ある山に、『ヤマビト』と呼ばれる人々が住んでいた。その生き残りであるルートは、たった一人で薬草を摘み、ふもとの村と物々交換をしながら暮らしていた。しかし、強欲な村人は、ルートに渡す品物を横取りしてしまう。ある日、隠していた美しい素顔を見ら
れ、取り引きの場で襲われそうになったルートは、そのまま逃げだしてしまった。隠れ家で遭難していたルートは、ロッカ侯爵家の息子クラレオに助け出される。取り引きを盗み見ていた村の子どものレイや、クラレオの弟エウリコは、ルート本人は知らないまま、ルートの美しい姿の虜になっていく。
その頃、皇都ではプルラと呼ばれる疫病が流行っていた。プルラの特効薬はモンテグラシスという名の薬草から作られるが、最近は収穫量が減っており、薬が足りなくなっていた。そんな中、皇帝がプルラに倒れる。そこに、ベルレスカ侯爵が一人の娘を連れて、新しい薬を献上する。皇太子に気に入られたベルレスカ侯爵たちは、皇都を我が物顔に歩き回るのだった。
※世界観は、前作『魔女と呼ばれた令嬢』とつながっております。
※書いている本人が混乱してしまうので、貴族の家名=領地名としています。
※ボーイズラブは一応要素には含まれるので、チェックをつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 00:00:00
114998文字
会話率:46%
ギーベル王国の公爵令嬢イーリン・マクスウェルは、王太子アーサー・ギーベルと幼い頃から婚約していた。しかし、アーサーはわがままな子供がそのまま成長したような人物であり、最近になると、男爵令嬢キャサリンに執心し、イーリンにつらく当たっていた。イ
ーリンは父親の公爵と相談し、いったんは婚約解消に向けて動き出したが、国王の意向で叶わなかった。そうしているうちに、イーリンは魔女の疑いをかけられ、断罪される。
※中世ヨーロッパをイメージしておりますが、架空の世界でのお話です。貴族の名前は苗字=領地名で統一しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 00:00:00
292374文字
会話率:41%
こっちの作品は、貴族の家名と領地の名前が違う……
あっちの作品は、家名と領地名が同じだったのに……
理由が分からない……
そんな方向けの記事です。
最終更新:2022-12-01 03:32:28
771文字
会話率:0%
公爵令嬢シルフィーナには生まれる前から婚約者がいた。
その相手は暴君王の皇太子。
腐りきった王家に嫁ぐなんてありえない!反乱軍に所属して、王家の陰謀を暴いてやる!
騎士団長の父や二人の兄、騎士や侍女達も交え、反乱を成功させようと、得意な風魔
術を駆使し暗躍する令嬢のお話し。
※ヒーローと出会うまでちょっと長いです。
※時々暗い展開もありますが、基本は軽く読めるラブコメを目指しています。
※貴族の家名=爵位名=領地名としています。ふんわりファンタジーなので、そういうものとしてお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 08:38:45
22153文字
会話率:39%