魔物を創造する木『魔物の木』、この木の圧倒的な繁殖力はスタンバルト王国全土に渡って及んでいた。
そして、その木から生み出される大量の魔物に逃げる為、国民の殆どが城壁で守られた都市に逃げ込んだ。今では国民全員が五つある都市の何処か
しらで生活を営なんでいる。
今では『魔物の木』から生み出された魔物による被害は魔物共から領土を奪い返そうと奮闘する戦闘員達だけだ。
戦闘員達が傷ついている中、非戦闘員の人達は城壁の内側で安心して生活していた。
そんな人達のうちの一人、第2都市に住む男爵の息子で本が大好きで病弱な青年シャルは第2都市を治めている公爵の娘のグレイスに見回りという名目で半ば強引に付き合うことに、その見回りも何事も無く終わり同様にその日も終わろうと思われていた、がその夜グレイスが誘拐される。
それだけでは無く疑いの目はシャルに向けられる事になった。シャルは無実を主張するも誰にも信じてもらえず投獄された牢の中で徐々に人を信じられずになっていき。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 12:00:00
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