「うちの蔵には、神様がいるんよ。」
眩しいくらいの夏の日、祖母が亡くなった。天涯孤独となった少女、月見天は拝み屋であった祖母の残した遺言に従い開かずの蔵で神様に出会う。だが、そこにいたのは妖物の親玉オオマガツヒモノだった。人々に禍津を運ぶ悪
しき存在であるはずのマガツヒモノと契約し人類の裏切り者≪ユダ≫となった天はマガツヒモノとユダ達が織りなす奇妙な事件に巻き込まれていくこととなる…。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 21:42:48
26528文字
会話率:26%
「一緒に小学校、いこうねえ」
そう言った幼馴染が、優香ちゃんのほかにもう一人いた気がするけど、皆はそんな子はいないと言う。だったら、たぶんそれは、私の想像上の幼馴染なんだろう、と思ってた。
村の言い伝えで、通学路にある古びた蔵にいるという
苔男。ただの作り話と思っていたけれど。開かずの蔵が開けられて、白骨が見つかった時、私の封じられた記憶は甦り……。
(カクヨムからの転載です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 02:36:09
5999文字
会話率:46%
これは、人型の妖怪が多数暮らす、近未来の話。
心を読む妖怪サトリこと、佐鳥真吾は国選弁護人を生業としていた。
ある日、殺人を犯した天邪鬼の少女を弁護することになるが、その心を読むと、無実を訴えている。
“心はウソをつかない。彼女は犯人じ
ゃない!”
サトリは、少女の濡れ衣をはらすことを誓う。
しかしこの事件、誰が見ても有罪というシロモノだった。
検事から次々と出される、不利な証拠、厳しい証人。
当の少女が喋れば、自爆とも思える証言が飛び出す始末。
“それでも……決して諦めない!”
はたしてサトリは、少女を救えるのか!?
逆転に次ぐ逆転のローファンタジー、ここに開廷!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 14:03:50
58219文字
会話率:50%