「契約結婚、ですか?」
「いいえ。『契約妹』です」
そんな会話から始まった、平民の私と伯爵子息様とのおかしな雇用関係。
エリート魔導技士でもある彼の目的は、重度のシスコン兄を演じて自身の縁談を遠ざけること。報酬は魅力的で、孤児である私にと
っては願ってもないオイシイ話!
そうして始まった伯爵家での『契約妹』生活は、思った以上に快適で。義父と義母にも気に入られ、雇用主である偽のお兄様までだんだん優しくなってきたような……?
このお仕事、どうやら悪くないようです。
*三万文字前後の中編になる予定です。
*完結まで毎日更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 08:02:31
41884文字
会話率:41%
「あなたの愛、私に買い取らせていただけませんか?」
大学生の山科俊介は、金にがめつい筋金入りの守銭奴。ひょんなことから参加した合コンがきっかけで、大企業の社長令嬢・御陵雛乃から期間限定の恋人契約を持ちかけられる。
将来親の決めた相手と結婚
することが決まっている雛乃は、今のうちに映画のような恋をしてみたいのだという。
「嘘を本当だと信じ込んでしまえば、本物と何の変わりもありませんものね」
時給と条件の良さに惹かれた俊介は、雛乃の割り切り方に好感を抱いたこともあり、彼女の申し出を受け入れる。
冷たいお嬢様かと思っていた雛乃は驚くほど可愛らしく、風変わりな雇用関係は意外と楽しい。正反対の二人は毎週のデートを通じて、少しずつ距離を縮めていく。
しかし互いに惹かれ合うほどに、この関係の終わりが重くのしかかってきて――。
ひねくれたイケメン守銭奴と、クールな天然お嬢様の、身分差契約ラブコメです。
※この作品はエブリスタ・カクヨムにも掲載しています。
※素敵な表紙はsmzさんに描いていただきました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 20:10:41
182599文字
会話率:51%
「わたくしの名前はイェリーベル・シルターナ。あなたの依頼主であり、協力者であり、そして、華麗なる共犯者よ」
そんな彼女の言葉と共に始まった、公爵令嬢と冒険者の雇用関係。
だが、それは予想打にもしない依頼内容だった――
「契約にこ
んなことは書かれていなかった…!詐欺だッ!契約違反だッ!このペテン師めッ…!!!」と喚き叫ぶ哀れな子羊と、「きちんと明記されていますわよ。ほら、ここ。よく見なさって」と微笑みながら、問答無用で言うことを聞かせる策略大好き令嬢、イェリーベルの謀です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 22:44:40
11391文字
会話率:33%
大富豪の大豆(おおまめ)田(だ)家には、十五歳になるお嬢様の秀紫(ほむらさき)がいた。事故で車椅子生活をする秀紫は、介護福祉士の権守(ごんもり)崇蒼(たかしげ)と雇用関係を結んでいる。二人は金銭を介したバディだった。
最終更新:2023-04-22 18:00:00
11915文字
会話率:38%
「メグ・オベリティ、きみとはあくまでも雇用者と被雇用者の関係だ。この結婚の意味をはき違えないようにしてくれ。おれはきみを愛していないし、愛するつもりもない。きみのことは、隣国から亡命してきた国王の孫だということくらいしか知らないし、それ以上
のことを知ろうとも思わない」
婚儀を終え、初夜を迎えるはずだった。花嫁メグ・オベリティは、夫のはずのスカルパ皇国の皇太子アルノルド・ランディに宣言された。雇用期間は愛妾が懐妊するまでで、悪妻としてふるまえという雇用条件まで叩きつけられた。
隣国の国王だった祖父が内乱によってその座を奪われ、亡命してきたオベリティ一家。現在はすっかりおちぶれ困窮しまくっている。その家族の助けになれるのなら、雇われるのも悪くはない。
彼女は快く了承する。そして、雇われたからには立派な悪妻を演じようと奮闘を開始する。
しかし彼女の悪妻ぶりは、逆効果をもたらせてゆく。しかも、「愛さない」宣言をした皇太子まで彼女に絡んでくるようになり……。
このままだと、お給金をいただけないかも。
彼女の焦りをよそに、物語は思わぬ方向へと進みはじめる。
※全十一話。ざまぁ要素あり。ゆるゆる設定です。ハッピーエンドいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 22:47:51
113427文字
会話率:28%
ルッタは兎の亜人
職業は荷物持ち(ポーター)
ディグは駆け出しの冒険者
二人の間柄は、雇用関係
キーワード:
最終更新:2021-09-15 18:00:00
3688文字
会話率:42%
ウサギの亜人、ルッタは荷物持ち(ポーター)
駆け出しの冒険者、ディグとは雇用関係
キーワード:
最終更新:2021-06-27 09:44:41
1952文字
会話率:28%
昼下がりの日差しが暖かく揺れる路地裏に、名前のない奇妙な料理店があった。そこに暮らすのは夫婦でも恋人でも雇用関係でもない謎めいた男と女。
給仕姿の男は痩せぎすでやや人相が悪く、口調も粗野だがどことなく愛嬌のある人物だ。いつもカウンターの端
で暇そうにグラスを磨いている。そうでないときは、通りを散らかす猫を追って近所を駆けずり回っている。女店主は男よりもやや年上で、気性は穏やかだが芯の通ったところがある。銀器を磨くのが趣味で客がいないときは日がな一日幸せそうに何かしらを磨いている。
これは、それぞれの事情と思いを抱えた二人の日常、あるいは、幸せな夢。
※この作品はnote、カクヨムに掲載したものの再録です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-31 00:45:43
2067文字
会話率:0%
重複投稿を行なわれる場合は、必ずその旨を明記して下さい。
[例]この作品は「○○○(サイト名もしくはURL)」にも掲載して
キーワード:
最終更新:2018-09-26 20:51:57
575文字
会話率:0%
「カーマイン様の家に行くのを今すぐ止めなさい」
「魔力なしの掃除婦の分際で、この国で一番魔力が高い……引いては王に匹敵するほど高貴なカーマイン様にどうやって取り入ったの」
ルーステイル国の国営家事代行派遣機関に在籍している私、リッカ・タチ
バナは、今日も独身の宰相様に取り入ろうとする貴族令嬢に絡まれた。えーっと、通算何回目?
面倒くさいので、さっさとカーマイン様の現実を見てもらって退散してもらおう。私と派遣先の主、カーマイン様とは雇用関係でしか結ばれていないのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-28 21:00:00
21241文字
会話率:40%