日本政府による電脳世界移住計画の目論見が露見してから十年。地球には統一電脳世界監視機構(UCS United Cyber and virtual reality space Surveillance)が誕生し、全世界における電脳世界の一元化
、標準化および利用者の生活の主体を現実世界に置くことを前提にした「健全な」運用、利用の監視体制が整えられた。統一電脳世界はかつてない利便性と安全性を兼ね備えた理想世界として全世界に普及したが、同時に「電脳麻薬」という新たな脅威を生み出した。そしてUCS誕生から一年、突如として理想世界はひとつのVRMMORPGの世界に飲み込まれた。ゲームの名はNOAⅢ。懲りずにこれをプレイ中だったユーキとミサは、混沌と化した世界で電脳麻薬の取引現場を目撃してしまい、密売組織に囚われてしまう。それを救ったのは、かつて邪神の討伐とともに命を落としたはずの、「勇者アルス」だった。
※6/21タイトル変更
※「俺(勇者)がいるのに異世界から英雄召喚する世界なんていらない」続編となります。前作を読んでおられなくとも大丈夫なはず! です。
週一~二くらい更新できればいいなぁ~ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-21 10:35:49
10196文字
会話率:27%
拡張現実技術と電脳ネットワークが普遍化した近未来。
極東の旧日本海域に位置する超巨大人工浮島、《アヴァロン》。そこは、《融社(ユニダクト)》と呼ばれる多数の複合企業がアイドルを擁立し、そのカリスマ性を利用することで政治経済を支配する、電
子化された妖精島だった。
《アヴァロン》に並み居るアイドル達。その頂点に君臨し、最高の栄誉と敬慕を勝ち得た者は、人々からこう讃え称された――即ち《唱姫(ディーヴァ)》と。
【登場人物】
クロム・マーヴェリクス:電脳麻薬の製造人。元傭兵、そして元《クラウドサーフ》。
ルシール:女性型AI。クロムの相棒。旧世代の電子弦楽器型機関銃に宿っている。
ソプラ・ラヴレス:《唱姫》に憧れる少女。スラム育ち。
マリア・セイバーハーゲン:先代の《唱姫》だった、伝説的なアイドル。現在でも数多くのファンを持つが、二年前に突如として姿を消してからは行方不明となっている。
ジェッコ・フェンディアーノ:かつて凄腕の《クラウドサーフ》だったメカニックの老人。その腕前から「グルーヴィ=ジェッコ」の二つ名を持つ。
ポール、リード、スミス:電脳麻薬ジャンキーの三人組。クロムの顧客だが、代金を払わず踏み倒そうとしている。
ニケルス・ガーンズバック:敏腕《クラウドサーフ》だが、その正体は《融社》を渡り歩く産業スパイで、真性のアイドルオタク。とある理由からクロムを異常なほど憎む。
アプリ・ハイエイト:ゴースト・インダストリアル(GI)社に所属する、新進気鋭のアイドル。次世代の《唱姫》候補と評されるほどの人気と才能を持つ。
アルミニアス(アルム)・シャレード:弱冠二十歳にしてGI社の理事を務める若き才女。アプリを発掘し、トップアイドルにまで育て上げた。
ボウキス・シャレード:GI社の創業者にして最高責任者。アルムの父親。ほぼ独断でニケルスをGI社に迎え入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-30 01:23:52
157443文字
会話率:33%
2200年代の日本は、東部と西部に巨大な防壁国境が敷かれ国が分断されていた。東部は巨大シェルター群が乱立し新興宗教が牛耳る一大スラム郡へ、西部は様々な企業が乱立する経済都市へと変貌した。理奈、木崎、高田、薫の4名はテロを未然に防ぐ民間の傭
兵企業に所属。一人の男の身柄を拘束する事を命じられた。彼は東京シェルター内で育ち、麻薬漬けの恋人を救うため電脳麻薬を取り仕切りる組織のボスにまで上り詰めるが・・
読んでくれた方、ありがとうございます、、
4話目短かったので5話目と一緒にしました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-02 17:54:34
20074文字
会話率:52%