空に浮かぶ監獄島で鎖に繋がれた「私」。何の罪もなく、別の場所へ連れていかれそうになった時、黒いワイバーンの襲撃に遭う。隙をついて逃げ出したところ、ローブをまとった女性と遭遇する。
彼女こそは、天爛の魔女レイレーネ。二人の出会い、そして紡
ぎ出す未来は、やがて世界を巻き込んでいく。
*注意*
この小説は短編小説です。現時点では続編を出す予定はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 20:43:37
10840文字
会話率:42%
王子の婚約者のヘンリエッタは卒業式の前日にエミリーから呪具を渡された。
恨みの念を込めろと言われたけれども、ヘンリエッタには恨みを込める才能が無かった。
最終更新:2022-03-13 09:39:44
8841文字
会話率:14%
ハロウィンの日。
着替えようとするとクローゼット内から子供が飛び出す。
母親のいたずらだ。
叫び声を上げ尻餅を搗く。
それはお隣のしょうちゃんだった。
この区画には親の世代が建売に集まったため、子供は少ない。
母は孫のようにお隣の子供を連れ
て込んで餌付けしている。
かわいい仮装をしたしょうちゃんがうるうると涙目で見ていた。
驚かせすぎたと思ったのだろう。
大丈夫と声を掛けると何かを言いたそうにしていた。
それに気付くと何故こんなことをしたのかに思い当たる。
トリックオアトリートだよと教えてあげると喜んだ。
しかし直ぐに顔を蒼白にする。
私が魔女の衣装であるとんがり帽子をしていたから先に言われて困ってしまったようだ。
私がこの年頃だったときはこんなに頭の回転が速くはなかった。
面白いのでこのまま見ていると、自らいたずらしてとお願いしてくる始末だ。
あまりのことに本当にいたずらしたくなってしまう。
まずは友人に連絡を入れてからだ。
いたずらだけでなく、甘いお菓子も頂いてしまおう。
トリックオアトリートではなくトリックアンドトリートにしよう。
赤面させて食っちゃうのだ。
大人の階段を一緒に登ろう。
大丈夫。言質は取っている。問題ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 00:00:00
1000文字
会話率:74%