帝国に人質として出されていた第一王子アルフは病気の父に代わり、国政を任されることになり帰国した。そこで見たのは貧しい弱小国家の姿だった。
多額の無駄な支出や使途不明金で国の財政は最悪な上、悪徳貴族は庶民から金を巻き上げ私腹を肥やしていた。
このままでは自分の代で国が滅んでしまう。
そんなことさせてたまるか! 俺はもっと金を稼いで気ままに豪遊してやるんだ!
金儲けのためには有能な人材を引き立てていこう。魔族であっても構うものか。
それに不正を正せば支払われる税が増えるはず。
これで俺の未来は贅沢三昧だな。
……なぜ大絶賛されている?
歴代最高の王子? 王国の救世主? 俺のためならばなんでもしてくれる?
俺はただ、自分のために金を稼いでいるだけなんだが――。
双葉社Mノベルスより書籍化します。
9月30日発売。
コミカライズも決定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 20:00:00
246260文字
会話率:51%
「貴様はクビだぁぁぁぁぁぁ!」
ナザール帝国の宮廷魔導師「ジェド」は、いきなり仕事を解雇されてしまった。
理由も分からず荷物をまとめていると実家から父危篤の知らせが届く。
行くあてもないため、取り敢えず帰郷したジェドだったが、帰郷後すぐに
父が死亡してしまった。
そのため領主を継いだのだが……
ジェドが領主となって数年後。
最果ての地「アルブラム領」は、ナザール帝国で移住、永住したい領地ナンバーワンの座に着くことになる。
……予定。
これは、攻撃魔法&回復魔法が苦手なくせに、補助魔法はS級の実力があることに気付いていない「勘違い【元】宮廷魔導師」が、最果ての地の領主としてゆるーく頑張っていく物語である。
※タイトル、あらすじについては都度調整を行っています。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-02 12:43:45
151324文字
会話率:37%