侯爵家の娘アリアは八歳の時、自分が千年前に魔王を倒した四賢者の一人、聖女エスタであったことを思い出す。驚きはしたものの、まず思ったことは『満喫できなかった前世分も満喫しないと損だよね……!』ということだった。エスタは魔王討伐後、数日で死んで
しまった。今世はその分まで充実させよう。そう思いはしたものの、気がかりなことが一つある。それはアリアが生まれた時に持っていたという指輪のことだった。その指輪はかつての仲間だった王子が婚約者に贈ろうとしていたもののはず。自分が持っている理由はわからないが、せめて墓前に返却しようと考えるものの、四賢者の墓地は王族や騎士以外立ち入れないらしい。
ならば騎士になるしかない! もとより剣や騎士服にも憧れていたアリアはさっそく騎士になることを決意し、第一歩を踏み出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 12:00:00
149191文字
会話率:41%
チート?なにそれ、な 伽凛が異世界トリップをした。
とりあえず頑張るよ!て言うわけもなく、「私を元の世界に返してよ!」と怒り狂う。
特徴もなく、平凡が似合う女子中学生だった伽凛。誰よりもお母さんとお父さん、友達が大切だった。学校も、かった
るかったけど、楽しかった。なのに、どうして。
作者の趣味により王道、どこかで聞いた設定を貫きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-24 19:30:13
35406文字
会話率:48%