記憶を無くして目覚めた竜皇国後継者グンティーヴァは、暗殺未遂が起こったと聞かされ、混乱する。誰の言葉を信じていいのかも分からずに逃げ出すその姿は、かつて国民の絶大な信頼を勝ち取っていた若き名君から程遠いものであった。慕っていた者は失望し、覇
権を狙っていた者は勢いづく。敵竜国の侵攻が迫り、人族国やエルフ国が軍備強化を固め戦に備える中、先帝崩御に加えた後継者暗殺未遂に混乱を極める竜皇国。国内外の危機に次期竜皇は戸惑いながら歩を進める。
Ghunthiva, the successor of the Dragon Empire, awoke with no memory and was confused when he was told that an assassination attempt had taken place.
He runs away, not knowing whom to believe.
It was a far cry from the young mastermind who used to win the immense trust of the people.
Those who adored him were disappointed, while those who had been aiming for supremacy were emboldened.
The Dragon Empire is in turmoil due to the fall of the previous emperor and an assassination attempt on his successor.
With the invasion of the enemy Dragon Kingdom looming, the Human Republic and the Elven Kingdom were strengthening their armaments and preparing for war.
The next Dragon Emperor with amnesia began to search for the way to go.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 08:25:00
12383文字
会話率:20%
大学3年生の青年リョウマと、空想好きな妹アスカの家の前に倒れていた謎の少女ヴァル。彼女は額に短い角を生やし、ほとんどの記憶を失っていた。
それから三年間、兄妹の元で暮らしていたが、とある日猫の耳をつけた男に襲われる。突然の危機にヴァルは
不思議な力が目覚め、槍と鎧で武装するが、彼女の一声は「どうやればいいのでしょう?」だった。彼女は戦い方も忘れていたのだ。
なんとか敵を退けたヴァルは、突如記憶を取り戻す。それは、彼女が異世界から来た獣の一部を持つ、獣混人(じゅうこんじん)と呼ばれる種族だということだった。
そして自らの記憶を求めて異世界へと旅立つヴァルたち。様々な出会いを繰り返し、行く先に何が待ち受けているのか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-14 21:42:09
398054文字
会話率:63%
彼女は信じていた。その先に希望があると。
彼は知っていた。その先にあるものが必ずしも彼女の幸福にはならない事を。
最終更新:2017-06-10 04:00:00
31071文字
会話率:41%
俺の名前は七篠権兵衛。
この街じゃちょっとは知られた「名前捜索人」だ。
探偵のようなものと考えてくれればいい。
最近ではネームハンター、なんて横文字で呼ぶ奴もいる。
「にゃー」
……分かってるよ。
こいつは相棒の黒猫。
名前はネモ。
色々あって俺はこいつの言葉が解る。
こいつ、見た目通りの只の猫じゃねえんだ。
俺の仕事は失くした名前を探すこと。
この街じゃ、何時の頃からか名前が人や物から抜け出してどこかに散歩するようになっちまった。
俺は憐れな依頼人の失くした名前を見つけ出して、元通り人に名乗れるようにしてやるってわけさ。
【カランコロンカラン♬】
さぁて仕事か。 今日も危険でクールな一日が両手拡げてウィンクしながら俺を迎えに来たぜ。
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@humptyhumtpy さんのTwitter上の企画「 #空想の街 」参加作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-23 23:54:26
19472文字
会話率:20%
「 」=トゥ=リヴェラ。
私の名前。でも、私には空白が埋められない。
ミネル=トゥ=リヴェラ。
今の私の名前。これは、アリシアが付けてくれた。
…色んなことが、少しだけ、少しずつ消えている。
記憶。それはとても貴重で、凄く壊れやすい。
私の記憶は砕けて散ってしまった。何故?覚えていない。
でも今は、記憶よりも大切なことがある。
そう、今私の目の前に居る、私を守ってくれる仲間を、死なせないこと……。
―The ending world=the starting world― 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-26 01:06:34
1236文字
会話率:13%