代り映えの無い日常は、選択次第で大きく変わってゆく。
高校二年の始業式の日、寝坊して遅刻しそうになっていた俺、脇谷九郎は風を切って走っていた。
通いなれた道を、いつもと違う速度で走り、いつもと同じ曲がり角を曲がった時――――
「
がッ!?」
「ッぐ!?」
突然の衝撃に慌てていると、目の前には食パンを咥えた美少女……ではなく、超絶イケメンの同級生、酒神公太がそこにいた。
「わ、悪い! 大丈夫か!?」
「あ、あぁ、俺の方こそ……」
慌てて起き上がろうとする俺に手を差し出す公太。頭の中で、その手を取り起き上がってこちらも謝罪する、なんて事を考えたその瞬間――――
――――俺の眼前に、突如として選択肢が現れた。
【差し出された手を取る】
【自力で起き上がる】
【どこ見てんだボケェ!】
「ど、どこ見てんだボケェ……?」
「え……あ、ほんと悪い! 急いでて前を見てなかった!」
「あ……あぁいやいや! こっちこそ悪い!」
それ以降、たまに俺の目の前に選択肢が現れるようになった。
口下手で行動力のない俺に突然与えられた選択肢。今まで考え付きもしなかった反応や行動が、選択肢として提示されるようになった。
上手いこと正解?の選択肢を選び続けたのか、モテるどころか異性と話した事すら数えるほどしかない俺の周りには、公太の周りにいた美少女達が集まるようになり――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 14:10:37
361685文字
会話率:48%
朝倉美幸(あさくらみゆ)は妹属性が大好き過ぎておかしいこと以外、普通の女子高生だった。
しかしふと気が付けば何故かとある乙女ゲームの悪役令嬢セリーネになっていて、しかもそのゲームのヒロインはそんな彼女の義理の妹だった!
妹のことになると
バカになってしまう悪役令嬢セリーネは、その悪役という事も忘れてただひたすらにヒロインを愛でることに集中するのであった……
この物語はそんな少し残念な彼女と、義理の妹である素直で純情なフィアナ、そしてその周囲の人々を巻き込んだり巻き込まなかったりしながら過ごす日常のゆるーい姉妹のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-11 22:09:30
284942文字
会話率:52%
逆高校デビューしてしまった二人の男女のほのぼの恋愛ラブコメッ!
※人格心理学(パーソナル心理学)について、少し追求しています。特にプロローグは堅苦しいですが、1話からゆるふわです。たまに心理的考察が入ります。
鬱要素なし!
基本、二
人だけの物語です。
初投稿作品なので、とりあえず完結目指します!
タイトル未定なのでコロコロ変えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-24 20:27:32
7350文字
会話率:26%
新見雄成はオナニーが日課の少しキモメン寄りの大学二年生。
真性童貞であり、三次元の女性には興味がない彼の前に
「あなたの子どもです。責任を取って下さい」と言い出す口の悪い
ゴミ箱の化身である美少女が現れ、なし崩し的に同居することに。
同居の期限は子どもが生まれるまで。
こうして死ぬほど口の悪いゴミ箱との生活が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-25 12:23:14
13022文字
会話率:35%