子爵令嬢ベロニカは「でしゃばり」「お節介」と揶揄されるほど、頼りない婚約者の世話を常日頃焼いている。
しかしある日、そんな婚約者が友人の妹と顔を真っ赤にして話しているのを見てしまい、さらには極秘と書かれたプロポーズ計画書までみつけてしまった
。
彼が自身とは婚約破棄して彼女の下へ行くつもりだと気づいたベロニカだったが、怒り悲しむよりも先に、その計画の荒さが気になってお節介せずにはいられなくなってしまう。
彼一人では絶対上手くいきっこない。
ここは一つ、自分が悪女になって円滑な婚約解消と恋の成就をお膳立てしてあげなくては……⁈折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 21:38:02
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会話率:45%