今から二十年以上前、栃木県の高校ボクシング部に所属していた筆者が知り合った、とあるボクシング部員の話です。
田舎のしがない私立高校で、大した才能も無く、それほど努力もせず、しかしそんな彼が三年間辞めなかった少年ボクシングというものについて
、筆者が覚えている限り正確に書いたノンフィクション小説です。
本作品は事実を基にしていますが、内容を鑑み、登場する人物・団体の一部に仮名を使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 15:56:49
27660文字
会話率:14%
主人公・雪風健太郎(ゆきかぜ けんたろう)は(無駄に)高い戦闘力、
(ネットで得た)豊富な知識、(文系科目限定)意外に高い学力、
容姿も比較的良い方というそこそこのスペックの男子高校生だったが、
彼女できない男だった。 それもその筈。
それらの美点をすべて打ち消す「心が山猫レベル」「空気読まない、というか読めない」
「基本的に我儘」「ノリと勢いだけで生きている」「そのくせ興味ある事への拘りは凄い」
「人間偏差値44」「恋愛偏差値13」という非常にアレな性格だった。
彼女どころか、友達も少ない。 でもそれでいて無駄にフラグを立てる能力を持っており、
周囲を強引に巻き込んでいく。 果たして健太郎に彼女は出来るのであろうか?
熱血KY系男主人公が織りなすラブコメ&ヒューマンドラマです。
※2021年2月27日【番外編開始】
※無断転載は固く禁じます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 07:12:55
437688文字
会話率:27%
姫川千里――千里はイマドキの女子高生だったが、
高校入学式の登校途中に一人のイケメン美少年と出会う。
悪漢から助けて貰った千里はそのイケメン美少年に名前を問う。
するとその美少年は神凪拳人(かみなぎけんと)と名乗った。
それが全
ての始まりであった。
そして千里は拳人と同じクラスになり、彼がボクサーだと知る。
千里は拳人に近づきたい為、ボクシング部に入部する。
最初は拳人狙いだったが、千里は次第にボクシングに魅せられていく。 そして拳人は一年生ながら、レギュラーとして公式戦を勝ち上がっていく。 だが拳人には誰にも言えない秘密のルーツがあった。 イマドキの女子高生とメンタル弱めな天才ボクサーが織りなす青春ビューマンドラマです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 06:39:15
119174文字
会話率:33%
共栄高校ボクシング部の仲間五人。
楢崎、河辺、近藤、三浦は、二十年振りに藤賀の結婚式二次会に集合した。
そんな時に話をするのが、やはりボクシング部の日々であり、藤賀には忘れられない試合があった。
好きな片思いの彼女、皆川沙織にイ
ンターハイに出場できたら、告白しようと、日々努力し、練習に打ち込む。
同じボクシング部の仲間は藤賀を含め、個性豊かな六人だった。
共栄高校のエース、キャプテン川島と楢崎に憧れ、彼らの背中に追い付くよう懸命に練習した。
そして、迎えたインターハイ予選決勝。相手の強打に耐え、練習でやってきたパンチを繰り出した瞬間。
強敵太田が倒れる。
皆の歓喜も束の間、失格負けを宣告されてしまう。
この敗戦が人生にも影響し、深く考えさせられるようになる。
藤賀は大学に心学し、就職。そして、世間の荒波に揉まれながら暮らしていた、その十九年後。
アメリカで、皆川沙織と再会した。
だが、彼女はバツイチで、娘もいた。
それでも藤賀は、それら全てを受け入れ、結婚を決め、式を挙げる。
そして、二十年振りに会ったボクシング部の仲間も大きく変化していた。
キャプテンだった川島が肺癌で亡くなり、五人に減っていたし、年月と共に他の四人も、容姿は勿論、それぞれの人生も大きく変わっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-22 19:46:29
101569文字
会話率:25%
幸男は容姿も問題なく、性格だっていい。
でも付き合う人すべてに振られまくっていた。
なぜなら、彼は中身は男性だが、体は女性だったのだ。
そんな時、知り合ったのはスナック勤めの弓美。
お互いに惹かれあうのだが…。
【登場人物】
青田幸男:
(アオタユキオ)26歳。弓美と出会って人生変わってしまう?
荒川弓美:(アラカワユミ)29歳。本名幸男。スナックで働く。高校ボクシングインターハイベスト8。
大将:弓美の父。居酒屋荒神の店主。
杉沢和斗:(スギサワカズト)27歳。営業係長。0歳男児のパパ。
杉沢恵子:(スギサワケイコ)29歳。和斗の妻。乳吞み児を抱えた主婦。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-24 09:24:11
18815文字
会話率:57%
私たち体育会系四人組は、異世界に飛ばされてしまいました。ほとんど憑依みたいなものですけど、残念ながら、性別が入れ替わってしまいました……。
「ということで、自己紹介を始めたいと思います! まずは翔から!」
「俺から⁈ まあいいけどさ。俺の名
前は翔。ボクシングをやってたんだ。こっちの世界の身体じゃあうまく動けないが、まあなんとかやってるよ。最近の悩みは肩凝りだな。胸が重くてな」
「……それは嫌味っていうんだよ。翔」
「は? 何が?」
「もういいよ! 次、彩行ってみよう!」
「はい、私彩と申します。この世界では随分と良い体格になりました。弓を力強く引き絞ることが出来るので嬉しいです。ただ、皆さんの前では無口でなければならないのが辛いところです」
「彩ありがとう!じゃあ義一!よろしく!」
「やあやあ。みんなこんにちは。僕は超絶イケメン男、義一という者です!いやー、俺は本当に謙虚なやつで……あっ!そこの綺麗なお姉さん!ちょっと待って!後で一緒にご飯でも……」
「あ!義一どこ行くの!……もう見えなくなっちゃった。じゃあ最後は私!舞っていいます!この世界では勇者として魔王を倒す旅に出ているけど、具体的に何をすればいいのやら。さっぱり分かりません! なので、暇な時に得意なやり投げの練習をしています!」
「……なあ舞。練習するのは構わないんだけどさ。その聖剣、どうするつもりだよ?」
「えっ?それは、こうして……こう!」
聖剣はあっという間に見えなくなってしまいましたとさ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-20 19:11:14
33269文字
会話率:59%