私、美佐は60歳になったころ、コロナウィルスにかかってぽっくり死んだ。でも大丈夫、私、浄土真宗だから、阿弥陀様が極楽浄土を連れて行ってくださる。でも、やってきた阿弥陀様は修行が足りないから、幼女に生まれ変わって、中世ヨーロッパ風の異世界で徳
を積みなさいって言われた、困ったな―。しかも、阿弥陀様はスキル一つもくれなかった、酷すぎる……。ということで持ち前の口先だけで異世界を渡ることになった私は、何か知らないけど、いつの間にやら救世主として祭り上げられてしまった。やれやれ、ついでに異世界でも救ってやるとするかー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 19:13:18
785335文字
会話率:62%
春が来て果てしない夢を見る
閉じ込められた座敷牢の中
西日にビー玉が光っている
包帯は血に汚れ
其れは春の呼び声か
いつまでも太陽は沈まず
夕陽は地平線を漂い
夜は丑三つ時で居間のボンボン時計は止まる
此処は常世の世界なのよ
お多福のお面を
つけた
姉様が母上が家族そろって
仏間で踊っている折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 02:43:14
2796文字
会話率:0%
夢のまにまに
鬼の子が祭りに混じって、
人の子を孕ませた
半妖の鬼の子は、世間でとても嫌われて、
それでも、人を好きだと泣きながら叫んだ
世の中にある不思議は、
どこか切なさと郷愁を伴って
心のどこかの宝石箱の中に
最終更新:2021-02-24 08:06:54
523文字
会話率:0%
奈良時代から続く占い等を伝統的に受け継ぐ一族「占家(|うらないけ)」
そこの三男である17歳の少年
占・信汰(|うらない・しんた)は家族の中でも飛びぬけた才能を発揮し
次々と占を当てて人々を幸せにしている
占家では18歳を成人として認め古く
から成人した占家の者は
1人につき1人占の神様をその身に宿す事が出来る
これによりその者が真に持つ占の才を見極め発揮させる事が出来る
18歳の誕生日信汰は習わしに従い1人占家総本山の社へと入り神卸しをはじめる
「絶対に凄い神様を卸してみせる!!!」
そう心に誓い神卸しを続ける信汰の前に現れた神は何と!!!
阿弥陀くじの神様『阿弥陀様』であった
この出会いが2人の人生を大きく動かすのであった!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-20 11:41:31
3383文字
会話率:67%