公爵令嬢である主人公はデビュタントを前にして自国の王子に求婚される。しかし、彼に思いを寄せられる心当たりがない。「もしかしてこれって、王子と近衛騎士の禁断の恋のための偽装結婚なのでは…?」そう思いつつも主人公はプロポーズを受け入れて王子の婚
約者になった。
婚約期間中に婚約者に蔑ろにされるということもなく、迎えたデビュタントの日。挨拶回りなどは問題なく終わり、主人公が休憩していたところに他家の令嬢に「あなたでは王妃に相応しくない」「あなたが選ばれたのは何かの間違い」となじられたが、そこに王子が駆け付け「私が彼女に婚約を申し込んだのは、彼女が初恋の相手だからだ」と言い出して…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 23:45:12
7690文字
会話率:64%