ここは世界一の技術を持つという大国、ヴィクトリック。
多くの留学生が技術を持ち帰ろうとやってきます。
「ご迷惑をおかけしないよう頑張ります!」
オフィスの端から端まで響き渡るような声は、小国からの留学生、ユイネ・シュナン。
素直で真面目
なのですが、結構な曲者でした。
「すっすみません……捨て猫がいたので拾ってきました……16匹くらい」
「大丈夫です。この国は細かいことを気にしないと聞いています!2、3時間の遅刻くらい許してくださいますよ」
「スライムのグミは体に悪いですか?ならワシャヌシャ(小虫)を混ぜたものがありますよ」
不思議な言動で周囲を驚かせるだけでなく、留学生というだけで悪い人に目をつけられるので、先輩も大変です。
ヴィクトリックから全てを学ぼうと迷走するユイネ。期間終了までに大事なことを学べるのでしょうか。
この作品はMAGNET MACROLINKにも投稿していますが、展開は少し違います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-29 16:08:34
27183文字
会話率:32%