かつて数千万人が住んでいたという高層都市は疫病発生を受けた管理AIの行き過ぎた隔離政策により無人となった。
消費する人間も住まない高層都市には管理AIが補充する様々な物資が行き渡り、あふれた物資は地下へと廃棄される。
そんな廃棄物が山
と積もる地下には生き残った人類が積層都市を作り出していた。
地下積層都市の住人、紀野晴斗は小型人型機械、怪機を使って地上の高層都市から物資を持ち出しては地下の商店に卸す、地卸を営んでいた。
ある日、紀野は亡霊の噂話を聞く。
無人となったはずの地上で何者かに食べられた缶詰が見つかったという。
「亡霊ねぇ……」
紀野は愛機、鉄鼠を繰り出して噂の亡霊を地下に招く計画を立て始める。
――これは、いずれ地上を人類の手に取り戻す二人の出会いのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 10:00:00
9798文字
会話率:32%
―政府と反政府組織が、限定された超高層都市の内部で、果てのない闘争を繰り広げる時代―
環境汚染による国土の封鎖と極端な超高層都市化を果たした近未来を舞台に、政府と反政府組織の内戦に巻き込まれた少年少女の軌跡を描く。
サイバーパンク・ディ
ストピア的な世界観の下で繰り広げられるハードな犯罪劇・陰謀劇。
【注記】
第3部84話掲載。
引き続き協力することに合意したゴトーたちは、敵対するAGWを騙す計画を組み立てる。一方、AGWのエマは仲間たちが死んでいった戦場を訪れ、内通者の手がかりを探ろうとする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-08 17:23:20
379045文字
会話率:44%
西暦3015年。超高層都市『オーエド』の一室で生まれてからほとんどの時間を過ごしてきた"ハルマ"は仮想空間上でやり取りをしていた"ミハネ"と現実世界で会う約束をする。そんな彼を待ち受けていた出来事とは
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-15 22:54:52
2960文字
会話率:69%