世界には四つの大陸があり、それぞれの大陸において【シスエレメント】と呼ばれる巨大な魔鉱石が存在していた。
北の大陸には青のシスエレメント。
東には赤。
西には黄色。
そして、南には緑が。
世界は四つのシスエレメントによって均衡が
保たれており、それは数千年もの間、【世界の秩序】として言い伝えられ、世界に於ける「天理」として、人々の教えの中に守られ続けてきた。
かつていくつかの戦争があったが、それは大陸間戦争の記録として今日の文献に残っており、それぞれの国の領土を広げるために起こった“人間同士の戦い”であったと伝えられている。
北の大陸、コルリウス
東の大陸、イーフリート
西の大陸、グレートウォール
南の大陸、ディアボロス
それぞれがぞれぞれの大陸において独自の生態系を築き、四つのシスエレメントが持つ魔力の恩恵を受けながら、豊かな暮らしと裕福な歴史を送ってきた。
創始暦2101年。
人間たちは自らの住む大陸を守るべく、それぞれのシスエレメントの恩寵にまつわる“魔法軍事帝国”を築き上げてきた。
かつての大陸間戦争は、四つのシスエレメントを巡る戦いであった。
しかし未だ大陸を超えてシスエレメントの領域が侵された歴史はなく、四つの大陸に拠点を置く国々は平和を保ち続けられてきたと言える。
東の大陸、イーフリートの中心にある軍事国家、ガルバディアの傭兵養成学校は、優れた魔法生を育成するべく、「バトルロード」と呼ばれる独自の傭兵訓練システムを構築していた。
世は戦乱の時代だった。
イーフリートに隣接する大陸、ディアボロスを支配する“グラシアル聖国”が、各大陸への宣戦布告を実施したのだ。
彼らは独自の科学技術によって開発した『人工魔鉱石』という黒色のシスエレメントを生み出し、それを人間に埋め込むことで、“ブラックタール”と呼ばれる魔物を数多く製造していた。
ブラックタールは本来の人間の能力を大きく超える代わりに、理性を失い、異形の怪物へと変化することが明らかになっていた。
そして、最も特筆すべきは、ブラックタールはあらゆるシスエレメントを取り込むことができる“変異細胞”を持っているという点だった。
グラシアル聖国はこの特性を利用し、各大陸にある3つのシスエレメントを奪おうと、ブラックタールを“兵器”として送り込むことを画策するが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 13:10:14
28213文字
会話率:11%
異世界と衝突を繰り返す世界ジャンクション。
異世界衝突という災害と、災害に伴う争いが絶えない世界で、治安維持を担う組織・連合保安局。
その武装隊訓練校に、今年も新入生がやって来る。
額に一角を生やした少女ギンカ。
お喋りで奔放な少女キャル
ツェ。
眼つきが悪いだけの少年フィッシャー。
同じチームに割り振られた三人は、それぞれの事情を抱えながら、武装隊員になるための訓練生活に放り込まれる。
三人のチーム名は、33番。何の変哲もない、並び順でつけられた番号。
これは、33番というチームに、三人がそれぞれの手で特別な意味を重ねる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 12:00:00
356869文字
会話率:42%
とある異世界には有史以前より五つの王国が繁栄し、ある日突如として全人類を巻き込む巨大な戦争が勃発した。
無数の死体の山が積み重なりそれでも依然として決着は付かず、ついに千年の時が過ぎた。その間に人類は『魔法』という強力な兵器を手に入れて
いた。
平和もまた突然に訪れる。
当時、五大国の一角である『セントラリア王国』は全盛期を迎え、圧倒的な魔法軍事力を背景にほぼ単独で他の四国全てと渡り合っていた。
このセントラリア王国が各国に休戦を提案し、ついに千年の戦いに幕が下された。
だがしかし、再び戦乱はやってくる。
休戦から数十年後、セントラリア王国で革命が発生、王国はわずか半年で滅亡へと追い込まれた。
革命軍の主力となった幹部達は『覇皇』と名乗り、さらに内部分裂を起こした革命軍は元セントラリア王国領を次々と占領した。
そこから15年の膠着状態が続いた。
主人公、江口颯太はそんな『割とストーリーを消化しきってしまった』ような異世界へと放り出されてしまった。
謎の男『ソラ』によって与えられた『能力』。それは火が出るわけでもなく、空を飛べるわけでもなく、なんともパッとしないものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 13:00:00
43833文字
会話率:63%
近藤武夫(こんどうたけお)は出稼ぎをしに都会に出ていた。
そんな彼はある張り紙を見つける。
それは特別魔法軍事学校マジリティ主催。
千人で対決し、その中の一位は賞金100万Gを進呈してもらうというという大イベントだった。
武夫はその金に目が眩みイベントに参加することになる。
そして、大変なことに巻き込まれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-24 00:21:04
25151文字
会話率:32%
十年前五歳だった少年、奏(かなで) タクトの人生は、空間を切り裂き突如目の前に現われた謎の生命体《アモルファス》によって大きく変えられた。
父と生き別れてしまったタクトは父の友人であるシュナイザーの下で《アモルファス》を倒す為の修行をする日
々。
そして十年の月日は流れ、十六歳となったタクトはエルトリア王国最大の魔法軍事学院へ入学する。
これは化け物に襲われ絶望した少年達がそれでも運命に、世界に抗う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-30 23:26:23
49961文字
会話率:40%
魔王が政権を握ってから4年。かつて最強と謳われていたウェルデイン王国は、魔王軍の協力によって高い魔法軍事力を得たグルテン王国に敗れた。植民地となったウェルデイン王国の民は、非常に苦しい生活を強いられていた。
ハル達は-AF-と呼ばれるグル
テン王国直属の暗殺部隊だ。彼等はとある要人を殺害する為、ウェルデイン王国の砦に送り込まれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-27 19:16:24
4680文字
会話率:33%
これは、KAEZと呼ばれる魔法軍事機関での話。この世界にも、いろいろな人間がいて、それぞれの個性やバトルを書けたらなと思います。主人公が序盤は全く出てこないという少々変わったお話です。
霧ヶ峰 出雲に、ある情報が入る。それは、四年前死亡し
たと知らされていた仲間の目撃情報だった。四年前からその死亡説を信じていなかった霧ヶ峰は、かつての仲間に連絡を取ったのであった・・・・・
二週に一度くらいのペースで更新します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-20 20:12:23
37806文字
会話率:41%