【全20話】
次期宰相フェリクス・シュミット。
頭脳明晰、将来有望、類稀なる美貌の持ち主である彼は現在二十八歳。そろそろ結婚を考えなければならないが、一向に決まることがなかった。
「僕は頭の悪い女性を妻にする気はありませんので」
それもこれも全て、原因はフェリクス自身にある。
彼は有能すぎるがゆえに、相手に求めるレベルも高いのだ。そして少々、人を見下しがちだった。
しかしそんな彼に現宰相である父は告げた。一ヶ月以内に婚約者を連れて来いと。そしてそれは王命であると。
「しかも三姉妹の中から一人選べ? ……面倒ごとの予感しかしない」
陛下の命とあらば、さすがのフェリクスも断るわけにはいかない。嫌々ながらも件の伯爵家へと向かうこととなる。
領地経営もこなす長女か、女性騎士団に仮入団中の次女。このどちらかを、とフェリクスは考える……のだが。
なぜか、いつもニコニコとしているだけの三女メアリにばかり目が向いてしまう。
メアリはあまり多くを語らない。常にニコニコしており、余計なことを口にしなかった。
そんな彼女は誰よりも人をよく見ており、どうするのが最適解かを自然と理解する少女だったのだ。
「他にやりたいことのある姉様たちのために……フェリクス様には私を選んでもらわないと」
家族を想うメアリは今日もニコニコしながら、さり気なく根回しをする。自分を選んでもらうために。
「でもあの人、絶対に腹黒。笑顔の眼鏡宰相だなんて腹黒に決まってるもの」
メアリのほわほわして見えて計画的なアプローチに、フェリクスはいつしかハマっていく。
メアリもまた、フェリクスと関わることで気持ちに変化が起きていき……?
互いに恋などする気もなかった二人は、いつしか惹かれ合う……のかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 21:22:43
50941文字
会話率:34%
陽キャ女子に絡まれる陰キャ男子の高校生活。
最終更新:2021-05-10 19:02:58
11438文字
会話率:59%
王女は結婚を一か月後に控えた侯爵子息との婚約破棄を宣言した。どうにも、聖女と結ばれた王太子と同様に王女も「真実の愛」を見つけたらしい。傍から眺めていた私は他人事ではないなと眺めていた。なにせ、私もつい先日婚約者に「真実の愛」を理由に婚約を破
棄されていたのだ。王女に婚約破棄を宣言された侯爵子息はすんなりと了承し、あろうことかその場で私に結婚を申し込んできたのだった。間近で見た彼の顔が綺麗だったのでつい頷いたが、裏で「俺は頭の悪い女は嫌いだ」「あのアホ女に目に物言わせてやる」と告げられる。どうやら王女への意趣返しのためにその場にいた私に適当に婚約を申し込んできたらしかったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-23 12:00:00
14674文字
会話率:57%
頭の悪い女が非日常体験をしていく話。
最終更新:2018-01-20 02:33:39
2577文字
会話率:20%
どこにでもいる普通の頭の悪い女子高生、鳥居空子は、ある日一人の少年に
―恋をした。
相手はなんと、
BⅬ好き、ゲーム大好き、アニメ愛してるの少年、花堂想華だった。
最終更新:2016-06-04 07:31:15
1305文字
会話率:14%
頭の悪い女子高生と家庭教師の話。女子高生の台詞のみ。
最終更新:2013-12-16 23:54:48
1535文字
会話率:0%
頭の悪い変な姫と、爽やか好青年に見せかけた腹黒変態騎士との恋物語。
別の連載主人公が頭の良い子なので、頭の悪い女の子を書きたくて書き始めました。
頭使う話に疲れたので、何も考えなくても良いゆる~い話を書こうかと…。
もう1つの方がメインなの
で、これはその息抜きにちまちま不定期更新の予定です。
気が向いた時にお付き合いいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-17 12:00:00
7562文字
会話率:46%