おそらくほとんどの人々にとって日本の神話といえば『古事記』であり『日本書紀』であろう。
しかしこれらの書物に書かれた内容は後世に時の朝廷によって編集されたものに過ぎない。
実際にはこれらのものには書かれることのなかった多くの出来事があ
る。
高天原の神々と鬼たちとの戦い。
それは永遠ともいえる時の中で繰り広げられた〝もう一つの日本の神話〟である。
そんな物語を今から語るとしよう。
この小説はタイトルを七柱記(しちちゅうき)と言います。
柱とは神を数える単位のことであり、七柱で七人の神を意味します。
つまり七柱記とは、『七柱の神の物語』という意味です。
七柱の神はオオクニヌシ、スサノオ、スクナビコナ、ミナカタ、ミカヅチ、タヂカラオ、サルタヒコです。
この小説は日本の神話、昔話を基にした小説です。
なお本作品以前のエピソードは拙作『七柱記エピソードゼロ―』に書かれています。
ただ『―エピソードゼロ―』を読んでいなくても楽しめるように配慮したつもりではいます。
※タイトルにもある通り本作はさきの「カクヨムコン8」において読者選考を突破して最終選考まで残りました。
いわば作品のクオリティーを“最低保証”するものです。(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 22:49:11
229816文字
会話率:38%
たぶん日本最初の社畜とダメな上司によるパワハラ&アルハラを見いだしたのです。
今回も推論を重ねた仮説で創作です。
前作「カブキ」で語った設定を踏襲しつつ、別視点のような形です。
Wikipediaさんを利用して調べものを
しました。
R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-04 20:00:00
2558文字
会話率:8%
日本神話、神代の時代。天孫降臨の後、出雲を平定した高天原の神々はようやく落ち着きを取り戻し、人間たちは皆、神々の恩恵を受けながら、豊かに繁栄を続けるものと思われた。天照大神の御子であるアメノオシホミミの指揮の下、出雲平定の先鋒であった、女神
アメノウズメと男神サルタヒコたちもひと時の安穏な生活を送っていた。その矢先、何者かがウズメたちに襲い掛かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 14:27:02
21072文字
会話率:51%
忘れ去られた過去、奪われた未来。西暦200年代の倭国にて、動乱の時代国を統一していたのは
ほかでもなく、シャーマンたちによる神霊力であった!女王卑弥呼ヒミコを頂点に仰ぐ邪馬台国ヤヴァタイは、哀しみに紅く染まるのか。救世主の到来と目された皇
子天照彦アマテルヒコが、サルタヒコが、ウズメが、タヂカラオが・・・集められた若者たちの手によって、絶望は希望へと変わるのかー!すべてを見通す少女トヨが指し示す草薙の剣をつかむ時、未来の日本に太陽はのぼるのか―!あまてらいずにゅーえら!本編に対応する、これが物語のファーストエデュケーション(解説的序章)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-10 11:57:29
220文字
会話率:0%
笑美(えみ)うずめは、チアリーディング部に所属する元気な女の子だ。ある日、野球部の男子に告白されるが、「好きな人がいるから」と言って断ってしまう。うずめは夢の中でいつも出会う謎の人が、自分の運命の人だと感じていたのである。
告白を断った
後、うずめは天狗のお面をかぶった少年と遭遇する。少年は「オレはおまえの夫だ」とビックリするようなことを言い、変態(?)に遭遇してしまったと思ったうずめは逃げる。
しかし、翌日、昨日の天狗のお面の少年――猿田彦之進がうずめの学校に転校して来たのであった!
彦之進は「自分はサルタヒコという神様で、お前はオレの妻のアメノウズメだ。お前は神としての記憶を失ってしまっているんだ」とうずめに説明する。「そんなこと信じられない!」とうずめは言うが、彦之進は「だったら、神様の国――高天原に行こう」とうずめに提案して……。
どこにでもいる普通の女子中学生だと思っていた元気っ子のうずめが、HENTAI天狗仮面(?)の彦之進と出会ったことから始まる、テンションMAXな神様ライフ! 恋愛要素も少々あり(?)でスタート!
※カクヨムでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-06 22:00:00
300823文字
会話率:51%
この世界には境界線がある。現世と隠世の二つで分かれている。
人は死んだら何処にたどり着くだろうか。
何故その境界線は維持できるのか。
これは隠世で暮らす者たちの物語
最終更新:2017-04-05 07:07:09
11231文字
会話率:63%