ビル警備員の黒田雄一は、夜勤明けのある日、妙な手紙を受け取る。その手紙には百万の小切手と人狼ゲームの招待が記されていた。人狼ゲームの勝者は三億円を手にすることになる。逡巡の末、雄一はゲーム参加を決める。
新宿からバスに乗り込んだ雄一は、その
時、運命共同体の十人と知り合う。
バスは一夜をかけて雪に閉ざされた山荘に着く。まさに狼の山荘、熾烈なゲームの会場だった。雄一はこの時点で、ゲームが苛烈でまさに命を賭けたゲームだとは知る由もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 17:23:19
149634文字
会話率:43%
友人の遺品を届けるためにメルサ王国にやってきた自由商人ベルダネウスとその護衛ルーラ。
ところが、その友人の実家というのはメルサ一の大富豪、しかもその当主グランディスは、ベルダネウスに自分が行うゲームに死んだ息子の代わりに参加するよう命令
する。
「滞在費は向こう持ちの上、参加報酬までくれると言うんだ。ゲームに勝つ必要はないんだし、休暇と思ってのんびりしよう」
気楽に構えるベルダネウスたちだが、そのゲームというのは彼の遺産を誰が相続するかを決めるものだった。ゲームから降りたら、その時点で全ての相続権と報酬が放棄されるというので、文句を言いつつもゲームを開始する子供達とベルダネウス。
しかもグランディスに恨みを持つ男・ゼクスが現れ、彼と子供達に復讐すると宣言、姿を消す。
ゲームに勝てば莫大な遺産が手に入る。しかしゲームから降りたり、他人に負けたら無一文で放り出される。
野望と不安の中、ゲームの関係者が一人、また一人と殺されていく。その標的は参加者だけではない。参加者の世話をするメイドや審判にも刃が向けられ、ついにはベルダネウスにも。これはゼクスの仕業か? 彼のふりをした別の誰かか?
なぜグランディスは他人であるベルダネウスを参加させたのか?
なぜこんなゲームを行うのか?
そしてゲームの勝者は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-09 17:00:00
289828文字
会話率:53%
ごくごく普通のサラリーマン・橘祐樹は、休日を利用して妹の真綾と共にスキー場を訪れていた。
穏やかに終わるはずの一日が、惨劇の始まりとなる――。
雪に閉ざされた山荘、紛れ込んだ連続殺人犯の情報、そして自身に課せられた『ミッション』。
殺人、自
衛、推理、淡い想い、そして……。
仲間内で行なった、ミステリーアドベンチャーTRPGの『高嶋篤哉』視点ノベライズ。
原案:Hetzer
2013.04.12.同人誌にて発行折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-16 19:00:00
111330文字
会話率:24%
激しい吹雪によって閉ざされた山荘内で起こる連続殺人に、閃きだけは一流のフツーの高校生、緒方崇史(おがたたかし)が挑む!
最終更新:2005-09-07 11:09:07
55523文字
会話率:38%