親友が黒魔術の本を手に入れたので早速、奴の家の地下室で悪魔を呼び出すことにした。
と、この話を聞いた者は何を馬鹿なと思うかもしれないが、この本なんと、耳をあてると貝殻のように音が聞こえるのだ。
それは地獄の底でもだえ苦しむ亡者の声のよ
うであり、火炙りにされる魔女の嬌声のようでもあり、おれたちの知的好奇心を大いに刺激し果ては勃起までさせるのだ。
ちなみに、貝殻を耳にあてると波の音が聴こえるというが、それは耳と貝の間にできる隙間からノイズが入ってきて、そのように聴こえるだけで貝の死骸が海に思いを馳せているわけでもなんでもない。
と、いった知識を持っている賢いおれたちは悪魔を騙し、上手いこと永遠の命をいただく策が四十八手以上ある。ちなみにおれが好きなのは立ち松葉。親友は宝船。そういうわけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 11:00:00
1776文字
会話率:67%
日本は何百年もの時間をかけ、高度な科学技術で国民を管理した。平民と貴族という身分差はありながらも多くを補償された国民は満足していた。天涯孤独の青年はそんな日本に辟易としていた。そして彼はおもちゃ作りのプロフェッショナルだった。その技術を武器
に貴族に気に入られ、ひょんなことから日本の本土を出て、無人島へと住み始める。青年は自分の持つ技術を存分に発揮し、島を観光地へと発展させていくが、古代の不思議な魔黒魔術の本を見つけてしまう。その先に待ち受けていたのは悲しい人間たちの惨劇だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-14 18:01:20
100212文字
会話率:43%
世界でも五本の指に入る程の竜宮院グループの一人娘――竜宮院咲良。
ちょうど多感な時期である十四才である彼女は、異世界物のラノベにハマり、その裕福な生まれから自分を選ばれし者と呼び、黒魔術の本を見て実際に異世界転移の魔方陣を描いてる最中
、咲良の専属執事である亀浦海人が3時のおやつを持って、ノックをして部屋に入ると、まさかの転移魔方陣が起動!? 薄くなっていく咲良を追いかけて魔方陣に一緒に吸い込まれる海人。
気が付けば目の前には異国の王様がいて、王道の魔王退治になると思い気や勇者として薄いお嬢様と万能執事の異世界冒険物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-25 20:37:23
31948文字
会話率:43%
「童貞のまま死にたくない……!」
お盛んな男子高校生である辰巳は、ひょんなことで手に入れた黒魔術の本からサキュバスの召喚方法を見つける。幼馴染が先輩とデートをしている姿に凹んでいた彼は試しにやってみることにした。どうにか召喚自体は成功に終
わり、見目麗しくセックスアピール満点なサキュバスを召喚する。しかし、そんな据え膳にもかかわらず彼の息子は立たず、行為は行えなくて……。立腹する淫魔リリスはそんな彼にこう言った。「サキュバスであるこの私があんたのポンコツが治るまで世話をしてやるわ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-01 21:00:00
16897文字
会話率:43%
いじめが原因で私は手を出してはいけないものに手を出してしまう。その結果があんなことになるとは…。
Yahoo掲載
最終更新:2015-08-09 18:47:00
2698文字
会話率:8%
少年の名は、可沙良木みく。高校二年生。
美少女好きの神様が趣味に走りまくったような容姿と、クラスメイトたちから陰で魔王様と呼ばれ、怖れられるほどの口撃力を持っている。
しかし、そんな彼にも悩みがあった。
その悩みを解決するためにこそ、学校の
図書室で借りた黒魔術の本をもちいて、悪魔を召喚しようとしていたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-07 19:50:53
13985文字
会話率:39%
魔法使いに憧れていて、「ワンチャンある」が口癖の高校二年生、霧崎怜斗(きりさきれいと)は、学校の図書室で「黒木式・黒魔術の本」という怪しげな本を発見する。そこに載っているのは、誰でも使うことができるが実用的ではない魔法、所謂マイナーな魔法
ばかりだそうだ……
しかし、怜斗が発見した黒木式・黒魔術の本は学校中で貸し出しランキング一位の大ブームを巻き起こす。学校中に黒魔術の使い手、黒魔術師が誕生するが、黒魔術の絶滅を目的とする、謎の組織が怜斗達の前に立ちはだかる……
「マイナーな魔法でも、メジャーな魔法に勝てる手段はきっとある……ワンチャンあるぜ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-01 19:35:23
13526文字
会話率:62%
伊藤薫は中学生で、いじめられっ子だった。もともと地味で、頭も良くなく、友達といえば幼馴染で一緒のクラスの、岡崎裕子だけ。そんな薫が、天野将(あまのまさる)とその一味から目をつけられた日からの学校生活は地獄以外の何物でもなかった。
面倒見
の良い裕子と、学年一の秀才で何かと薫を手助けしてくれる杉崎司(すぎさきつかさ)に支えられて過ごす日々の中で、鬱憤を溜めていくだけの生活に飽き飽きしていた薫は、帰り道の途中道端に落ちていた黒魔術の本を手にする。
胡散臭いと思いながらも、気晴らしにと本に書いてある黒魔術の一つを試す薫。それは、紙に記した人物を一人残らず地獄に落とす魔法だった。薫は天野とその仲間の名前を紙に書き、儀式を行った。
まるで信じていなかった薫だが、次の日学校に行くと、昨日紙の一番上に書いた、天野の仲間の一人が欠席していた。
嫌な予感に駆られた薫が帰宅してすぐに昨日拾った本を確認すると、先日は見過ごしていたある一文が目に入った。
そこには、術者の願いを叶える代わりに、大切なものを一つ奪うと書かれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-27 18:41:47
11584文字
会話率:27%
黒魔術の本を開いた。パッと開いた場所には【召喚】と書いてあった。興味を持ちメモをして自宅に召喚魔方陣を書き、必要な媒体を置き、呪文を唱えた。しかし何も起きずに寝てしまう。その後寺門巧はどうなったのか。ラブチック学園物語。どうぞお楽しみに。
最終更新:2009-06-21 17:46:21
8534文字
会話率:51%