ある日、顔の皮をはがれた男性の遺体が発見された。 それを皮切りに同様の事件が多発するが、誰からも行方不明捜索願が出されないという異常な状態が続き、世間は「皮剥ぎジャック」として恐れた。
神奈川に住む江島秀、24歳、ニート。 ある日彼は自分
が過去の出来事をまったく思い出せなくなっていることに気付く。 路頭に迷っているとき、未来を完璧に予知するなぞの青年と出会う。
しかし彼の目の前に自分と全く同じ顔の男が現れて──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-19 12:08:31
2207文字
会話率:73%
まだ垢抜けない田舎娘の山形りんごと、こうじが、夕焼け日和のだんだん坂で出会うシーンから物語が始まってゆく。
恋心を知り、美しくなりたいと願うりんごは、闇野という名の悪質整形外科医の罠にはまって、その顔の皮を剥がれてしまう。
一方、モデルのグ
ラビアで活躍する美少女、神原ナオミも、闇野が扮したカメラマンに騙されて、その顔をなくしてしまう。
絶望の淵に追いやられた二人の女性と、彼女たちを支える、こうじとヨシオの二人の男性との、それぞれの愛の形を描きながら、物語はクライマックスへと進んでゆく。
りんごの傷ついた心を救えなかったこうじは、単身、闇野の整形外科病院へと敵を打つため乗り込んでゆくのだが、そこには危機が待ち受けていた。
「顔」をモチーフに、自分とは何か?本当に大切なものとは何か?を問いかける、関係性を通した自分探しの物語です。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2019-01-14 17:49:20
14308文字
会話率:25%
名探偵のりおシリーズ第02弾 パンツと犬と裁縫と
探偵のりおは『赤の花嫁事件』を解決し、個人事務所を開設した。※第01弾参照
心機一転したのりおの元ににやってきた今回の依頼は『犬探し』……もとい、『パンツ探し』。
ノーパンの依頼者の巧み
な脚さばきに翻弄され、依頼を受けてしまうのりお。
彼はパンツの行方を求め、西に東に奔走する。
なんとか、パンツの行方をその手に掴み取った彼を待っていたのは、
顔の皮を剥がれ無残な姿となった二つの躯だった……
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「経験を積んでいないパンツに用はない!」
お前は何を言っている。
「待て、パンツに貴賤はない。たけき者もしづむ者も等しく扱われるべきだ」
お前も何を言っている。
「どこですかワン? ここですかワン?」
口(・)の隙間から見えるのは、見つめるだけで深淵にに引き込まれるかのような漆黒の瞳。
「あらあら、まあまあ」
「帰っていいですか?」
「盗まれたんです」
「そうですね、マドモアゼル。あなたは盗んでいきました。私の心を……」
「……ええと。盗まれたのは下着です」
パンツは……うむ。履いていない。
本人に間違えなさそうだ。
検 死 完 了 !
「女の子にカンタマはないんだよ」
「何言ってるんですか!」
「大事な事だからもう一度言うね。女の子にカンタマはないんだよ」
「二度も言った!」
次々と襲いかかる下ネタ!
はたして神戸はジャンルを推理と理解しているのか?
2018年。不定期公開――
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※この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。
※本作は名探偵のりおシリーズの第2作目に該当します。
※名探偵のりおシリーズの1作目は、なぜか第21弾になります。
※よって、名探偵のりおシリーズ第01弾は、この世のどこにも存在していません。
※推理避難所はまだ作ってませんが推理に関しての予想/感想はそちらにお願いします。
※感想にビュッは必要ありませんが、あると作者が喜びます。
※作中にパンツに対するこだわりが書かれていますが、筆者の趣味、思想とは関係がありません。
*********折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-16 11:03:03
8233文字
会話率:27%
あやかし絡みの事件を扱う、心霊探偵の家の四季咲きの心霊爆弾の桜にも春が来ていた。
幽体離脱、何時でも出来る陣内聡の食欲に振り回されながら、のんびりした日々が続いていた。
そこに千枚に刻まれた紙人形の娘が現れ、探偵は不思議な事件に巻き込まれて
いく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-19 18:12:37
8610文字
会話率:19%