プロローグ
「ポーション類の在庫、大丈夫ですか?」
棚の、ずいぶんと隙間のあるガラス瓶の並びのバランスを、神経質に整えて「そろそろ作りはじめないと足りないのでは?」と、リュコスは素材採取を促す。
切羽詰まってから出かけるとなると、また
店をに任せっきりにすることになるかもしれない。
「あぁ〜麻痺解除薬〜どうしても行かなきゃダメ〜?」
店頭のカウンターにダラリと腕を投げだし突っ伏していた目の前に、|空《から》のガラス瓶が並ぶ木箱を ガチャリ と置いて現実を突きつけると、リュコスは作業場に戻って行った。
状態異常の麻痺解除薬の調剤には、どうしても同じダンジョンの麻痺蛭の体液が必要で、どうしても沼地フィールドに行かなければならない。
誰もがイメージする通り、蛭はかわいくないし、沼地はジメジメして臭いし、ブーツは汚れるし、臭いし、行きたくない。
ついでに、ソレが経口接種薬って現実からも目を逸らしたい。
「やっぱり素材持ってきてくれた冒険者にだけ売る事にしよっか?」
「俺は最初からそう言ってました」
返ってきた軽口に、むう と口をとがらせる。
「・・・お互いだいぶ人間らしくなってきましたなぁ」
ダンジョンのセーフルームの壁をくりぬいて造った「雑貨屋ぼったくり」のカウンターで、リコは、この世界に拉致られた時のことを思い出していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 06:10:00
358623文字
会話率:41%
この砂漠の果てには、人類生存域を広げるための一族がいる。そんな場所に、一人の魔法使いの少女が行く。
「水、売りに来ました」
ぼったくり価格で水を売るために
「ああ、いつもありがとうねぇ……」
「1L2000円です」
「また高く
なったのかい」
「ええ、外の世界でも水は貴重ですし、私がここにくるための色々な準備費もあります」
「君が水を売ってくれなきゃ生きていけないからね。買うよ60L」
ふっ儲かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 23:08:50
4051文字
会話率:64%
人は人生の中で、選択肢の海を泳いでいる。
一つを選択して進んだ道の裏側には、それを選ばなかった世界線がある。選んだ選択が幸せへと繋がるときもあれば、悲惨な道を歩かせてくることもある。
ここはそんな世界の裏側、選ばれなかった側の、可能
性の世界の物語。
存在しない世界『不界』に導かれた彼は、可能性の渦に巻き込まれていく。
「ここは選択肢の裏側の世界。僕択裏《ぼったくり》は君の選んだものの反対側が選んでくるよ」
食事処で安いものを食べようとしたら、体が勝手に高いものを注文してきたり。
「俺頼むつもりなかったんだって!」
「君は安い方を選んだから、僕択裏が高いのを出すように強制したんだね」
「くそ、注文取り消しを」
「あ、追加で一万コルムのプリンが注文されたね」
「何でだよ!!」
水が弱点の敵に水魔法を使おうとすると、体が勝手に炎魔法を出してしまったり。
「おい! なんで炎魔法だしてんだよ!敵が回復してんじゃねーか!」
「なんでって言われても君の体が動いただけだから。あ、今の炎で森に被害出たから後で六万コルム損害賠償が請求されるよ」
「は!?」
二手に分かれた道で行こうとしたら、選択肢が出てきて「邪竜と戦う」か「五万コルムを払う」かの二択を迫られたり。
「通るだけで五万コルムも取られるのか!?」
「嫌なら邪竜と戦うしかないね。ちなみに負けたら治療代で二万コルム損失して、勝ったら周囲の修繕費で三万コルム払うことになるよ」
「勝っても負けても金とられるしぼったくりじゃねーか!」
「だから言ったじゃないか。僕択裏だって」
払い払わされて、借金という名の呪縛で
彼は永遠に裏の世界に絡め取られてしまうのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 18:55:39
37113文字
会話率:49%
弁天町
弁天町には、交通博物館があった。
京都の広小路の蒸気機関車の博物館が一番よかった。
本「楽しかったわ」
これで、明治村の機関車は終わって、弁天町に戻ってみる。
なぜって、弁天町にはPOOLSがあるからねえ。
弁天町はいつでも行け
るのに、POOLSに行かない。
本子「みんな水着姿見られるのが恥ずかしいんよ」
僕「カップル多いな」
本子「まだ寒いなあ。でもここのプール内は暖かいわ」
僕「早速泳ごうか?」
本「何?クロール?」
僕「バタフライも泳げんねんで」
本「へー、習ったん?」
僕「大学の体育で習った」
本子「どう泳ぐの?」
僕「キックするねん両足で]
本「え?どういうこと?」
僕「つまり、両足を揃えて、水面を蹴るねん」
本「ところでさっきから、調子おかしいね」
僕「パソコンがいかれてるんだ。もっと、掃除しなきゃ」
本「パソコンぐらいちゃんと掃除しとき!」
二人は兎も角バタフライで泳いだ。
本「でもやっぱり、平泳ぎがいいわ。」
僕「なんで?」
本「楽やもん。髪の毛濡れへんし」
僕「そら、海で泳ぐときは、髪の毛にミネラルが入って来るから
いややな。」
本「カップル多いな」
僕「それさっき言うたで」
本「この後、歯科に行くんやで」
僕「歯とどない関係あるのん?」
本「泳いでると、虫歯が痛むねん」
僕「おふくろが入院した時、痛い痛い、って言うとったわ。
それ虫歯やったんよ」
本「プールもう飽きたわ。」
僕「レストラン行こうか?」
本「この辺、ええとこあるの?」
僕「中華料理どう?」
本「天津飯とか?」
僕「ええな。餃子2人前」
本「王将の方が美味いか?」
僕「食べるもんの話多いな」
本「オーストラリア人の友達で、ケヴィン・コスナーを若くしたようなのがいたが、かれも、『機械類は埃を嫌うから注意するように』って言ってたわ。」
僕「しかし、本当に弁天町は変わってしまったな。」
本「あんまり大阪いかへんわ」
僕「やっぱり、神戸の方が合うな」
本「LPレコード208枚売ったんやろ?」
僕「うん」
本「なんぼやった?」
僕「5千円」
本「え?ぼったくりやん!」
僕「いやあ、もうYoutubeで聞けるからええわ、と思うてん」
おわり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 14:48:36
1406文字
会話率:77%
ぼったくりについての事
最終更新:2023-12-25 15:47:55
912文字
会話率:100%
値上がり他で苦しみ続け遂にぶちきれそうなニホン国。資金集めパーティーでぼったくりスギのキジダダ総理に対して…
最終更新:2023-12-06 23:16:23
3830文字
会話率:33%
あなたにだって、可能性はあります!!
最終更新:2023-10-22 11:36:49
2347文字
会話率:5%
/人◕ ‿‿ ◕人\ 『やあ、僕と契約して 魔法少女になってよ』と女子高生を勧誘したら契約書に書かれてある詐欺プランを見破られて手数料格安の契約された件。(ノベルアップ+にもあります)
最終更新:2023-10-01 15:47:46
2094文字
会話率:63%
マッチングアプリで知り合った女の子に誘われて入った店でいい気分になった俺は会計金額を見ておったまげた。
最終更新:2023-07-24 06:09:32
1550文字
会話率:19%
2022年3月、意を決して結婚相談所に入会したアラサー女性の現実です。
結婚相談所に入会したい人や結婚したい人は夢や希望をなくすかもしれないので読まないほうがおすすめです。
最終更新:2023-01-23 22:06:55
54793文字
会話率:5%
お前、見ない顔だな。さてはモグリか? はあ、ウワサの紋衣工房を探して来た? それはそれはご苦労なこって。大方お前さんが聞いたウワサなんてやつぁコレだろ?
この裏町にゃ金さえ積めば超級魔術をのっけたごりっごりの戦闘紋衣を作ってくれる工房がある
――ってな。
お前さんがそんな物騒なブツ手に入れてナニ企んでんだかァ知らねぇが。悪いこた言わねぇ、止めときな。
は? やっぱり噂の工房はないのかって? いんや、あるさ。あるが。
お前さんなんか尻の毛まで抜かれんのがオチだ、止めときな。
―――
裏町の片隅にある非合法な紋衣工房。そこでは腕のいい闇刺繍師を筆頭に、金喰い狼、設定盛りすぎ爺、暴風デザイナーなんて濃ゆいメンツが愉快にヤバすぎる紋衣を作ってヤクザにぼったくり価格で売っている。
そこへひょんなことから就職し、闇刺繍師の弟子になってしまった社会の落ちこぼれタツミくん(17)。泣いたり笑ったりこけたり脱がされたりしながら少年がたくましく成長していく物語。
派手なアクションも素敵なラブロマンスもない。が、そんな小説でも面白いんだぜ、見てけよ。
シリーズ前話 npiOe より続く物語です。が、これはこれで読んでみたらいいと思います。
なお、主人公が工房メンバーになるドタバタ劇をお楽しみになりたい方は、お手数ですがnpiOeをご覧ください。面白いですよ。
https://ncode.syosetu.com/n4499fu/
更新頻度:極低。これはごめんね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 22:34:44
47316文字
会話率:43%
両親は主人公 守川 海人もりかわ かいと24歳の時に盗みに入った強盗に襲われ、亡くなり孤独となった。犯人は逮捕されたが生きている状況に、何故?優しい両親は亡くなったのに犯人は生きているのか?日本は平和と言われるが、本当に平和なのか?いじめや
詐欺、ぼったくり等があっても捕まらないで、過ごしている人も居る。事件があってから4年が経つが、どうしたら両親は死なずに済んだのか?世の中が本当の平和な世界であったなら...そんな事ばかり考えてしまう。
今日も平和について考えながら、会社から帰宅する際に信号待ちをしていると、トラックに突っ込まれ亡くなってしまった。その時に神様に出会い、守川 海人の平和についての考えに興味を惹かれたので、異世界転生する事になる。
守川 海人は神様から貰った特別な力を使い異世界で平和な世界を作る事を決心する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-23 06:16:04
647文字
会話率:50%
「徹甲弾装填完了、照準OK、妹よし!」の単話アップです。
本文を読んでいないと意味が解らないネタもあります。
第271話と272話の間にくる話です。
大層なものではありません。
書き足すだけのつもりが長くなったので別でアップしただけ
のような作品。
軽い気持ちで呼んでいただき「何だ、意外と楽しめたよ」とか思って貰えればめっけもんです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-22 10:23:39
5092文字
会話率:26%
役立たずと呼ばれたハズレスキル――【守護霊獣】を持つ新人冒険者フィリは困惑していた。
「お前のスキル何の役にも立たないし、弱いしいらねえわ」
と自分からパーティ誘っておきながら雑用係と酷使したあと報酬も払わず、さらに暴行を加えた上で追放
したAランクパーティがなぜか次の日には自分のことを忘却していた。何よりそれから彼らは妙に不幸続きで、やがては崩壊してしまう。
新人冒険者だからと騙してぼったくり価格で武器を売りつけた商人が、なぜか急に融通を利かせてくれたりと、フィリにとって幸運が続いていく。
他にも、気に食わないという理由だけで訓練と称して折檻してきた先輩冒険者が次の日には怪我だらけで人が変わったように親切になっていたり、
不思議がるフィリの側には、他者には見えず、触れる事もできない一体の獣がいた。
それは周囲からは何の役にも立たないと言われていたスキル【守護霊獣】によって現れた九尾の狐――レギナだった。
「ねえレギナ。もしかして君、また何かした?」
「もふ? コンコン!(な、なにもやってないよ!)」
「なんで、顔を逸らすのかな? ねえ何か隠してるでしょ」
「がる~(か、隠し事なんてするわけない)」
「……正直に言いなさい」
「きゅーん……(あたしがやりました……)」
守護聖獣であるレギナは、主であるフィリを護りたい一心で自身を成長させ、悪意ある敵を霊的もしくは物理的に報復し、逆に主であるフィリやその味方には幸運を与える力を手に入れていたのだった。
その結果フィリは努力と共に冒険者として成長していく。
これは、超過保護な守護霊獣と努力を惜しまない少年による成り上がり冒険者譚だ。
*他サイトにも投稿してます
*ざまぁあり(主人公の直接的関与はなし。スキルによって相手が自滅する系ざまあ)
*無双ではない(主人公は成長タイプ)
*メインヒロイン登場遅め
*ヒロインのNTR等の胸くそ要素はなし
*ハーレム要素微有り折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 11:09:29
46934文字
会話率:53%
時価の寿司屋に行ったが、そこはぼったくりで……
最終更新:2021-02-17 17:10:38
1671文字
会話率:35%
【一行あらすじ】明るさが取り柄の少女リラが、稀代の錬金術師マーレに弟子入りし錬金術を通して成長していく物語。
【月猫亭】の看板娘リラは、忙しい日々をどこか満たされない気持ちで過ごしていた。
ある日、いつもの様に買い出しに訪れたリラは装飾
品を販売する露店の前に佇むミステリアスな女性、マーレを見つけた。マーレが手に持つ装飾品を見たリラはそれがぼったくりの粗悪品だと気が付き、助ける事を決意する。リラが装飾品を粗悪品だと断定できた理由、それはリラの特技が関係していた。その特技とは植物や鉱物、あらゆる素材の『声』を聞く事ができるという物。その特技によってリラはマーレが手に持つ装飾品の質を見抜いたのだった。
無事にマーレを助け出したリラだったが、マーレもまた同じく素材の『声』を聞く事ができる能力の持ち主だった。リラが素材の『声』を聞く事ができる能力の持ち主だと気が付いたマーレは問いかける「あなた《錬金術》をやってみない?」
《錬金術》それは、素材を組み合わせ変質させる事によりあらゆる物を作り出す魔術。行使できる者がそもそも少ない事、大量生産ができない事を除けば欠点のない万能なものであった。マーレの誘いを受けて錬金術師になったリラは持ち前の明るさと優しさによって次々と人々の抱える問題を解決していく。
これは《錬金術》を通じて成長していくリラと、頼もしくもどこか抜けている師匠のマーレ、そして二人を取り巻く愉快な人々が織りなす物語。
※シーン毎に話数を区切ってるので、一話辺りの文字数が大分ブレます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 17:10:21
28753文字
会話率:51%
タクシーという密室、
そこではさまざまな出来事が繰り広げられる。
「お乗せしたおばあさんに優しくしたら、資産を譲り受けることになった」
という漫画のような話や、
「夫の暴力から逃げてきて行き場がない人妻を泊めてあげた,,,,」
というドラ
マのような話。
(どちらも僕の体験談ではありません)
男女のアレコレや裏社会のような話。
普通の世の中で見ない出来事が数々起こる。
その一部始終をご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 10:32:41
507文字
会話率:42%
地球とは全く違う世界。人や人ならざる生き物の住まう、剣と魔法の世界。
その地で冒険者として生きるヴィディーレ。高ランク冒険者の彼は、ある日、青年二人組の冒険者に出会う。しかも、二人組の内、一人は口を開けば毒を吐く、超インドア派ぼったくり
薬師兼軍師(参謀)。もう一人は、立派な大剣を持つくせに激弱魔獣すら倒せない戦闘能力皆無な剣士。
ひょんな事から三人パーティーを組み、クエストに挑むことになるのだが……。
何かを抱えたハチャメチャコンビと、彼らに振り回されるヴィディーレの冒険譚。お楽しみいただければ幸いです。
章ごとの投稿を予定しているため、一つ章が終わった後は再投稿がいつになるか分かりません。そう言った事情で一つの章の完結毎に、完結連載を切り替えます。ご容赦ください。
アルファポリス様にて、同名で重複投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 07:00:00
118579文字
会話率:56%
docomoじゃないよ。docomeだよ。だからdocomoとは何の関係もないよ。あと一切知らないので、ウィキで調べたよ。それからさらば青春の光のぼったくりバーのネタのパクリだよ。
最終更新:2020-02-06 16:08:00
676文字
会話率:55%
とある高校生が異世界に召喚され、勇者として魔王討伐を強要されました。苦難の末に魔王を倒すものの、魔王が死ぬ間際に勇者に呪いをかけられてしまいます。その呪いとは、ランダムに異世界に飛ばされるというものでした。おかげで元の世界に戻っても、いきな
り異世界の海の上とか冬山に飛ばされたり、戦争のド真ん中に飛ばされたりと大変でした。しかし、異世界に飛ばされた上、魔王を倒し、あげくのはてに自力で自分の世界に戻ったヤツはしぶとかった。自分の好きな時に異世界にいけるようにした上に、自分の作った酒場も一緒に異世界にいけるようにしてしまった。そんな酒場のお話です。なお、酒場が飛ばされる先は誰にもわかりません。ですが、元勇者が渡した不思議な鈴を持っていれば、酒場が異世界にある時のみ訪れることができます。そんな常連達と飛ばされた異世界の一見さん達が酒場でワイワイするお話。短編では「ローファンタジー」での開店でしたが、連載版では「コメディ」でお気楽に楽しめるように新装開店いたしました。御笑覧くだされば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-12 20:00:00
138478文字
会話率:24%