社内システムエンジニアとして日々“火消し”に追われる後藤亮太は、終わりの見えない障害対応の果てに、深夜のオフィスで倒れてしまう。目を覚ました場所は、ノルデン村という異世界だった。そこで出会った少女エリーは魔法が苦手ながら、危険な魔物退治に乗
り出そうとしていた。後藤はエンジニアとして培った障害対応の知識を活かし、エリーが使う魔法の「バグ」を見つけ出し、戦場へ向かうのだった―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 18:10:00
115664文字
会話率:45%
ムカつく。誰かに「老害」と呼ばれるのは。でも、40年間守り続けてきたシステムが「レガシー」と切り捨てられる今、64歳のベテランプログラマー・古保留斗郎(こぼる とろう)の闘いが始まる。
大手金融システム会社で基幹システムを支え続けてきた、
通称"コボルさん"こと斗郎。若手エンジニアたちからは「老害」と揶揄され、陰では子供向けアニメのように「コボちゃん」と馬鹿にされる日々。そんな中、会社は全システムのクラウド化という大改革を打ち出す。時代に取り残されていく焦り、若者たちとの軋轢、そして突如として訪れる未曽有のシステム障害――。40年分の手帳に記された障害対応の記録と、古びたメインフレームとの対話が、思いもよらない形で世代を超えた絆を紡ぎ出す。
COBOLという言語と共に生きてきた男の、最後の1年を描く心温まる物語。技術の進歩の中で見失われがちな、人と人との繋がりの大切さを静かに、そして力強く問いかける注目作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 11:17:21
14465文字
会話率:49%
長年勤めた会社をクビになってしまったシステムエンジニアの湾田古太郎(わんだ・ふるたろう)。
自殺を図ったその時、異世界・魔法立国ナイクラバスから魔法使いアルメリア・ワンダが現れる。
「君、死ぬんだったら異世界で魔道具の保守運用やってよ」
「どういうこと?」
「ウチ、故障した魔道具の修繕屋なんだよね」
「あ、そういうこと?」
されるがままに異世界へ連行されたものの、クビになったことで仕事に完全に自信を失っていた湾田。
「衣食住は保証する」
「好きな時間に好きな分だけ作業してくれ」
「納期は君が決めていい」
「必要な機構や環境があればすぐに言ってくれ、揃えよう」
「追加対応は別途スケジュールだ。報酬ももちろん追加する」
「Excelを紙に印刷して会議をしなくていい」
あまりにも理解のある新たな職場で湾田は徐々に立ち直っていく。
そして、アルメリアの用意した魔道具修繕ツールを駆使する湾田の仕事は次第に評判を集めていき――
湾田「折れた杖直しました!」
湾田「形見のペンダントの謎を解きました!」
湾田「バザールに向けて泥棒対策機構を作ったよ!」
ワンダ「よし、ではその腕を活かして紛争と諸悪の根源である王室魔導師を私と一緒にぶっ倒そう!」
湾田「それは聞いてねえよ!?」
これは、適度に悪を成敗しつつも基本はただ穏やかに暮らしたいだけのSEおじさんが手に入れた、気ままな異世界ライフログである。
湾田「そういやこの魔道具修繕所って昔からあるんだろ? 前任者はどうしたんだよ」
ワンダ「あー、そのう……いろいろあって、担当の技術者は既に死亡してるんだよね。えへ」
湾田「なるほど、聞かなかったことにするわ」
※ハッピーエンドですが以下のような展開を予定しています
①現段階でヒロイン瀕死展開があります
②現段階で主人公は最終的に現実世界に帰る予定です
※主役キャラの恋愛はありません。サブキャラで恋愛要素が含まれる可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 17:11:10
16097文字
会話率:46%
オレはどこにでもいる平凡な賢者だ。
最近一緒に冒険を始めた勇者一行は低レベルにもかかわらず、無謀にも魔王に挑みにいく。
結果、予想通りの戦死。全滅。
いつもなら教会送りにされて冒険を再スタートさせるところだが、今回は状況が違った。
な
ぜかオレは、システム障害対応真っ只中の会社「ファインダーシステム社」の基盤管理部メンバー芸満(げいまん)として転生したのだった。
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元賢者がシステムエンジニア(SE)として転生し、魔王討伐より面倒な様々な事案に魔法を駆使して駆け抜ける!
気づけば平凡な賢者は、神話に登場する神と邪神とも関わりを持つことになり、超重要人物扱いに。
新感覚!混沌としたIT業界に飛び込んだ賢者の大活劇をご覧あれ!
※本作は下記HPで掲載している小説ブログをリバイスして投稿しています。
https://finder-world.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-22 12:22:01
58220文字
会話率:31%
サーバーの管理者に休みやイベントは関係ありません。
今年のクリスマスイブも、とあるサーバールームには必死に障害と格闘する技術者の姿がありました。
最終更新:2011-12-24 08:10:25
658文字
会話率:27%