少年は剣を取る。
魔物がいる世界に彼が降り立ったのは偶然か、それとも必然か。
剣を強く握り締め、敵と見定めた存在へ走る少年には判断がつきかねる。
ひとつだけ分かることがあるとすれば、この世界では生きる覚悟が必要になることだ。
明
確な悪意を向ける存在を前に、それを持たなければ現実世界へは戻れないと確信した。
いや、この世界は現実だ。
夢やゲームの中などではない。
ここは紛れもなく"現実世界"だ。
しかし少年がそれを確信するには、もうしばらくの時間が必要となる。
忽然と世界から消えるようにいなくなった彼は、別の世界へと降り立ち、気の向くままに世界を歩み始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 00:00:00
1141958文字
会話率:21%
今までの人生経験からなんやかんや言っても面倒見のいい主人公。丘の上の高校に進学してある女子生徒と同じクラスになったことがきっかけとなり普通とは『ちょっとちがう』から『大きくちがう』人生に変わっていく。
人生の災難に慣れてしまっているために私
生活に重大な秘密を持ちながらも高校生活を楽しもうとする、そんな彼の楽しみはセクハラまがいの会話を女子生徒とすることと部活動。伝統はあるが主たる活動がよくわからなくて廃部寸前の部を存続させるべく毎日放課後をだらだらと過ごしていた。そんなある日ある女子生徒に声をかけたことから突如として霊気と呼ばれる超自然的なエネルギーを巡る争いに巻き込まれ、自らの意志に関係なく非常識な婚約者との同棲生活が始まる。そして見出だされた特殊能力から図らずも第三勢力になってしまうが大切な人たちとこれからも過ごすことはできるのだろうか?
高校生らしいちょっとえっちなシーン(妄想)があります。最初は日常風景から入っていったほうがいいかなと思って書いていたらなんか食卓の話になってしまいましたので読んでておなかがすいてしまうかもしれません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-28 22:16:06
188074文字
会話率:68%