ここはきさらぎ駅と言うらしい。
目の前には黒く長い長い髪を持った少女。白いワンビースを身に纏う彼女は莞爾に微笑んでいる。見た目は小学校低学年にしか見えない。
「おにいさんっ!初めまして!私、ハスミっていうの!」
僕の目の前にいる少女は
ハスミと言った。
俺の名前は百目鬼一如
あの駅の、そのもうひとつの物語。
あの駅のもう1人の被害者だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 02:00:00
6928文字
会話率:25%
ある日、彼の家に一通の手紙が届いた。彼は手紙の指示通り、電車を乗り継ぎ、とある場所へと到着した。『鬼駅』。それが、彼の転生譚の入り口となる場所となったのであった──。
最終更新:2016-10-21 23:00:00
23355文字
会話率:33%