何もかも上手くいくと思っていた。
15歳・新屋一番(あらやいちばん)の身に訪れる危機のことを、彼自身これっぽっちも予感などしていなかった。
ーー市街地の合間の小高い丘に佇む校舎。それがこの春から通うことになった学校だ。
出だしは上々だった。
小学校からの友人・旭聖護(あさひせいご)と同じクラスになれたし、新しい友達もできた。今まであまり縁のなかった女子との会話も普通にできている。
これが高校生なんだーー期待に胸を高鳴らせていた最中、しかし”それ”は起きた。
カバンから見つかった一通の脅迫状。そこから連鎖的に発生する数々の事態。
紆余曲折の末、逃げずに立ち向かうことを決めた新屋一番であったが、真相が明らかになるにつれてその決意は思わぬ方向へと向かっていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-31 10:31:40
1924文字
会話率:10%
鋼鉄の世界、キューガル。
この世界では人類は滅び、「ジェノレイド」と呼ばれる知性を持った鉱石と「サタナキア」と呼ばれる自我を持った鉱石が存在し、それぞれの鉱石で造られた機械が人間のように感情を持って暮らしている。
人類は「ジェノレイド」でア
ンドロイドを開発したが、アンドロイドは人類に牙を剥いて戦争が勃発。
劣勢に陥ったアンドロイド側に突如として隕石が落下し、その衝撃によって「サタナキア」の鉱脈を発見。
鉄の何十倍もの高度と超エネルギーを持ち、すぐさま要塞を建築しては人類を滅亡させる。
アンドロイド達は「新人類」としてサタナキア帝国を建国。
しかし、サタナキアで造られた兵器たちがクーデターを起こした。
瞬く間に「新人類」の時代が終わり、同時に西暦から機甲暦という暦に変更され、「ジェノレイド」で造られた物の消滅を国家理念として、ガイアール帝国を建国。
それに対抗するべく、「ジェノレイド」の機械群たちもリベラル王国を建国する。
しかし力不足であるとして休戦を持ち掛け、軍備強化のために街の復興に力を入れていった。
人類が滅亡して数十年。
王国は非常に豊かになった。
戦争もなく平和な日々が続いた。
そんな時、突如としてガイアール帝国が宣戦布告、リベラル王国に向けて侵攻を開始した。
それまでの軍事力を以っての抵抗も空しく、次々と都市を占領されていくリベラル王国。
遂には首都を占領され、国王が帝国側に捕虜として捕らわれてしまう。
国としての機能を失い、武装したレジスタンスが帝国軍と戦っていた。
この世界に再び平和が訪れる日は、来るのだろうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-08 17:34:20
1809文字
会話率:0%
見えなくなるうちに見ておくべきものは、一体何だろうか?
最終更新:2015-03-14 18:43:22
2906文字
会話率:35%
今、男は幸せだろうか?
最終更新:2015-02-14 20:57:58
1722文字
会話率:10%
この出来事が青年にとって良い経験として記憶される事を、私は願ってやまない。
最終更新:2015-02-03 20:20:30
1663文字
会話率:32%
瓦礫の下敷きになっていた戦車からようやく這い出た俺は思わず息を吐いた。
そして先程まで戦場であった市街地を見回す。目に入ってきたのはこの国自慢の綺麗だった街並みが見事に崩壊していた姿だった。瓦礫と化すのを免れた建物からも火の手や煙があが
り、人々が逃げ惑い、あちこちから悲鳴や怒声が聞こえてくる。
俺はもう一度息を吐き、思う。この惨状をたった一人で引き起こした人物を。憂いに満ちた表情で、悲しみを宿らせた瞳を持つ少女の事を……。
戦車兵の草薙恭一と戦車殺しと呼ばれる最強の少女が邂逅する時、戦局が大きく動き出す――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-05 13:22:11
9973文字
会話率:34%
市街地から離れた県道を、ぼくは自転車で走っていく。その途中、この道が「いざないの道」と呼ばれていることを思い出した。死んだ人間は、この道を通って天国に向かうのだが、時々地獄へ案内する死神がいるらしい。そんなことを考えながら自転車を進めている
と、十字路で少年と出会った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-05 16:49:24
4172文字
会話率:38%
職場の先輩、深沢さんが失踪した。
路線バスの運転手になって二年目の俺は、入れ替わるように、枕森前を経由する6番路線を担当することになった。
路線にも慣れた頃、周囲に奇妙な事が起きはじめる。
乗客の長い髪の女子高生、嫌味で挑発的な同
僚、すれ違いざま、手を挙げて挨拶をしてくる、他社のバス運転手、そして、深沢さん失踪の謎。
やがてそれらは、市街地のビルの向こう、夏の日差しに色濃く枝葉を広げる巨木の根元に封じられた、暗く、悲しい過去に繋がっていく。
漫然と過ごす日々に倦怠を覚え始めた路線バス運転手が体験した、夏の恐怖体験。
夏のホラー2014提出作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-26 21:00:50
20378文字
会話率:16%
◇本小説は打ち切りとなりました。更新を心待ちにして頂いていた読者の方にはまことに申し訳ありませんが、何卒ご了承のほどお願いいたします。◇未知の金属生命体「アルディア」によって、人類が母なる星から放逐されてから半世紀。アルディアと渡り合うため
の武器を持った人間たちは、着々と地球奪還の準備を進めていた。軍人養成学校「天渡学園」に通っていた主人公「鈴堂和真(りんどうかずま)」は、落第という事実を受け止めつつも卒業式に臨んでいたが、その途中、ありえないはずだった「アルディアの襲撃」という大事件に巻き込まれてしまう。混迷を極める市街地で、和真は何者かの声を聞く。「――こっちだよ、わたしのファクター」 地球を取り戻すために戦う幼き戦士たちを描いたSF小説、堂々――開戦! ◇最低一か月一回の更新を目標としております。状況によって更新は前後するかもしれませんので、予めご了承ください。 ◇作者はミリタリー系に関してはにわか程度の知識しか持ち合わせておりません。滅茶苦茶な設定でも構わないという方以外には、本小説を開くことをおすすめはできませんのでご了承ください。 ◇完全見切り発車となりますので設定などに粗があるかもしれません。綿密に練られた設定が好きな方にはおすすめできませんのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-29 22:17:32
22827文字
会話率:54%
特に目立った名産も名物も無い、片田舎の地方都市。その市街地の端に、その町に住む人間ならまず近寄ることの無いアパート、通称、『異世界アパート』がある。
もはや迷信や都市伝説に近い噂を持つアパートの住人の一人、『人食い』こと伺坂アリナの看護
。それが主人公、懸本マキノの仕事だった――
普段は人形のように無感情で、一人では何も出来ないアリナ。中学生で反抗期真っ最中の妹。そして『顔を奪う通り魔』――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-17 20:00:00
67838文字
会話率:61%
金がなくては生きても行けぬ。 そんなワケあり家出少年少女3人衆が糊口を稼ぐために選んだ仕事は”何でも屋”だった。 そんなある日、とある事件の影響で人手不足に陥ったピザ屋の配達の手伝いをすることになったのだが……。 だが、ちょうどその頃警察が
取り逃がした麻薬犯が、彼らのいる市街地にやってきたとの情報が入る。 果たして子供たちは無事街中のご家庭にピザ配達を終えることは出来るのか? 某アメリカみたいな国を舞台に、何でも屋こと『GOBLINS』がいろいろやらかします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-01 01:29:51
32880文字
会話率:32%
オチがふと思い付いたので書いた短編です。ホラー好きの方には是非読んで頂きたいです。
最終更新:2013-01-28 23:41:46
754文字
会話率:0%
西暦2055年。
二つの大国による戦争に巻き込まれ、尖兵として多くの人間が死に、荒廃した日本。
瓦礫と廃墟だらけになったとある市街地で人型の高機動兵器を操り、ゲリラの一員として日々戦闘を続ける主人公。
ある日襲撃した輸送用トラックの積荷を奪
った事で、主人公の属するゲリラ部隊は様々な勢力から追われ、狙われ始める。
生死の境が見えない極限の戦場に追い込まれ、主人公は必死に生きようと足掻く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-01 21:43:52
4645文字
会話率:19%
軍縮が地球規模で行われる世界。
装甲車に代わる市街地戦の要として開発された戦闘用強化外骨格「アームド・ドレス」。
その最終試験が、日本で行われることとなったが・・・。
一機の新兵器をめぐる事件を、一人の兵士の視点から描く。
※処女作ですが
、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-22 15:49:24
11849文字
会話率:41%
高層ビルの立ち並ぶ市街地にぽつんと取り残された稲荷神社。神社に毎日参拝する少年の目的は……お狐様!?
狐と少年のユルい日常。
最終更新:2011-03-04 02:26:41
2244文字
会話率:30%
ある暇な男は、独りで市街地の外れにある洋館の探索を試みる。そこでは、奇妙な事がまかり通り、男はその渦に絡み取られていく……。狂気と奇妙の不協和音があなたを何かに駆り立てる。そんな作品です。
最終更新:2010-07-31 15:36:54
3338文字
会話率:25%
未来。架空の国。都市部近い“市街地”=シティにおいて、人間が一人、行方不明になった。ルウとラエラが“司令官”より下された任務は、その探索行であった。
最終更新:2010-07-01 19:05:44
14054文字
会話率:10%
サイボーグ×水素ロータリーエンジン×年の差恋愛。親に捨てられ児童擁護施設で育った、就職活動中の大学生、泉美。彼は、面接に向かう朝、市街地を破壊する謎のサイボーグテロリスト、『ルーラー』と遭遇してしまう。怒号と悲鳴飛び交う混乱の中、彼は危険に
晒された白衣の女を庇い、命を落としてしまう。死んだ筈の彼が目覚めると、白衣の女が決断を迫る。その心臓を武器に戦うか、日常に戻るか……。胸に埋められた人工心臓、“水素ロータリーエンジン”の力で、今、青年は立ち上がる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-01-12 02:28:17
3139文字
会話率:48%