とある町で荒くれ者達に絡まれていた老爺を助けたプラチナスパイキーヘアの青年、カイン・アインザームドラッハは『彫士』と呼ばれる刺青を具現化させ戦える戦士だった。
彼は背中の龍を具現化し、荒くれ者を追っ払うと絡まれていた彫師の老爺、ジャック・ア
イアンハートに或る男に会い、刺青を消して貰うという旅の目的を話す。
するとジャックは、荒くれ者達が要求した刺青を掘る為の染料であり、カインの刺青にも使われた染料、『魔生泉』について知っている限りのことを話した。
カインはジャックの孫であり、魔生泉の入った刺青が透けて見える不思議な目をしたレベッカを渋々旅に同行させることにし、その話と追っ払った荒くれ者のリーダーの情報を頼りにバイクに跨ると、目的の男を探しに走り始めた。
目的の男を探すうちに明かされいく秘密、集まる仲間、果たして最後にカインを待ち受けているものとは‼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 00:38:01
27661文字
会話率:72%
後宮には死を愛でる死神がいる。
皇帝が病に倒れたことによりはじまった後継者争い。
それに巻き込まれた第十三皇子・魏 魁閻(ぎ かいえん)はある日、体に謎の刺青が浮かび上がる。
それから周囲の人間が不可解な死を遂げていく。
『呪いの皇子』と
恐れられた魁閻は自ら命を絶とうとするも、彼は既に死ねない体になっていた。
彼が助けを求めたのは黒葬宮(こくそうぐう)に暮す『死妃』(しひ)と呼ばれる奇妙な妃。
死神と恐れられる彼女は、魁閻の刺青をみて微笑んだ。
「それは死の呪いだ。その刺青が体を覆い尽したならば、この後宮にいる人間は皆死に絶える」
魁閻は死妃・紫苑(しおん)と協力し、死の呪いを解く方法を探しながら
この後宮で起こる不可解な死を防いでいく。
死にたくても死ねない皇子×死を愛でる死神妃 が繰り広げる
中華風後宮ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 18:00:00
23809文字
会話率:52%
翼は、傷心。
それまでの人生において、『どれだけ心が傷付いて来たか』を、翼は表わす。
大きく傷付けば、大きく翼は生える。
何度か傷付けば、何度か翼は生える。
心模様が激しく揺れ動くように傷付けば、美しい模様が浮かび上がるように、翼は生える。
だが、翼は容易に生えない。
ありきたりの傷心では、生えない。
それこそ、一週間ほど飯が喉を通らないような、街から色彩が全て失われるような、それぐらいの傷心でないと、翼は生えない。
小さい翼でも、最低限、それぐらいの傷心はいる。
ならば、大きい翼は然り。
美しい翼も、然り。
[ただ、その傾向が、自殺者増加と正比例していることは、指摘できよう。
翼を生やした人数の増加と、自殺者の増加が、
グラフで合い比べると、正しく比例している。
よって、自己嫌悪、自己憎悪、自信喪失といった、
各自のメンタル衰弱が、何らかの作用を及ぼしていると考えられる。
《翼を生やす》のと《自殺する》のは、
『メンタル上、紙一重のもの』と捉えられる。 ]
博士論文を、一度は提出した。
テーマは、[翼発生現象についての経緯、現状及びそれに対する一考察]。
担当教授は、難しい顔をする。
「博士論文の補足して、追加レポート出してくれたらええよ」
ラバネッリは、教授のこの提案に、飛びつく。
教授と念入りに打ち合わせをして、補足レポートに盛り込む内容を詰める。
翼の生えた人々は、翼の機能を活かして、主に次の三つの職に従事する。
一、運送業
二、旅客運輸業
三、保養業
運送業、旅客運輸業の聞き書き調査の状況を思い出し、保養業の状況を詳しく思い出す。
ラバネッリは、保養業界の会社【ビアッリ・リラックス】を聞き書き調査した時の状況を、詳しく思い出す。
まず、ビアッリ・リラックス三人衆の一人、メラーの翼よる施術に付き合う。
行き先は、彫師のところ。
刺青を入れるところ。
メラーは、黄色の翼格納リュックを開く。
開くと同時に、縮こまっていた翼が、広がる。
途端、青龍がのたうつ、くねる。
翼の動きに合わせて、青い龍が息づく動く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 10:14:34
38855文字
会話率:30%
「本当は優しくて照れ屋で、可愛い貴方のこと……大好きになっちゃった。でもこれは、白い結婚なんだよね……」
ラーゲル王国の侯爵令嬢セレーナ、十八歳。
父の命令で、王子の婚約者選定を兼ねたお茶会に渋々参加したものの、伯爵令嬢ヒルダの策略で「強
欲令嬢」というレッテルを貼られてしまう。
実は現代日本からの異世界転生者で希少な魔法使いであることを隠してきたセレーナは、父から「王子がダメなら、蛇侯爵へ嫁げ」と言われる。
恐ろしい刺青(いれずみ)をした、性格に難ありと噂される『蛇侯爵』ことユリシーズは、王国一の大魔法使い。素晴らしい魔法と結界技術を持つ貴族であるが、常に毒を吐いていると言われるほど口が悪い!
そんな彼が白い結婚を望んでくれていることから、大人しく嫁いだセレーナは、自然の中で豊かに暮らす侯爵邸の素晴らしさや、身の回りの世話をしてくれる獣人たちとの交流を楽しむように。
そして前世の知識と魔法を生かしたアロマキャンドルとアクセサリー作りに没頭していく。
でもセレーナには、もう一つ大きな秘密があった――
「やりたいんだろ? やりたいって気持ちは、それだけで価値がある」
――これは、ある強い呪縛を持つ二人がお互いを解き放って、本物の夫婦になるお話。
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カクヨム、アルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 17:47:52
118266文字
会話率:58%
ある夜、私は人生に思い詰まり、ビルの屋上から身を投げようとしていた。
しかしその時、私よりも先に身を投げる影がそこにあったのだった・・・。
最終更新:2023-11-18 16:22:17
13164文字
会話率:26%
温泉に新卒入社して3年目の浩介は、ある日、脱衣所の掃除中に刺青の男を目撃してしまう。お客さんからもクレームが入り、刺青の男を来店禁止にすることに。反社会的勢力の可能性もある中、注意しなければならない主人公。一方、刺青の男には小さな子どもがい
て・・・
※この作品は、noteおよびエブリスタにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 21:18:17
6808文字
会話率:21%
デジタルじゃなくて、本物のタトゥーを彫ってみた。
最終更新:2023-08-21 12:35:13
1676文字
会話率:0%
時は古代日本。后となるものの王に愛されないオキナ。そんな姫の胸にあるのは祖国の神に護られた神秘の力、そして常に見護ってくれている武人ムナイへの淡い想いでありました。
やがて平穏な時が終わり、クマソ国が謀反をおこすと、ヤマトの王はオキナ
の告げる神の御言葉を無視して出陣します。愛されないことにうちひしがれるオキナに寄り添うムナイ。ふたりの許されない愛が燃えあがります。
と恋愛ドラマが続きますが、やがてオキナは戦争に巻き込まれていきます。神の御言葉に導かれて先祖の国を目指すオキナを待つものは・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 11:34:25
36272文字
会話率:49%
アステラ公国、そこは貴族が治める竜の伝説が残る世界。
魔法を使える者が重宝されるアステラ公国では、魔法を扱う者が年々減少し、威力も低下していくのが問題であった。
その問題を解決するために、公国では古来より魔法の研究に力を入れていた。
とあ
る研究によって、魔法を使い魔道士の左腕に刺青を入れることで、副作用はあるものの、魔法の威力の上昇が認められた。
更なる研究を行う研究所は、突如として、何者かに襲撃される。
襲撃を行った者は、無作為に村や街をも襲撃し、金品などを奪うわけでもなく、ただ住居を壊し、人々を殺した。謎に包まれた魔法を扱うその集団は《アノニマス》と呼ばれ、恐れられた。
それに対抗すべく戦う《クエレブレ》に所属するテイトは、前リーダーの死後、急遽リーダーを引き継ぐこととなった、心優しい普通の少年であった。
不利な状況で戦う中で、テイトは自分と同じく刺青を入れた
《竜の子》であり記憶喪失の少女、レンリ
元研究者であり強力な魔道士、シン
その二人と出会い、《アノニマス》との戦いを終わらせるべく奔走する。
新たな出会いと別れを繰り返し、それぞれの想いは交錯して、成長していく。
これは、守るために戦うことを選んだ者達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 13:00:00
397337文字
会話率:41%
派遣バイトに勤しむ之助が出会った全身刺青の入った大男…その大男はパチンコのプロみたいで…
最終更新:2023-05-31 14:56:17
2095文字
会話率:40%
バツイチのキャリアウーマンと、唯一の部下である映画好きの青年。
からだに刻まれ、決して消すことの叶わない痛みを、二人で紡ぐ新たな愛で塗り替えていく。
※エブリスタにも掲載しています。
最終更新:2023-03-28 12:00:00
13765文字
会話率:34%
褐色の肌に金色の瞳、そして左目を口に見立てて施された唇の刺青。
あらゆる自然の知識を持ち、生き物だけでなく天候までをも治療する「雲医者」。新たな薬の素材を求め、彼女は浮雲のように自由に驚きで満ちた世界を渡る。
文芸バトルイベント「かきあげ
!」にて掲載させて頂いている作品を含んでいます。
http://kakiage.org/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 22:55:53
17226文字
会話率:42%
おばあさんが川で洗濯をしていると、どんぶらこ、どんぶらこ、と全身刺青だらけの大男が流れてきました。
最終更新:2023-03-10 11:15:51
2749文字
会話率:47%
クラスで浮き気味の男子中学生 加藤。
彼のクラスにはやはりクラスに馴染めないでいる内気な女子生徒 秋津となめがいた。
秋津となめにはある不思議な噂があった。
それは彼女の全身にびっしりと刺青が入っているという噂だった。
となめが何かを隠して
いると感じた加藤は彼女に付きまとい始める。
調べていくうちにどうしてもとなめの身体の秘密が知りたくなった加藤、彼女に睡眠薬を盛って直接確認することを思いつくのだった。
やがて保健室で深い眠りに落ちたとなめを前にした加藤は、彼女の身体に隠されていた物語を知ることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 23:00:00
65468文字
会話率:14%
彫り師として世界各国をまたにかけるほど有名な私。
充実した毎日を送っていたある日、飛行機事故で命を落としそうになったその時、異世界へ召喚された。
どうやら、この世界を脅かしている魔王を討伐してくれとの事なんだが……全身刺青の私の方が魔王ら
しくないか?
※カクヨム、アルファポリスでも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 08:00:00
32183文字
会話率:35%
ヤクザと言う職業はーー、非道かつ忠誠心による。
刺青を背負ったら、あとは従うしかありません。
最終更新:2022-11-22 00:03:12
200文字
会話率:0%
顔から足まで元カレの刺青を掘っているソープ嬢の女を毎回指名する男がいた。
女はタバコを吸いながら、腰を振る男を冷めた目で見ている。
「どーしようもねー男だな」
最終更新:2022-10-13 22:44:57
1036文字
会話率:50%
十九歳のヒモ男・正念坂ユウのもとに、姫乃有紀暮という女子高生がやって来た。彼らの住む百条市では、ポエマーbot事件と呼ばれる連続殺人が進行している。市民が毎日ひとりずつ、奇妙な詩を添えて殺害されているのだ。有紀暮によるとその詩はすべて、彼女
の姉・由莉園がかつて書いたものらしい。由莉園は二年前に行方不明となったユウの恋人だ。この事件を追った先に由莉園がいる?有紀暮の誘いに乗り、ユウは調査を開始する。
ポエマーbot事件には多くの特徴がある。現場が百条市の西、南、東の順でローテしていること。被害者の身体に麻雀牌の刺青が彫られていること。張り巡らされた暗号と数々の思惑とが絡み合い、事件は混迷を極めていく。そして人知れず開始される、滅亡までのカウントダウン。これはミステリ史上最悪の連続殺人事件。想像を絶する結末があなたを待つ。この時代に産み落とされた、恋愛観病み病みなナンセンス式文学ミステリ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 18:00:00
95122文字
会話率:55%
キギスの国の東玄関、左京で名の通った花房道場に通う花房セン。
左京を治める加賀守城主の剣術指南役であった父・道元の跡を継いで道場主となった義兄の菊之助のもとで、侍となるために日々鍛錬に励む。
ある日、義兄と姉が胸に「逆さの水」の刺青を持つ男
に殺されてしまう。
センは仇討ちのため侍となり、復讐の剣鬼となる。
和風時代ファンタジー、復讐譚。
ゆっくり更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 18:00:00
27665文字
会話率:40%
女子高で現代文を担当している『不逢 若彦』は、普段は真面目で問題のない教師。だが、その裏では自分が担任をしているクラスの生徒を〈モチーフ〉にしたGL(百合)小説を書いているライトノベル作家だった。ある日、クラス委員長の『愛宕 星』にそのこ
とがバレてしまい・・・。陰で生徒を利用して小説を書いている【問題教師】と、クラス全員が何かしらの性癖を持っている【変態】たちとの攻防を描いたハーレムコメディーです。
各回、出席番号順に40人のヒロイン(マドンナ)が登場する寅さん方式? でお送りします。
この作品の【ガイドライン】です。
・「変態」がテーマですが、女子生徒たちが裸になったり性行為をする描写はありません。
・刺青(タトゥー)やリスカといった一生残る傷の描写もありません。
・SMのような暴力描写が出てくる場合があります(基本、被害者は若彦先生です)。
・排泄物、虫の死骸などが描かれる回があります。このような回には「前書き」に【閲覧注意】の表記をします。苦手な方は閲覧をお控えください。なお、具体的な内容についてはネタバレになるので表記できません、ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 07:35:08
313592文字
会話率:54%