵入し、次々と移民島を壊滅させていく。
中でも四体の特殊な異質体が強力で、いかなる部隊も太刀打ちできない、と。あまりにも強力であるがゆえに、記録さえも殆ど残っていない、と。
そんな中、ある青年が率いる極秘チームが噂されていた。5人一組で、一人は真紅のスーツに身を包み、他の四人は真夜中のような色合いのスーツを着ている。
"彼女たち"は統制機関内で最も洗練され、最も期待されている部隊である、と。
家族と再び笑い合うため
故郷を奪った異質体を根絶するため
世界を救うため
そして、異質体という存在の真実を知るため
四人の少女は戦う。
例え
何が待っていようとも折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 17:10:10
11335文字
会話率:46%
一人の怪我をした少女から始まる終焉(おわり)の物語――
その光景を屋上で見ている主人公と少年から紡がれていく……死者となり蘇りし者と生者との攻防戦。
感染者が広がっていく最中で主人公達は知恵と連携を駆使して集めた仲間達と共に激戦を繰り広
げて行く――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 20:00:00
165930文字
会話率:52%
アジアの南に世界中のはみ出し者が集まる都市があった。
その都市の名は───アルゼナム
SF世界のような次世代近未来都市を目指して作られたその都市は、世界中で感染者を出したウイルスや北の大国が起こした戦争によって計画が一時中断。ウイルスの
特効薬が発明され、感染や戦争が終結したころにはアルゼナムは出資をしていた企業の手を離れて世界中からはみ出された人間たちのたまり場となっていた。
そんな街で何でも屋を営むウィリアム・リーの元には様々な依頼が舞い込んでくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 16:21:56
28690文字
会話率:55%
「感染者千畝の非日常な日常」の続編です。
千畝が研究所に隔離され、保護管になることを決めたそのあとの物語。
濃いキャラクターとアクション、それと濃密な人間関係がお好きな方にはいいと思います。
寝かせておいたこの続編を読んでくれて、面白かった
よ!と言ってくれて、私の背中を押してくれた方に感謝を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 20:00:00
91316文字
会話率:41%
千畝(ちせ)は新興感染症の診断を受け、とある研究所に隔離される。
それは十八歳未満の男女のみが発症するものであり、症状が進むと、外見が野獣のように変化し、破壊衝動が強くなり、人間離れした筋力と長く伸びた爪で人を襲い殺す病だ。
千畝が研究所で
の暮らしに慣れた頃、彼女をここへ連れてきた美貌の青年南雲(なぐも)は千畝を現場に連れていく。
理性をなくし破壊衝動の塊となった変異体と、それを回収する「保護官」のカノ。
「千畝さんも同じことをやってみませんか?」
カノを指さし、南雲は千畝をそう誘惑する。
「あの人の後輩になってみませんか?」
これは、自分の居場所を根こそぎ奪われた千畝が、もう一度、それを積み上げていく物語。
※注意事項※
・残酷描写、戦闘描写が含まれます。
・医療知識はザルです。スカスカです。勉強中です。矛盾などお気がつかれましたらこっそりお知らせください。頑張りますので。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 15:07:09
113868文字
会話率:43%
魔法化計画第一段:すべての人を魔法ウイルスに感染させよ。
魔法ウイルスに罹患した大学の同じ研究室に所属する、研究員で学生のヒロと助教授のリナそして、教授のゴダードは、全日本人の魔法ウイルス感染計画の中心的人物となる。
彼ら三人が感染した
のは、人が魔法を使えるようになる未知なるウイルスだ。
そのウイルスには自我と目的があり、自らの生存戦略のためゼロ号感染者の三名とともに行動を起こす。
それは、ウイルスを送り出した者たちが目論む、最終計画に備えて抗う反抗作戦だ。
抗う力を得るため、魔力を高めるほど、侵略者たちの望む食肉として優秀になってしまう。そのジレンマを抱えながらも、魔力を高めていく。
また感染者は、感染した人を食らう共食いの衝動を抑えながらも人の自我を持ち続けて、生きながらえる必要もある。
果たして、食肉化を防ぎながらも魔力を高めて抗えるか。
ヒロたちの運命はいかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 09:00:00
78181文字
会話率:27%
※あらすじ変えるかもしれません
ある日、それは突如として現れた。
最初はただの動物だったはずなのだ。体が一部黒く染まっていること以外は。
動物は突然変異個体として保護され、保護施設に送られた。それが悲劇の始まりだとは誰も思わなかった。
動物が保護され数日後、施設内に異常が起きた。
施設の動物たちは黒に染まり凶暴性を増し、人間も例外ではなく暴れ出す者もいた。施設は破壊され、凶暴化した動物たちは脱走。
世界は一時期混沌へと落ちた。
そしてある時、黒に染まりながらも自我を保ち、力を手にしたものが現れた―――
そして少年もその適合者の一人だった。しかし、彼は守護の力に目覚めたのに一切治癒の力を持たなかった。
適合者たちにはバカにされ、適合者の中でも序列最下位。
そして人を守るために人柱になろうとしたとき呪いは成立した。
これは治癒能力のない守護系能力者が守護系を逸脱する攻撃力で世界を救う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 22:48:23
5366文字
会話率:17%
「君はラヴに感染している」
喜入颯真は高校入学後まもなく訪れた病院で告げられた。
恋愛拒絶ウイルス(Love Apocalypse Virus)と訳されるラヴ(LAV)の感染者は好きな人にキスをすると忘れられてしまうと聞いた颯真は絶望
してしまう。
なぜなら颯真は青春とは恋愛であり、かわいい女の子と胸がキュンキュンするような毎日を過ごすことだと考えていたから。
しかし、颯真はすぐに気づいた。
「ウイルスの力を使えば、いろんな女の子にキスし放題だ」
少し付き合って飽きてしまえば、キスをして忘れられてしまえばいい。
幸い、モテる努力を重ねてきた颯真は彼女選びに苦労しなかった。
そうして、颯真はキスだらけの青春を送っていた。
最近妹の葵や生徒会長の菊池加那、幼馴染の谷山さくらの様子がおかしいのだが、それでも颯真は女の子と楽しい毎日を送ることだけを考えているのだった。
※この物語はフィクションです。登場する地名や団体名などは実在するものと一切関係ありません。念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 21:47:56
100932文字
会話率:41%
退屈な日常は、ある日突然崩壊した。
世界中に蔓延する謎の感染症、襲い掛かる未知の生物達により、この世は地獄と化した。
感染者は死後生き返り、人を襲い次々と増えていく。
生存者は日々を生き抜くために、少ない物資を必死に集める。
そんな極限の世
界を、主人公は行き抜く。
※本作品は過去作「グレイ・オブ・ザ・デッド」のリメイクです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 15:14:43
90099文字
会話率:49%