気付くとそこは見たことも無い風景。どうやら俺もついに異世界に呼ばれたようだ。当然あるべき強い魔法などは、全て一緒に来た愛犬ベスに割り振られた様子。
俺は武器すらまともに使えない不遇っぷりなので、ベス頼りの日銭稼ぎの日々がスタート。宿屋の
受付のお姉さんと知り会ったと思ったらいつの間にか跡継ぎ候補に両親公認でなっていたり、キャベツの力を強力な魔法に変える水着の魔女を雇うことになって借金が雪ダルマ式に増える毎日になったり、異世界を楽しむ暇も無い。
宿屋のメニューを油っぽい濃い味から女性向けのヘルシーメニューやデザートを充実させ、お客さんを増やすことに成功。さらに街に数件しかなく不便だった銭湯を宿屋に増築し、売り上げを伸ばした。俺は何しに異世界に来たのか悩むが、まぁいいか。
空飛ぶ車輪に乗るお姫様と知り会ったり、口から蒸気を吐く蒸気モンスターと戦い街を守ったりしたけど、結局俺じゃなくて周りがすごいだけだったり。なにが言いたいかというと、異世界転生したら犬のほうが強かったんだがってことだ。そしてなによりかわいいって話。麻呂眉柴犬って最高だよな。
ありがたくもイメージイラストを頂けましたので、よろしければご覧下さい(一章と二章の間にあります)
一人でこっそり書いているので、ご感想などありましたらとても嬉しいです。
ブックマークや評価など、ありがとうございます! 更新の支えになっています!
誤字脱字見つけ次第直していきます。※アルファポリスでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:50:57
1850246文字
会話率:35%
主人公:謎の組織の新人として迎え入れられたけどどうやら元からメンバーの一員だった説ある。
主任:青髪金眼、白衣の下にカーディガン&ジーパン、虹色の湯気が出る湯飲みを持ってのほほんと目を細めてるけど胡散臭さがハンパない。
室長:金髪金眼、
白シャツ黒スーツに二丁拳銃所持。麻呂眉ぎみで垂れ目という優しげになりそうな特徴なのに全然目つき悪い。
その他:BSKシリーズと言われる奴ら、R個体と言われる子たち、地上の様々な派閥の人々、そして「失敗作」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 23:00:40
9787文字
会話率:49%
美しい鈴の音が聴こえる。
キーワード:
最終更新:2023-02-01 23:04:45
1552文字
会話率:23%
諫早拓人(いさはやたくと)は知っていた。美に対する定義は、時代によって、場所によって、変動する。平安時代の美人は麻呂眉にお歯黒で、むしろ顔が見えずに髪の美しさが美貌だったと。ゆえに、美形の定義も変動することを。
けれど、彼は知っていた。自分
はモブだ。普通顔だ。平凡だ。モブ顔なのだ。
それが、絶世の美男子とか言われる状況が、どれほどオカシイかなんて、彼はちゃんと、解っていた。
※「カクヨム」さんにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-25 15:00:54
7474文字
会話率:21%
三千大千世界の鴉の長になりそこねた、ただのカラスとの邂逅。
最終更新:2015-10-21 19:15:29
14965文字
会話率:52%