あの人は家庭を顧みない人だった。
偶に此処に来ては、愚痴と悪口を吐き捨てて去っていく。
もう疲れてしまった。あの人の許しを乞うのは。
本当に人の好意に気が付かない、矮小な生き物だな。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われた
ら申し訳御座いません。
注意事項2
ネグレクトされて、糸が切れてしまった子の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-12 21:29:46
956文字
会話率:36%
ギリシャ神話に影響を受けた、女神を中心とした女性たちの嫉妬や愛憎渦巻く物語。
以下、登場人物の簡単な紹介です。
・ゼオナレス
天界を治める大神で強大な力を持つ。
浮気性で女神のみならず、人間の女にも手を出す。
・レーゼ
慈愛の女神でゼオ
ナレスの妻。
夫とは別居状態。
地上に下りた際、身を投げた人間の女の胎内から赤子を救い出す。
この赤子は実はゼオナレスの子どもだった。
・シャナン
ゼオナレスとレーゼの娘。
冷静沈着で頭脳も明晰な女神だが、残忍な一面も持つ。
秘かに父を愛しているが、その感情を押し殺し、永遠に結婚しない誓いを立てている。
女神アルラとは犬猿の仲。
・アルラ
美を司る女神で、多くの男性の神々から求婚されている。
美しさを鼻にかけ、プライドが高い。
大神ゼオナレスの妻の座を狙っているため、彼の娘、女神シャナンとは対立している。
目的のためには手段を選ばない。
・エリヤ
大神ゼオナレスと人間の女との間に生まれた子ども。
慈愛の女神レーゼによって、身を投げた人間の胎内から救い出された。
彼を憐れんだレーゼにより、赤子の時に多くの女神より祝福を受ける。
それにより、美しい容姿や強靭な肉体などを手に入れる。
が、ただ一人、嫉妬の女神ジギルにより、呪いをかけられる。
・ジギル
嫉妬の女神で非常に醜い容姿をしており、人間や神々が嫉妬によって、争ったり憎んだりすることに喜びを感じている。
エリヤが多くの女神により祝福を授けられた際、ただ一人、彼に呪いを与えた。
鞭打たれた者が、その者が呼んだ名前の者を狂おしく愛さずにはいられなくなる“情欲の鞭”を手に入れ、強大な力を持つゼオナレスを意のままに操ろうと企てる。
・イル
女神シャナンの忠実なしもべで、普段は小さな女の子を姿をしている。
とても賢く、また、小鳥に姿を変えることが出来る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 16:39:00
186302文字
会話率:22%