「今日をもって、俺はこのパーティーを抜けたいと思う」
ある日、補助魔法使いのエメリヒはパーティーメンバーの仲間たちにそう告げる。
エメリヒは昔から、才能あふれる仲間たちに劣等感を抱いていた。自分の補助魔法がなくても立派に戦っている仲間を見
て、いつしか「もう自分は必要ない」と思うようになった。
エメリヒの脱退を止める仲間たち。
しかしリーダーのハンスだけはエメリヒの脱退を、あっさりと認める。
エメリヒがいなくなったあと、ハンスは言う。
「彼は間違いなく、最強の補助魔法使いだった」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 19:52:12
14913文字
会話率:33%
「貴様はクビだぁぁぁぁぁぁ!」
ナザール帝国の宮廷魔導師「ジェド」は、いきなり仕事を解雇されてしまった。
理由も分からず荷物をまとめていると実家から父危篤の知らせが届く。
行くあてもないため、取り敢えず帰郷したジェドだったが、帰郷後すぐに
父が死亡してしまった。
そのため領主を継いだのだが……
ジェドが領主となって数年後。
最果ての地「アルブラム領」は、ナザール帝国で移住、永住したい領地ナンバーワンの座に着くことになる。
……予定。
これは、攻撃魔法&回復魔法が苦手なくせに、補助魔法はS級の実力があることに気付いていない「勘違い【元】宮廷魔導師」が、最果ての地の領主としてゆるーく頑張っていく物語である。
※タイトル、あらすじについては都度調整を行っています。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-02 12:43:45
151324文字
会話率:37%
異世界【アルズウェイズ】を滅ぼした【魔王】が、こちら側の世界を攻撃。二つの世界は瞬く間に消滅した。
魔王の攻撃で死亡した【安場 臨(あんば りん)】は、【大賢者ユージーン】によって異世界へ転移し、チャンスと使命を与えられる。
それは、【祝
福の女神】から受け取ったスキルを使い、魔王を倒してうばわれたすべてを取り戻すこと。
女神より与えられたスキルは【特殊補助魔法】。右手の指の関節を鳴らすことで発動する、詠唱なし・魔力消費なしの特別な魔法で、仲間とともに魔王に挑む。
これは、滅亡前の異世界アルズウェイズを舞台に繰り広げられる、補助魔導士【アンバー・リーン(=安場 臨)】の剣と魔法の冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 10:29:30
6846文字
会話率:34%