「先生。ここ、何が居るんだよ」
助けてよ。
ノーマル教師の椿木にかかって来たのは一ヶ月前に転校した生徒からの電話。
怪異に巻き込まれた生徒の住居、裏野ハイツに足を踏み入れる椿木を待っていた怪異。
二十年ぶりに怪異と遭い、視ることになって
しまった。
霊能力も、特別な力も無い。ノーマルな椿木を迎える裏野ハイツの怪談とは?
怪異の噂には不思議な魅力がある。
人を惹き付けた挙句、嘘だったり。
とり返しのつかない真実だったり。
『アメジストの瞳の鴉天狗様』『黒鵺 鳴神の怪異』の登場人物、猩々院 椿木の紡いで行く怪談。
※『アメジストの瞳の鴉天狗様』 『黒鵺 鳴神の怪異』を知らない方も楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-24 14:36:02
1190文字
会話率:23%