この世界は、神々が遺した絶対の『魔導法則(マギ・システム)』に支配されている。それに干渉することは、神への冒涜、世界の理を覆す禁忌――。
主人公アッシュ・ヴァーミリオンは、王立魔導学院きっての『劣等生』。
無気力で、座学は赤点ギリギリ。誰
もが彼を侮り、見下していた。
――だが、それは全て偽りの姿。
彼の正体は、その禁忌中の禁忌である『魔導法則』のソースコードを認識し、世界そのものを書き換える権能《システム・インターセプト》を宿す、世界で唯一の存在だった。
しかし、彼はその力を呪っていた。
幼い頃、たった一人の妹を救おうとして力を暴走させ、彼女の存在を世界から『消失』させてしまった過去を持つからだ。
二度と過ちを繰り返さぬよう、彼は無能を演じ、誰にも関わらず、ただ退屈で平穏な日々を望んでいた。
だが、運命は彼に平穏を許さない。
氷のように孤高な天才『剣姫』、太陽のように快活な『魔道具師』。二人の少女との出会いが、彼の偽りの日常に波紋を広げていく。
やがて世界を揺るがす陰謀が動き出す時、少年は再び禁忌の力と向き合うことを決意する。
これは、罪を背負った最強の少年が、大切なものを守るためにその力を解放し、無自覚のうちに仲間を増やし、やがて世界の真実に辿り着く物語。
「――書き換える。それが、俺の魔法だ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:39:19
15173文字
会話率:23%
夜の東京に瞬くネオンの光は、人々の心の闇を隠す偽りのきらめきだった。
情報過多の近未来、精神を病む人々を救うため、他者の夢に潜り込む技術「ブレインダイブ」が開発された。しかし、その甘美な夢には危険な毒が潜む。ダイブを繰り返すたび、現実と夢
の境界は曖牲になり、術者の精神を蝕んでいくのだ。
主人公のレイは、その禁忌の技術を使い、人々の心の闇に巣食う「異形」を断罪する「夢探偵」。彼は失われた自身の過去に囚われながらも、孤独に夢の深淵を彷徨い続ける。
ある日、レイは巨大複合企業ネオ・アトラスのCEOから、意識不明となった妹の記憶サルベージを依頼される。それは単なる夢の治療ではなかった。妹の精神の奥底で蠢いていたのは、夢を侵食し、現実さえも書き換えようとする謎の存在「管理者」。そして、その背後には、レイ自身の失われた記憶と、この世界の根幹を揺るがす恐るべき陰謀が隠されていた。
夢と現実、記憶と真実が混濁する中で、レイは己の精神が壊れる前に、エリスを救い、そして「管理者」の企みを阻止できるのか?
これは、夢の奥底に潜む真実と、現実を変えようとする闇に立ち向かう、一人の男の極限のサスペンス――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:38:58
12269文字
会話率:32%
王都の片隅でアンティークショップ「時詠みの兎」を営む、穏やかで少し天然な青年シオン。
甘いものに目がなく、極度の方向音痴な彼には、誰にも言えない秘密があった。
彼は、世界の秩序を揺るがすあらゆる厄災を、人知れず“無かったこと”にする――因
果律に干渉する神の如き力【ゼロコード】を操る、最強の秘密エージェントなのだ。
しかし、その完璧すぎる力には、あまりにも過酷で切ない「代償」が課せられていた。
世界を救うたびに、彼は世界から“自分自身の一部”を静かに削り取られていくのだ。
彼の笑顔の裏にある、その過酷な宿命に唯一人気づき、心を痛める心優しき王女。
彼の正体を知らぬまま、その強さに反発しながらも惹かれていく天才的な剣姫。
彼の力に興味を示し、敵か味方か、謎めいた言葉を投げかける銀髪の少女。
彼女たちの想いが交錯する中、シオンは自らの存在が希薄になることを覚悟の上で、今日も誰かの涙を拭うため、その身を賭す。
「もう誰も失わない」――その悲痛な誓いを胸に、全てを救うため、自分自身を失っていく救世主。
彼が払い続ける“代償”の本当の意味とは?
これは、運命に抗う一人の英雄と、彼の喪失に寄り添おうとする少女たちが紡ぐ、壮大で切ない愛と戦いの英雄譚。
――今、ここに開幕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 10:59:11
10674文字
会話率:28%
38歳の会社員・菊池護(きくち まもる)は、ブラック企業で疲弊し、病院のベッドで静かにその生涯を閉じた。
「次の人生こそ、自分らしく生きたい」
そんな願いを胸に、彼が目を覚ましたのは、なんとゲームの中のモンスタ弱小のボスの「ホブゴブリン」と
してだった。
その世界は、かつて彼が夢中でプレイしていた王道RPG『伝説のブレイブ・レガリア』。しかも、ホブゴブリンは序盤に登場する「最初に勇者に倒されるチュートリアルボス」。
ただ勇者の踏み台として殺される運命に、護は絶望する。
だが、彼は決意する。
「もう誰かの引き立て役なんてごめんだ。今度こそ、俺が物語の主役になる」
持ち前の社会人スキルと現代知識、そして人間時代の経験を活かして、
森の奥の洞窟ダンジョンを改装し、罠を張り巡らせ、部下モンスターを育て、勇者との死闘に備えて少しずつ力を蓄えていく。
しかし、そこに待ち受けていたのは、
「勇者」だけではなかった。
仲間、裏切り、陰謀、そして世界の真実。
ホブゴブリンに転生した男が、弱者からの下剋上を目指し、
この世界の"ルール"に抗う逆転の成長ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:34:07
4523文字
会話率:15%
勇者の時期候補生として、幼馴染のアルベルトと一緒に、剣術、武道、魔法、勉学を共に養成学校で学んできた、リスク。おなじ訓練や勉学をしてきた。しかし、アルベルトのステータスは、均等以上に上がるのに対して自分は何故か運と賢さしかあがらない。賢さと
は商人が使うステータスで値切るや脅すや常連さんになるなど戦闘では全く関係のない特技を覚える。剣術も武術も魔法も使えない。そして16才になりアルベルトは勇者として王国を旅立つことになった。頑張れアルベルト俺はこの王国で武器屋か道具屋におそらく、なると考えていた、しかし翌日、王宮に呼び出された俺は、王様より驚くことを任命された。「勇者アルベルトの物資補給係としてリスクを命じる」なんと俺はアルベルトの物資補給係として彼の後をついていくことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:25:44
325570文字
会話率:39%
※注意
この小説は「運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。」人間側の国王との魔族側の魔王と停戦した後を書いたスピンオフの小説となります。先に上記の小説をよんでから、こちらを読むと、より世界観と内容がわかります。
以下 ネタバレ あり
▽
▼
▽
かつて世界を救った黒魔術師マーリン、302歳・女・独身。
悪魔王ガイアスを倒し、世界に平和が訪れたその後、仲間たちは次々と愛を見つけていった。
村人リスクとシスターマリアは結婚。
勇者は「俺のハーレム伝説はここからだ!」とどこかへ消えた。
そして残されたマーリンは、ひとりぽっち。
「次は私が幸せを掴む番よ」
そう決意した彼女は、理想の男を求めて放浪の旅に出る。
だがその道中で出会うのは、なぜか“ろくでもない男”ばかり——
ポイ捨てする男、元カノ武勇伝を語る男、1円単位で割り勘する男、笑い声が爆音の男……
次から次へと現れる“地獄のような出会い”に、マーリンの怒りは限界突破!
「この私をナメるなよ、ゴミ男ども……!」
出会ったクズはすべて魔法で一掃!
黒魔法と鋭いツッコミを武器に、男たちに制裁を下す痛快婚活ロードノベル!
恋と絶望と業火が交錯する、世界一辛口で爆笑のファンタジ風の婚活放浪記。
果たしてマーリンは、本当に“いい男”と巡り会えるのか?
それとも、彼女が見つける“本当の幸せ”は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 16:06:32
13580文字
会話率:34%
中学時代、身に覚えのない噂で不登校となった少年・ユウトは、ある日、小さな女の子を助けて命を落とす。
目を覚ました先は、剣と魔法、モンスターや異種族が存在する中世風の異世界だった。
女神によって授けられた能力は――《世界中の鳥を従える力》。
空を舞う無数の鳥たちを指揮し、視界・移動・攻撃・偵察・輸送――ありとあらゆる局面で戦いを制す、唯一無二の力だ。
だがユウトが転移させられた先は、凶暴なモンスターが闊歩する“呪われた森”。
「善行の報酬がこれって、おかしくないか……?」
疑念を抱きつつも、命を守るために戦いに身を投じるユウト。
腐敗した王政と、それに仕える魔導貴族。
民衆を守るために立ち上がったはずの「王女軍」ですら、正義の名を騙る暴力に染まっている。
空の力を駆使し、ユウトは決意する。
「この腐った世界を、鳥たちと一緒に変えてやる」
仲間を増やし、家族を築きながら――
少年は空を翔ける英雄となっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:20:00
21673文字
会話率:37%
推し事してますか?あなたの推しは誰ですか?
ひょんなことからボーイズグループU:niON《ユニオン》マネージャーとして働く事になった“ゆきさん”の推し事ドラマ。メンバーと恋愛?そして……
最終更新:2025-06-12 16:18:13
85082文字
会話率:71%
設計デザインの仕事をこなす10年目会社員。チーフに昇格して、怒涛の日々が始まる
最終更新:2025-06-11 16:12:47
78546文字
会話率:62%
高校生占い師の日常
高校生占い師が様々な人々の悩みを解決します
最終更新:2025-05-25 00:15:21
11061文字
会話率:72%
春、新学期の教室で始まったのは、少し浮かれた高校生活――になるはずだった。
西原創(にしはら・はじめ)は、誰かと手を取り合って何かを始めるのが好きなタイプだ。だが、心のどこかで「人を頼るのが苦手」な自分に気づいていた。そんな彼と同じク
ラスで出会ったのは、感情に流されやすい沢村聡美、静けさを好む飯島朋春、丁寧すぎる松岡田ゆり菜、真っすぐで不器用な庄司紳太郎、自由すぎる橋詰可那子、金銭感覚が壊滅的な堀越祐士、人間関係が苦手な石原田輝江──ちぐはぐで不思議な8人だった。
彼らは、ある晩を境に「同じ夢」を見るようになる。
そこには、床に臥せる美しい女性と、異形の存在。
「八徳をもって姫を救え」
そう告げられた翌朝、誰もが奇妙な疲労感を覚え、学校生活に支障が出始める。
八徳──仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌。
聞き慣れない言葉、意味のわからない使命。けれど、このままでは日常に戻れない。
西原たちは半ば遊び心で「それぞれの徳を担当して試してみる」ことにするが、まるでうまくいかない。自分の性格に合わない徳を無理に実践しようとして、かえって人間関係がこじれたり、自信を失ったりする。
そんな試行錯誤の中で、8人は気づいていく。
「徳とは、誰かに見せるための行動ではなく、自分の心の在り方そのものなのだ」と。
夢の中の姫のもとへ向かう旅は、現実での自分自身と向き合う旅だった。
他者とぶつかり、悩み、少しずつ変わっていく彼らの心の風景。
“正しさ”に縛られず、心のままに生きようとする中で、8人は一つの答えにたどり着く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:10:00
26834文字
会話率:16%
東京の毒舌グルメ評論家・斎賀泰成は、取材先を間違え、辺境の港町・日縁町(ひえんちょう)に降り立つ。そこには、都心の「洗練」とは程遠い、古びた定食屋「磯辺食堂」があった。
「期待できる要素、皆無だな」
そう呟きながらも、空腹に耐えかね
て食堂の引き戸を開けた泰成。彼の目の前に現れたのは、都会では決して味わえない、「記憶」を揺さぶる料理だった。
最初はビジネスライクに味を分析する泰成だったが、女将と若女将・結衣子、そして個性豊かな町の住人たちとの交流を通して、彼は「料理」が単なる味覚の記号ではないことを知っていく。人々の営み、町の歴史、そして「守りたい」という想いが込められた日縁町の味は、泰成の冷徹な評論家の心を溶かしていく。
美食コンテスト、外部からの買収話、そして町全体を巻き込む「料理まつり」――。数々の困難の中で、泰成は評論家として、そして一人の人間として、**「本当に伝えるべき味とは何か」**を見つめ直していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 14:30:00
3733文字
会話率:58%
古書店の地下奥深くにひっそりと佇む「味変食堂」。
「その一皿、人生ごと変えてみせます。」――そんな胡散臭い謳い文句の通り、この店はちょっと変わっている。
店主・優月は、皿の盛り付け一つにまで文句をつける超絶ストイックな料理人。
そんな彼の
元に現れたのは、画家のようなカフェエプロンを纏った型破り料理研究家・菜々美だった。彼女の提案で食堂は二交代制に。夜のメニューには「スライムの煮凝り」「火蜥蜴の炙り」など、どこから仕入れたか不明な異世界食材がずらり!
さらに、厨房の引き出しからは、まさかの**「しゃべるレシピ帳」**まで飛び出し、人間とレシピ帳による口論が日常茶飯事に!
「この分量はおかしい!塩の一摘みが“三本指”ってなんだ!」
「ふぉっふぉっふぉ、三本指の“機嫌”によるが正解じゃよ!」
ドラゴンの火粉を使った兵器級の激辛料理が生まれたり、ダンジョンパクチーのスムージーでみんなの秘密が暴露されたり、突如現れた異世界の調味料が新たな扉を開いたり……!?
クソ真面目な優月と自由奔放な菜々美、野生の勘を持つはるか、気弱な常連・健太、アイデアマンの龍也、完璧主義の由季。
個性豊かな面々が繰り広げる、異世界食材×グルメ×コメディのドタバタ食堂経営記折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 12:10:00
3977文字
会話率:50%
ルマーン帝国ハーヴァー地方の小さな村に一人の少女がいた。
彼女の名はラミナ、小さな村で祖母と両親と4人で平和な生活を送っていた。
そんなある日のこと、狩りに行った父が倒れ、仲間の狩人に担がれて帰宅。
祖母の必死な看病もむなしく数時間後には
亡くなり、同日母親も謎の病で息を引き取った。
両親が立て続けに亡くなった事で絶望で埋め尽くされているなか、
『ラミナ元気出しぃ、ウチが側におるから! と言うても聞こえてへんか……』
活発そうな女の子の声が頭の中に響いた。
祖母にそのことを話すと、代々側に居る精霊様では無いかという
そして、週末にあるスキル継承の儀で『精霊使い』を授かるかもしれないねと言われ、
絶望の中に居る少女に小さな明かりが灯った気がした。
そして、週末、スキル継承の儀で念願の『精霊使い』を授かり、少女の物語はここから始まった。
先祖の甥に学園に行ってみてはといわれ、ルマーン帝国国立アカデミーに入学、そこで知り合った友人や先輩や先生等と織りなす物語
各地に散る精霊達と契約しながら
外科医療の存在しない世の中で、友人の肺に巣くう病魔を取り除いたり
探偵のまねごとをしている精霊とアカデミー7不思議の謎を解いたり
ラミナ自身は学内武道会には参加しないけれど、400年ぶりに公衆の面前に姿を現す精霊達
夏休みには,思ってもみなかったことに巻き込まれ
収穫祭&学園祭では、○○役になったりと様々なことに巻き込まれていく。
そして、数年後には、先祖の軌跡をなぞるように、ラミナも世界に羽ばたく。
何事にも捕らわれない発想と、様々な経験をしていくことで、周囲から神様と呼ばれるようになった一人の精霊使いの物語のはじまりはじまり
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:01:15
141601文字
会話率:61%
ブラック企業を退職し、自由を満喫しようとしていた35歳の元サラリーマン・村本海斗(カイト)。気まぐれで訪れた伊豆諸島で、不思議な声に導かれ、彼は異世界《ヴェリディア》へと召喚される。出迎えたのは、少し抜けていて可愛らしいが、れっきとした“
新人女神”ラメール。彼女に選ばれたカイトは、“使徒”としてこの世界を生きる道を選ぶ。
授けられたスキルは、なんと《タコ》。 食材のような名前に一瞬戸惑うも、その能力は超多機能。カモフラージュ、軟体化、再生能力、超音波定位、毒生成に霧の展開まで、多彩な特性を持つ“進化型ユニークスキル”だった。
異世界での冒険者生活をスタートさせたカイトは、最初の依頼で盗賊団の潜む洞窟に潜入。潜入・救出・戦闘と全てを一人でこなし、悪魔族を討伐。さらに女性たちを救い出し、盗賊をしていた村人たちと被害者の和解を成し遂げる。
カイトは悪人にも何か事情が存在すること、人を“殺す”ということに強い葛藤を抱いていた。どんなに理由があっても、“手を下す”ことへの抵抗感は拭えずにいた。
やがて冒険者として活動しはじめたそんな中、王都でのある依頼をきっかけに、物語は大きく動き出す。
突如現れた異常な強さを持つ魔物たち、揺れる戦況、そして混乱の中で訪れる決断の瞬間——。
そして、戦いの後、カイトに接触してきたのは、この世界の裏側を動かす“影の組織”だった。
暗殺、潜入、情報収集。その活動は、表に出ることのない“もう一つの正義”。光の届かぬ場所で、確かにこの世界を支えていた。
彼らは、カイトに“その一員にならないか”と声をかけたのだった。
人を殺すことに抵抗を感じたカイトはその場での回答を保留し、ある女性のもとを訪ねる。
王都の裏通りでBarを営む、一風変わった元医師の女性——クラリス。
「殺さなきゃいいじゃない?」
そう語る彼女は、カイトの葛藤に寄り添いながら、“殺さずに敵を無力化する”という道を語る。
変化させる毒、記憶に干渉する薬理、そして——新たな未来を与えるという選択。
——不殺という信念を掲げ、晩年は暗殺者として活躍した男の若き頃の物語、今、静かに動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 09:30:34
90499文字
会話率:33%
後漢末期、困窮した筵売りの青年・劉備は、飢えを凌ぐため、そして世直しを掲げる熱気に惹かれ、太平道(黄巾賊)に参加する。そこで彼は、教祖・張角と出会い、強い影響を受ける。
ふざけたタイトルと第一章ですが、真面目に三国志です。
史実に沿って
歴史は進みます。
劉備は天下統一しません。
完結保証。毎日更新でテンポ良く進めていきます。
しばらくは9時と16時の1日2回投稿していきます!
〜第一部:名を上げる旅〜
第1章:黄巾の風
黄巾の乱参加、関羽・張飛との出会い
張角「良いか、玄徳。わしは、人を騙しているのではない。」「民が希望を持てぬ世だからこそ、わしの言葉が響く。役人が信じられぬからこそ、民はわしに救いを求める。この世が病んでいるからこそ、わしが必要とされているのだ。」
第2章:流転と喧伝
反董卓連合軍参加。平原の統治。
劉備「み、見たか! 我ら三人が力を合わせ、あの呂布を退けたぞ!」
ハッタリで生まれた武勇伝。だが、それは、無名の彼らがこの巨大な連合軍の中で存在感を示す、最初の、そして奇妙な一歩となったのである。
第3章:徐州の風雲
徐州譲渡。曹操、袁術そして呂布。
陶謙「ならば、劉備。お前は、今日から漢室の末裔になれ。」「それが真実か否かなど、どうでも良いことよ。この乱世においてはな。重要なのは、『漢室の末裔、劉玄徳』という権威だ。その権威があれば、人が集まる。兵も集まる。お前がこの徐州を治める上で、それは必ずやお前の助けとなるだろう。良いか、ただの劉備では駄目なのだ。漢室の末裔たる劉玄徳になれ。」
〜第二部:寄寓と葛藤〜
第4章:雌伏の時
曹操・袁紹のもとでの雌伏。献帝との対面。
第5章:荊州の沃野
新野での駐屯。諸葛亮との出会い。
第6章:長坂の逃避、赤壁の炎
曹操軍南下。赤壁の戦い。
〜第三部:蜀漢建国と落日〜
第7章:荊州の基盤
荊州南部平定。拠点作り。
第8章:益州入り
益州攻略。蜀の国造り。
第9章:漢中王の夢
漢中王、皇帝即位。そして白帝城の死。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:00:00
171479文字
会話率:31%
セイレリア王国の侯爵ジルベルト。
彼は最愛の家族を殺した第二王子への復讐を誓ったが、不運にも崖から転落し、打ちどころが悪く亡くなってしまう。
けれど目覚めた時、ジルベルトは14歳の頃に巻き戻っていた!
これは回帰か、妄想か、あるいは誰かの企
みか───。
本当に家族を殺したのは第二王子だったのか?
では、何のために。
何もわからない中、幼少期は不仲だった愛しい妹や秘密を共有した無二の親友との関係を築き、答えを探っていく。
表向きは粛清されたはずの魔女や悪魔と出会いながら、愛しい者達のために奮闘する貴族の無双劇!
───けれど復讐の先にあるものは果たして、ジルベルトの"望み通り"なのだろうか…?
───
※同性愛・近親相姦の要素を含みます。
※まだ出てきていない要素もタグ付けしていますが、これから登場予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:00:00
54537文字
会話率:38%
異世界転生――その言葉に胸を高鳴らせ、俺は思わず頷いてしまった。
女神の誘いに、疑いもせず、夢の続きを願うように。
けれど転生した先で、俺はバハムートだった。
神話に語られる最強種。空の王。破壊と終焉の象徴。
それほどの力を授か
っても、女神の使命はただ一つだった。
「世界を監視していてね」
……何かがあるはずだと身構えた。
だが、世界は――穏やかすぎるほどに平和だった。
戦争も争いもなく、誰もが笑い、祈り、願いを育てる。
俺が動けば、世界はさらに豊かになり、混乱の芽すら摘まれていく。
気づけば、数千年。
俺は問い続けていた。
俺は、ここにいていいのか?
俺に――意味はあるのか?
そして、女神は告げた。
『ごめん、なくなっちゃった』
……そうか。
なら、もういいだろう。
監視者も守護者もやめてやる。
こんな退屈な楽園には、もう用はない。
これからは、俺のために生きよう。
自由に。気ままに。
未知を求めて、別の世界へと旅立つ。
その一歩が――
全宇宙の均衡を崩すことになろうとは、まだ誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:00:00
340709文字
会話率:40%
「お前は……もういらない」
勇者パーティーを追放された青年・アルト。
戦士としては平凡な彼の“隠しスキル”は――まさかの《特殊ツッコミ》。
あらゆるボケに対し、本能と魔力で即座にツッコミを叩き込む、世界で唯一の常識担当スキルである。
…
…そして、ボケの元凶は勇者本人だった!?
隠しスキル《コメディアン》を持つ勇者は、無意識に戦場を混沌の渦へと叩き込む天然ボケマシーン。
魔法詠唱中に変顔、爆裂魔法で花火大会、雷魔法で某波平を召喚……!?
しかも魔王軍までお祝いムードでボケに拍車がかかる始末!
ツッコミ不在で崩壊する世界――。
それを見過ごせず、アルトは立ち上がる。
「世界を救うのは……ツッコミだ!!!!」
すれ違う勇者と魔王軍、混沌と化す戦場、そしてなぜか麦茶しか出てこない酒場。
暴走するボケに、今こそ常識という雷を落とせ!!
※本作品にはコメディ・すれ違い・勇者追放・麦茶・そして大量のツッコミが含まれます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:00:00
4028文字
会話率:33%
二十一世紀の終わり。人類は“感情の減退”という病にかかっていた。
AIの進化は急速だった。会話、仕事、育児、はては娯楽やセックスまでもが、完璧にAIに代行される時代。
人は誰かを愛さずとも生きていけるようになった。
いや、愛することが非効率
になったと言ってもいい。
そこで政府は決断した。
『義務恋愛教育法案』
国家が指定した“恋愛育成特区学園”にて、進学・卒業のために**一定の恋愛経験ポイント(LXP)**を取得することを義務とする。
その先駆けとして設立されたのが、ここ――
《国家恋愛育成機関・エデン=ロマンス学園》
地味で目立たない男子。恋愛経験ゼロ。入学時の評価は最低ランク“F”。
神楽ユウトがヒロインたちと織りなす学園ラブコメ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 15:00:05
12640文字
会話率:33%
ドゥサード・ナーセル子爵令息は成人して間もない若き薬師(くすし)である。王城内に勤め平時は薬品の管理や製造、そして有事の際には治療現場に担ぎ出されるような何かと忙しい部署である。
そんな多忙な毎日を送るあまり自らの婚約者に会う事が出
来ていなかったドゥサードであったが、ある時にちょっとした暇が出来た。それを利用して歳下の婚約者、まだ学生であるラフレシア・マエラール辺境伯令嬢に会いに彼女が通う王都にある貴族向けの学院に向かった。しかしそこで待っていたのはラフレシアによる婚約破棄宣言と彼女の横に立ち勝ち誇ったようないやらしい笑みを腹違いの弟の姿だった。
この物語はドゥサードが婚約破棄の宣言を受けて困惑するところから始まる、同時に前世の事とここ異世界では日本で当たり前の薬の使い道がまだ備わってはいない事にも気づく。同時にラフレシアは婚約破棄をしながらも薬師として働き続けるのなら下男代わりに家に置いてやっても良いとナメた事を言い出す始末…。怒ったドゥサードは断固拒否、するとラフレシアは実家の力を使ってなんとしてでもドゥサードを廃嫡させ王城勤めの薬師の座も奪いヤブイシーに与えてやると叫ぶ。すでにラフレシアは実家の力も使ってドゥサードの父や継母を丸め込みドゥサード廃嫡を進めヤブイシーに家督を、同時に王宮薬師の座も与える工作をしているという。
考えてみれば弟とは昔から反りが合わず継母からは疎んじられていた。そして父も継母への肩入れして嫡男である自分を後継者としての実績も積ませてもらっていない。むしろドゥサードは家を出て他家へと婿入りするか、あるいは今自分がそうしているように王城に出仕しなんらかの役職を得て別家を興して独立せよといった扱いである。
ドゥサードは決意する。家格は上だがわがままで不誠実なラフレシアとの別れを…、自分をぞんざいに扱う実家にも戻らない事を…。そしてドゥサードが出奔する事で空いた王城勤めの薬師の席につくヤブイシー、だが日本での前世の記憶がない時でも無意識のうちにその知識を活かしていた薬師ドゥサードの代わりは勤まらず失態も繰り返す。そうこうするうちにヤブイシーは王城での信頼を失い、ナーセル子爵家も落ち目となりついにはヤブイシーとラフレシアの中も険悪なものになっていく。
一方、ドゥサードは名をサードと改め新しい一歩を踏み出すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:54:54
34838文字
会話率:51%
貴族でないといけない。
カルマは父エリックから常々言われてきた。
強くなければ意味がない。
カルマは日々鍛錬し、いずれは父を超える貴族になる。
そう心に刻んでいた。
しかしある時貴族ではなくなった。
弱弱しい父を見て自分で力をつけることを
決意するが、いざ外に出てみるとなにもできない。
街のチンピラにぼこぼこにされ、もう駄目だと思った時。
ハンターのレイラと出会う。
彼女に弟子入りし、功績を出し貴族に戻る。
そう心に誓い、ハンターへの道へ歩き出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:49:57
14306文字
会話率:57%
高校一年の天宮碧は一週間祖父の家へ。昔海で溺れた経験やそれにより家族の関係にひびが入った碧は海が嫌いだった。
ある時、波乃鼓という少女に出会う。彼女は不思議な力で荒れた海を鎮めることができた。ある時、波乃鼓は意識を失ってしまう。天宮碧は彼女
を助けるため、必死にがむしゃらに奮闘する青春ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 18:56:37
21449文字
会話率:35%
モンスターを狩猟する異世界ファンタジーを舞台に主人公ルイが仲間と共に成長し、No1ハンターを目指す物語。登場人物はハンター学校卒業後に与えられる武器と個々の属性を使ってモンスターをハントします。
最終更新:2024-12-05 12:33:12
144001文字
会話率:43%
目が覚めたら異世界。
しかも、チュートリアルもなしで**「村人C」**としてスタート!?
スキルもステータスも雑魚!
なのになぜか、街を歩けば魔王が通りかかり、
トイレに入ればラスボスが天井から落ちてくるという“呪われた出会い体質”だった!
逃げても逃げても戦いに巻き込まれ、
いつのまにか世界最強扱いされてる系ギャグファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:44:15
85899文字
会話率:56%
「恋なんて、自分には関係ない」
そう思っていた高校二年生・**桐島 光(きりしま ひかる)**は、ごく普通の毎日を淡々と過ごしていた。
だがある日、クラスに転校してきた美少女・**天野 咲(あまの さき)**が、光の“隣の席”に座った瞬間か
ら、彼の日常は騒がしく――そして甘く、少しずつ変わりはじめる。
「ねぇ、彼女いないの? ……チャンスありってことだよね」
恋愛に鈍感な光に、まっすぐ好意をぶつけてくる咲。
その無防備な笑顔、からかうような言葉、そして時折見せる本気の瞳に、光の心は少しずつ揺れていく。
それは、気づかぬうちに始まっていた恋の物語。
──でも、光はまだ何も知らない。
彼女の“好き”が、誰に向けられているのかさえも。
■
鈍感男子×積極ヒロインの、すれ違い&急接近ラブコメディ、開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 08:48:30
16598文字
会話率:49%
普通の高校生、結城カケルは不運な事故で異世界に転生。女神シエルから授かったチート能力は、なんと「思い描いた場所に絶対に行けないワープ」だった!
王都に行きたいのに森のど真ん中に出現したり、村に行きたくて魔族の酒場にワープしたり、毎回予想外の
場所に飛ばされてしまうカケル。
だけど、そんなトラブル満載の日常は、ちょっと不器用な女神シエルや新たに出会う仲間たちとの笑いと温かさに溢れていて――。
果たしてカケルは、チート(?)能力のせいで巻き起こるドタバタ生活を乗り越え、無事に目的地へ辿り着けるのか!?
異世界での迷子ライフが今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 15:47:16
71859文字
会話率:59%
新卒の主人公が初めての仕事を始めた会社で出会ったのは、筋肉ムキムキで常識を超えた「野獣先輩」。彼は昼食にバナナを食べ、デスクではちょっと変わった指導をしてくる。しかし、そんな先輩と過ごすうちに、主人公は次第に彼の意外な優しさに気づき、心惹か
れていく。仕事の合間に見せる無邪気な笑顔や、一緒に過ごす時間が次第に二人の距離を縮めていく──これは、少し変わった先輩との恋愛が絡む、ドキドキの社会人デビュー物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:43:22
20864文字
会話率:28%
【クラフト職人!魔物の住人も特技持ち!他の町へひとっ飛び!美味しいご飯!の自由気ままな無人島生活、時々冒険】
アパートの2階に住んでいる私は、愛猫のルキちゃんと共に1階の人の勇者召喚に巻き込まれた。
おっちょこちょいな女神様に案内されて
、1回行った場所には瞬時に移動できる“ファストトラベル”の特典を付けてもらうことにした。
ルキちゃんはなぜか“私が男にモテる加護”を付けてもらうことに。
勇者として召喚される1階の人は“勇者の光”、“魔法が一通り使える”、“クラフト”……と色々欲張って5歳からスタートすることにしたらしい。
⸺⸺しかし、異世界へと転送される直前に女神様がとんでもない独り言を呟く。
「あ゛ーっ! スキルや加護の配置、間違えてしまいました〜! えっとえっと、変更は……もう出来ません!? あっ、転送位置が……ズレてしまいました〜!」
「えっ!?」
驚いたときには既に遅く、ルキちゃんと共に異世界へと送られる私。
そして、ルキちゃんに起こされて森の中で目を覚ました私は、5歳の姿になっていた。
スキルだけじゃなくて設定までごっちゃになってる!?
しかも襲ってきた大きな狼の魔物はルキちゃんが“勇者の光”で聖獣化して懐くし……。
これは5歳の姿となって異世界に召喚された私が、自分だけの無人島を拠点に自由気ままにあちこちに出かけ、商人ギルドでお小遣いを稼ぎ、無人島に自分と聖獣たちだけのお城を築く、NOバトル、NOストレスのまったり異世界スローライフである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:40:00
54294文字
会話率:50%
僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。
でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。
どちらも決して不自由な生
活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。
そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。
家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。
【カクヨム、アルファポリスでも掲載しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 12:00:00
61443文字
会話率:56%
新選組三番隊隊士宮部渉は斎藤一と共に鳥羽伏見の激戦に臨み、激しい戦いの中で何人もの命を断ち切る。そんな時複数の銃弾をその身に受け、宮部は絶命する。宮部はそこで終わるはずだった。しかし神か運命のいたずらか、彼は異世界に転生する。異世界にて新選
組隊士の流浪の旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:32:00
59078文字
会話率:35%
かつて侍がいたように、ヒーローもいた。しかし剣の時代が終わりを告げたように、変身ベルトが不要となる時代が来た。それはヒーロー達にとって"誇り"を失うのと同義であった。これはヒーローが消えた世界で唯一変身ベルトを持つ青年が
変身ベルトを使用するという選択をした世界。1人の少女を全力で、命を賭して守り抜く、最後のヒーローの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 14:43:20
21804文字
会話率:19%
絶世の美少女でミニスカサンタの格好をしたアリスと出会った菜月。今クリスマスを揺るがす大事件が幕を開ける。
最終更新:2025-05-29 19:33:20
148841文字
会話率:33%
鈴倉阿須那は、影のヒーロー「アストラル」として密かに活動する高校生。彼の世界では20年前から出現したダンジョンが人々の生活を一変させ、モンスター退治と資源収集を行う「探索者」が新たな職業として確立されていた。
自称「不気味な魔術師」の彼は、
黒いマントととんがり帽子を身にまとい、中二病全開の口調で悪と戦うことを夢見ていたが、実際には「痛い奴」と笑われるだけの日々。そんな折、家に帰ると突如現れた大穴の底で、「ククル」という幽霊の少女と出会う。家と食事を壊された怒りから、阿須那は彼女をダンジョン探索の手伝いに日給100円で雇うことに。
探索中に出会った「令和の股旅」ハヤテとの協力を経て、阿須那の力は飛躍的に向上。だが、「MPK(モンスター・プレイヤー・キラー)」と呼ばれる他の探索者を殺害する事件が発生し、彼らは危険な謎に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:20:00
215349文字
会話率:29%
かつてこの世界には天使、人間、悪魔が存在していた。しかし時が経つに連れ、天使は人間と融合し、魔力を持つ人間(天使)と持たない人間となり、悪魔は『魔族』と呼ばれるようになった。魔族は地上ではない場所『魔界』に暮らしてると言われてる…
銀髪に
薔薇色の瞳をした名も無き少女は人間(魔力無し)と魔族の間に生まれた。魔族の母は少女を出産した後に亡くなった…それから後妻である義母と義妹に虐げられる毎日を送っており、人間の父は見て見ぬフリ、魔力持ちの人間(天使)の義妹を溺愛していた。
ある日、義母と義妹に嵌められ、少女は魔族の暮らす『魔界』に落とされてしまう。
魔界に落とされた少女は『悪魔公爵』と呼ばれる公爵に拾われる。なんでも公爵は少女の母の(血は繋がってないが)弟らしく…
公爵は少女に『クラウン・ロゼ(薔薇色の宝冠)』の異名と『ロゼ』と名付けた。
これ愛を知らない半人半魔の少女ロゼが悪魔公爵と彼の息子達、魔界の者達と出会い、幸せを得るまでの物語。
王道な【虐げられてる主人公が幸せを知る、溺愛される】等とは少し違う。『主人公が転生者』や何かしらのゲーム、小説の世界とかの要素は一切無し…
チート系主人公でもない、不遇な少女が主人公の物語です。
でもこの不遇な少女…チート系主人公では無いけど…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:12:57
4940文字
会話率:8%
バセレシウ王国。神テアディースが最初の人間を創ったとされるテアディース大陸の大部分を支配する王国は今、大きな火種を抱えていた。
バセレシウ王国の国教であり、神テアディースを唯一神として崇めるテアディース教の教会が内部分裂を起こし、そのうち
の一つである原理主義派が台頭、王政への発言力を強めてきたのである。
王族派はそんな教会原理主義派の力を削ぐため、神テアディースが与えたとされる三つの恩恵のいずれかの不存在を証明しようと考えていた。
時を同じくして、王都ヴァシーリオにある三つの大学のうちの一つであるヴァシーリオ学術大学に通う少年、アスティニース・イオルもまた教会によって人生を大きく狂わされようとしていた。
史上最年少で難関と言われる試験に合格した彼は、学術大学でテアディース教から危険視されている天文学を専修していた。ある日、同級生の友人であり、王国第四王子でもあるソフィロス・バセレシウからとある頼み事をされる。アスティニースはその頼み事を解決するため、持ち前の知識を使い王都の詳細な地図を作成したのだった。
ソフィロスからの頼み事は無事解決したが、この地図作りによってアスティニースは教会から狙われることになる。強硬な手段を使われ次々と居場所を追われていく彼を、その能力を見込んだ王族派が呼び出し密命をくだす。
「テアディース大陸の地図を作れ」
王族派は神テアディースが与えた三つの恩恵の一つである”正円の大陸”が存在しないことを、アスティニースに地図を作らせることで証明しようと考えたのだ。
アスティニースは世界の真実を知るため、仲間と共に長い大陸地図作成の旅に出る。
そして、旅の中で彼らは想像をはるかに超える真実に出会う。
王国の成り立ち、大陸の歴史、神テアディースの存在。
これは、一人の少年が「世界を作る」物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:12:57
23900文字
会話率:49%
とある映画監督の男には奇妙な噂があった。
「この男が作る映画の中で死ぬと現実世界でも本当に死ぬ」「映画の中で死ぬ役名は全て同じ」
そんな奇妙な噂を聞いた「僕」は、映画監督の男を見つけて話を聞く。
それはそれは、奇妙で奇怪な話だった・・・。
最終更新:2025-06-10 15:14:01
31087文字
会話率:49%
アンドレアは22歳。ティートン侯爵令嬢だ。父は監察局で長官をしている。監察局は貴族の悪事を暴く部署。そこでアンドレアは表向き書記官として働いている。ティートン侯爵家は特殊な仕事をしていてアンドレアは任務の為今まで婚約を4回もした。実態はど
れも婚約相手も家の捜査の為だ。
それに彼女は暗示を掛けれる能力も持っているので任務に必要不可欠な存在でもあった。
周りはそんな事情も知らず婚約破棄を4回もしたあざといご令嬢と噂をされてもいるがアンドレア自身はそんな事はあまり気にしていない。
彼女は人の悪意を感じ取れるせいで結婚を夢見ることはなかった。
そして今回も任務で冷酷と噂のあるロベルト・エークランド辺境伯に近づく事に。
婚約の話をまとめて辺境伯に近づくはずだったのに、エークランド辺境伯には魅了や暗示を弾く能力があって暗示が効いたかも分からない始末。
あげくにアンドレアが彼を好きだと言う事になってしまった。
一緒にしばらく付き合いをする事になったが、この先の潜入捜査はうまく行くのか?
いつもの潜入捜査メンバーである侍女のメルディと護衛騎士のグンネルは一緒に同行する事になってはいるが、相手を好きになる設定なんかやった事がない。
はぁ~この先どうすればいいの?頭を抱えるアンドレアだった。
個人の勝手な創作世界です。ゆるゆる設定。現実世界観も多々あるかもしれません。軽く流して頂けたらうれしいです。誤字脱字あります。お許しください。
最終話まで絶対書きます。どうぞよろしくお願いします。
他のサイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:00:09
7699文字
会話率:32%
アリシアの母親は20数年前ティルキア国に反旗を翻したペルシス国の王妃だった。ティルキア国の東方に会ってずっと支配下にあったがペルシス国は独立を求めて反乱を起こす。
だが、あっけなくペルシス国は滅ぼされ国王は処刑。王妃は元聖女だったので人
質としてティルキア国に連れて来られ王太子であった今の国王ルキウスの目に留まりルキウスはアリシアの母マデリーンに夢中になると身ごもらせてしまう。
ルキウスには王妃があったがマデリーンが来る少し前に女の子を出産、王女がすぐに亡くなり妻のセディアはすっかり元気をなくしていたためルキウスは面白くなかった。
そして母のマデリーンは男の子と女の子アリシアを授かる。この国では双子は忌み嫌われる。ましてや王妃に男の子がいない今マデリーンが男子を出産したとなると大ごとになると知りマデリーンはガイル大司教に言われるまま男の子を養子に出すことを決める。
そしてマデリーンとアリシアは王妃から疎まれ王宮の離宮でひっそりと過ごす事に。
それから4年ほどしてセディアも女の子を授かる名前はソフィア。でも、ルキアスはマデリーンも手放せず相変らずマデリーンを籠愛していた。
セディアは自分より先に跡継ぎを産ませたくないとルキアスに自分が次の子を身ごもるまではマデリーンに会うのをやめるよう何度も頼んだが無理だった。ルキアスはこの国の王となる身分なのだから。当然だろう。
だからアリシアの母が5歳で亡くなったのも王妃の策略があったのかもしれないと思われたが母親が亡くなるとアリシアは窮地に立たされた。
それで大司教であるガイルが身元引受人となって神殿に引き取られることになる。
さすがに母親がもと聖女だった事もあってかアリシアはたぐいまれな精霊の祝福を受けていたからだろう。
幼いころからその力を国民の為に捧げるよう朝から晩まで祈りに明け暮れ、ここ数年は騎士隊解体のせいでティルキア国全体の加護の役目もこなしていたアリシアはほとほと疲れ果てていた。
そんな時、聖女をやめていいと言われてアリシアは喜んだ。
その代わり国を救うためにアラーナ国に行く事になる。加護魔法しか使った事のないアリシア。治癒魔法が唇を触れないと発動できないと分かり戸惑うが国のためならとアラーナ国に行く事に。だがアラーナ国のシーヴォルト殿下はとんでもない男で…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 06:18:35
154819文字
会話率:37%