最年少で宮廷楽師になった少女、ウィス・サンタリア。離島で暮らしていた彼女の元に、ある依頼がやってくる。
それは、王立学院で教師を務めてほしいというもの。断れる類ではないため、仕方なく王都へやって来た彼女だったが……ただ教える者になるのではな
く、死んだと思われていた第一王子の様子見まで任される始末。
さらに、ウィスの受け持つ生徒たちは、いくつもの問題を抱えていて……? 彼女は無事に、教職を全うできるのか。
「……僕も子供なのに、どうして」
「諦めるんだな。天才さん」
十三歳の少女が行く、熱帯・異世界の学院ファンタジー!
*主人公は『僕』と言いますが、女性で、ちゃんと理由があります。
*世界観は西洋というより、南にある熱帯寄りの国です。
*魔法の概念を『音楽』で示しています。
*作者は音楽に精通していないので、ふわっとしています。
*土曜日、気まぐれ投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 10:00:00
7931文字
会話率:54%