『TS美少女×性産業』
TS美少女がえっちなお店で働くのには、それなりの事情というものがある。
ある朝目が覚めたら美少女に。その日からキラキラな世界が幕を開ける、なんて都合のいい話があるわけない。
全てを失ったTS娘が、身体の相性抜
群なお客様と出会ったとき。諦めかけていた人生が、音を立ててまた動きはじめる。
TS美少女には暗い現実がよく似合う。そんな歪んだ性癖を抱えたあなたへのプレゼント新連載。
えっちなお仕事業界のあれこれが気になってしまう、ちょっぴりスケベで好奇心旺盛なあなたにもオススメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 21:35:27
49607文字
会話率:15%
シントウキョウ都シンジュクカブキ町。
ここは政府が黙認している性産業タウン。
ありとあらゆる店が並び、娼婦や男娼が暮らし働いている。
アタシはここで店を任されている。
『エンゼルフォール』
それがアタシの店の名前だ。
こ
の街で知らないものはいない。
日本最大の犯罪組織『白鯨会』が運営する闇風俗。
うちの在席者は全て訳ありや拉致されてきた女たちだ。
一日一度『ハーフライフ』というドラッグを摂取しなければ死んでしまう。
この薬には定期的に摂取しなければ死に至る猛毒と強い快楽作用があり注射を拒めるものはいない。
一度打てば逃げられない地獄のドラッグ。
まあ、そんなさなかとある仕事のミスでアタシには罰則がついた。
まだ幼い16歳のガキの面倒を見てアタシと同等に使えるまで育て上げろ。
出来なければお前が処分しろ。
なんともアタシに向かない面倒な罰則を押し付けられたモんだ。
今更、ガキの命ナんざどうでもよかった。
ガキ一人死のうがこの街じゃたいして珍しくもない。
けれど、仕方ない、逆らえば何をされるか考えるだけで反吐が出る。
いつものようにタバコに火をつける。
深く吸い込んで吐き出す。
そして始まる。
アタシとガキの後のない日常が…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 12:00:00
2156文字
会話率:33%