第一王子リカルドにはアリシアという婚約者がいる。その婚約者との距離感やアレコレに悩んだリカルドは己の母に相談に行き――そこから物語は転がっていく。
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語り手(視点)変更あります。何度かあります。苦手な方ご注意ください。
最終更新:2024-05-10 21:33:48
12006文字
会話率:17%
【作者注意書き】
一旦離れてまた元通りの関係を“元サヤ”と称するのであれば、本作は元サヤでは有りません。
最初から最後まで主人公のお相手は婚約者です。
婚約者と婚約解消や婚約破棄をしないで、結婚に至ります。
主人公が目指すのは仮面夫婦です。
婚約者(後の夫)は、クズだし愚か者です。
後悔先に立たず、という言葉は婚約者のために存在するくらい後悔します。
でも主人公の気持ちは「後悔? 知らんがな」の一択しか有りません。
主人公は自力で幸せを掴みますが、恋愛的なハッピーエンドでは無いことを明記しておきます。
ですので、恋愛的なハッピーエンドが読みたい方は回れ右でお願いします。
【あらすじ】
私を優先して欲しい、と。
お願いした。
私だけを見て、というのはさすがに我儘だと思っていたから言わなかったけど。
叶えられたことはない。
婚約は継続以外の道は無い。
つまり私とお父様がどれだけ望まなくても彼と結婚する以外の未来はない。
彼……リグリスと、私……イオリの結婚は国の一大事業が絡む政略結婚だから。
私と彼だけじゃない。
他に二組もその一大事業に絡む政略結婚が結ばれていて私と彼の関係が崩れてしまえば他の二組の政略結婚の話は元より、もしかすると他の貴族家の婚約にも影響してしまうかもしれない。
私と彼の関係は、それくらい周りも慎重になるような関係。……全く彼はその辺のことを考えていないけれど。
取り敢えず私は、彼のことは諦めて自分の幸せを探すことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 00:00:00
19995文字
会話率:26%
【6話完結】
わたくし、レンブラント家の娘・ルナと申します。国内有数の商家の娘です。婚約者がおります。
その婚約者であるバート様から婚約解消、を求められましたわ。隣にサニー様を連れて。……此処、わたくしのレンブラント家ですけど? 普通、
婚約者に婚約解消を申し出るとはいえ、婚約者の家に浮気相手を連れて来ます?
というか、嫌ですよ、面倒くさい。
婚約を破棄も解消も白紙も手続きが面倒ですわ。条件が当て嵌まるとは思えませんもの。
ご都合主義のゆるふわ設定。
婚約破棄・解消・白紙にはならない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 06:00:00
16663文字
会話率:32%
【あらすじ】我儘な男爵令嬢ヴィヴィアンは、ある日、公爵令嬢に良くない態度を取って幼馴染兼婚約者のエドガーに叱られてしまう。そして、その場から泣いて逃げた先で『悪役ヴィヴィアンの一生』という本を見つける。偶然に拾ったその本に書かれていたのは〈
最悪の未来〉で……?
──改心し、〈最悪の未来〉を回避する為になんやかんや頑張るヴィヴィアンと、そんな彼女に酷い態度を取ってしまった後悔率100%のエドガーが、婚約者の変化に振り回されながらも結局は「可愛いは正義」と、なって完全敗北するお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 21:00:00
73806文字
会話率:34%