世界を呪え。
君の闇に寄り添う小鳥のさえずりは、時空の果てから君を拐いに来る。
人間と相棒のAIシステムに、魔術蔓延る世界。
対魔術ラボで研究に従事している瀬戸口は、AIシステムであるきららと日常に戻っていた。
ある満月の晩、暗い街角に彼
女の幻影を見るまでは。
再開の兆しは対魔術警察のペルラを呼び、一枚のリサイタルチケットを手に入れることになる。
ピアノの旋律に誘われて現れたのは、神出鬼没なマントの男。
連続誘拐事件、呪いの羽織、中華街の片隅で売買される人形、果樹園の奥に具現する遊園地。
誰かの救いになった音は、奏でられるのを待っている。
世界を祝え。
この作品はカクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054896597853)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-05 22:07:59
55132文字
会話率:46%
警吏官を知っているだろうか。魔術専門の警察官だ。
最終更新:2015-11-01 00:00:00
1461文字
会話率:58%
あの日あの時俺は痛いほどわかったんだ。
誰かを守るために強くなろうとすることなんて馬鹿馬鹿しいってことを。
どうせ力をつけたって何の意味も無いんだって。
だから俺は決めたんだ。
こんな世界からは足を洗って普通の世界で普通の暮らしをしていくん
だって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-31 00:48:11
490文字
会話率:53%